プロが解説 硬めのマットレス 選び方&おすすめ

  • 硬いマットレスが欲しい
  • おすすめのマットレスはどれかな?

そうお考えの方に、この記事ではベッドメーカーに勤めていた筆者が、硬めのマットレスの選び方やおすすめ商品をご紹介します。

一言で「硬め」と言っても、マットレスには様々な種類があり、自分に合った素材や仕様を見極めて選んだ方が、失敗は少ないです。

早くおすすめのマットレスを知りたい

という人は、下のボタンを押すとその場所へジャンプするのでご参考くださいね。

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この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。

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目次

マットレスの硬さはどのように調整されている?

マットレス

一般的なマットレスはいくつかの層構造をしていて、主に硬さは表層近くの詰め物によって調節されることが多いです。

スプリングコイルマットレスの構造
スプリングコイルマットレスの構造(側生地とバネの間にあるのが「詰め物」)

ただし、ウレタンマットレスやファイバーマットレスなどのノンコイル(スプリングコイルを使っていない)タイプでは、クッション素材の仕様がそのまま硬さにつながる場合もあります。

ウレタンマットレス
ウレタンマットレス(詰め物が薄い場合が多く、クッション材のウレタンフォームで硬さを調節している)

よって、硬めのマットレスを選ぶにあたっては「詰め物やクッション材がどのような仕様になっているのか?」という点に着目することで、特徴がつかみやすいのです。

硬めのマットレスのメリットとは?

蒸れや暑さを感じにくい

柔らかめのマットレスに比べて硬めのマットレスの方が、寝姿勢が深く沈み込みにくいため、蒸れや暑さを感じにくいです。

寝返りがしやすい

特に高反発系の素材を使った硬めのマットレスの場合、体の動きをサポートしてくれるため、寝返りが簡単に打てます。

寝返りは血液を滞留させて血行が悪くなることを防いだり、体温を調節する役割があり、快適な睡眠には適度且つスムーズな寝返りが必要です。

柔らかく調節できる

硬めマットレスは、もし「自分には硬すぎる」と思ったときに、マットレスの上にパッドやトッパーなどを敷くことで、寝心地を柔らかく調整しやすいです。

逆に柔らかいマットレスの場合、後から寝心地を硬くすることは困難です。

ヘタっても使い続けやすい

マットレスは基本的にクッション層よりも詰め物層の方が早くヘタるため、お好みの詰め物素材のトッパーを選ぶことにより、寝心地が復活します。

硬さ選びのポイントは?

マットレスの硬さ

マットレスは硬さ選びが最も重要と言っても過言ではありません。

すでにどんな硬さが自分に合うかわかっている人は別ですが、「なんとなく硬めが良いかな?」とお考えの方はまずは自分がどんな硬さが合いやすいか考えてみましょう。

硬さ選びのポイントは体のライン(凹凸)です。

硬いマットレスは沈み込みにくく、やわらかめのマットレスは沈み込みやすいですが、マットレスに接地する体のラインが平坦の場合は硬めが合いやすく、逆に体のラインがハッキリしている場合はやわらかめが合いやすいです。

硬さ選びのポイント
  • 硬め:体のラインが平坦
  • やわらめ:体のラインがハッキリ

硬めのマットレスはどんな人に合う?

管理人管理人

硬めのマットレスが合いやすい人の具体的な特徴をご紹介します。

男性(的な体型)

一般的に女性よりも男性の方が体のラインのメリハリがなく平坦な傾向があります。

また、欧米人に比べて日本人は平坦な体つきをしている傾向があるので、日本人一般としても硬め(やや硬めくらい)の寝心地が合いやすい傾向があります。

日本人は硬めが好き

海外ブランドが日本市場で展開する際には、海外モデルよりも少し硬めに作られることが多いです(例:コアラマットレスエマ・マットレスなど)。

これは、日本人の好みを反映させた結果なのです。

仰向き寝

仰向き寝

横向き寝に比べて仰向き寝の方が深い沈みが必要なく、硬めの寝心地の方が寝姿勢が整いやすいです。

ちなみに日本人の寝姿勢は、

  • 仰向き寝が60%以上
  • 横向き寝が30%

と言われています。

寝苦しく感じている人

寝返り

今寝ている寝具が柔らかすぎて、寝苦しく感じている人は硬めのマットレス(特に高反発マットレス)にすることで、寝返りがしやすくなるでしょう。

ストレスなく寝返りが打てることで、寝床内温度や体温調節がスムーズになり、快適な睡眠に繋がります。

硬めのマットレスはどんな人に合わない?

管理人管理人

硬めのマットレスが合わない人は、すぐ上でご紹介した特徴と真逆の人です。

体のラインがはっきりしている人(女性的な体型)

体のラインがはっきりしている女性的な体型の人は、深い沈み込みが必要なため、硬めより柔らかめの寝心地が合いやすい傾向があります。

横向き寝

同様に、仰向き寝に比べて横向き寝の方が深い沈みが必要なため、柔らかめの寝心地の方が寝姿勢が整いやすいです。

寝返りが多すぎると自覚している人

多すぎる寝返りは睡眠の妨げになり、結果として日中のパフォーマンスが落ちる原因になります。

「寝返りが多い」「寝返りによって目が覚める」という自覚症状がある人は、柔らかめマットレス(特に低反発マットレス)にすることにより、余計な寝返りが減らせるため、睡眠の質を改善できる可能性があります。

管理人管理人

以上の項目に当てはまる人は、硬めのマットレスよりも柔らかめのマットレスが合いやすい傾向があります。

【ご紹介】フランスベッドの寝姿勢測定機

どうしても自分に合う硬さがわからない!

という人に、硬さ選びの極意(裏技)的な手段をご紹介します。

それは、フランスベッドやシモンズのショールームに置いてある「寝姿勢測定機」で測定することです。※シモンズは一部店舗のみ

寝姿勢測定機
寝姿勢測定機の体験(フランスベッド赤坂ショールームにて)

寝姿勢測定機は5分ほどで測定が終わり、自分の体型に合ったマットレスの寝心地(硬め~やわらかめ)を知ることができます。

測定結果
測定結果(筆者)

特にフランスベッドは全国各地にショールームを構えているので、お近くにショールームがある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

>>>フランスベッドのショールーム情報

>>>シモンズのショールーム情報

管理人管理人

なお、筆者は男性(171cm・58kg)ですが、フランスベッドの寝姿勢測定機のテストによると「やわらかめ」の寝心地が合うと診断されました。男性にしては体のラインがハッキリしているみたいです。

つまり、必ずしも男性=硬めが合うというわけではないのです。

迷ったら「少し硬め」くらいがおすすめ

マットレスの試し寝

ひとことで「硬め」といっても、幅があります。

自分にとって、やわらかすぎても寝姿勢が崩れますし、硬すぎても圧迫感を感じます。

なお、仰向きでしか寝ない人は硬すぎる寝心地でも良いですが、横向きの姿勢でも寝る人は硬すぎるマットレスを選ぶと、調節しきれないこともあります。

よって、自分に合った寝心地がわからない人は、「少し硬め」くらいの寝心地を選ぶと失敗は少ないです。

管理人管理人

当サイトで「失敗しにくい硬さ」と評価したマットレスは以下の記事でご紹介しています。

失敗しない!硬めのマットレスの選び方

1. 芯材ごとの硬さの見極め方

マットレスには「ポケットコイルマットレス」や「ウレタンマットレス」など、使っている芯材によっていろいろな種類があります。

▼ スプリングコイルマットレスの種類
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング
▼ ノンコイルマットレスの種類
ウレタンフォームファイバーその他(ラテックス・ゲル等)
ウレタンフォームファイバーラテックス

そして、種類によって硬さを見極めるポイントが異なるので、以下では芯材ごとの硬さの見極め方をご紹介します。

スプリングコイルマットレスの場合

スプリング(高密度連続スプリング)
スプリング(高密度連続スプリング)

スプリングコイルマットレスは硬鋼線やピアノ線などの鉄線をクッション材に使用したマットレスのこと。種類は以下の3つがあります。

  • ボンネルコイル
  • ポケットコイル
  • 高密度連続スプリング

スプリングコイルマットレスの種類や特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。

この記事では「硬いスプリングコイルマットレスはどれか」ということに絞ってご紹介します。

結論から言うと、スプリングコイルマットレスの芯材ベースで考えた場合、「高密度連続スプリング」と「交互配列タイプのポケットコイル」が硬いです。

高密度連続スプリング交互配列タイプのポケットコイル
高密度にスプリング同士が連結させた構造なので、面で体を支え硬めの寝心地になりやすい。すべての芯材の中で最も耐久性が高い(権利の関係でフランスベッドしか作れない)交互に配列することでコイル同士の隙間が少なく、しっかりとした寝心地になる。独立コイルタイプなので振動が伝わりづらい点もメリット。

ただし、冒頭でご紹介した通り、コイル(スプリング)上の詰め物によって最終的な寝心地が調節されているので、詰め物の仕様もチェックしましょう。

単純に言えば、詰め物のボリュームが多いと寝心地はやわらかくなります。(詰め物で使われるのことが多いのはソフトウレタンフォームや綿が中心のため)

よって、「硬めのスプリングコイルマットレス」を探している場合、あまり詰め物のボリュームが多くなく、且つ、高密度連続スプリングか交互配列タイプのポケットコイルを選ぶと失敗しにくいです。

硬いスプリングコイルマットレスの選び方
  • 詰め物のボリュームが少なめ
  • 高密度連続スプリングor交互配列ポケットコイル

ウレタンマットレスの場合

ウレタンマットレス
ウレタンマットレス

ウレタンマットレスはウレタンフォーム(石油を発泡させた素材)をクッション材に使用したマットレスです。

ウレタンマットレスは「N(ニュートン)」という数値を見れば硬さがわかります。N数が高くなればなるほど硬くなります。

硬めが好きなら160前後以上のN数があるウレタンマットレスがおすすめです。

N数硬さの目安
40~80Nやわらかめ
90~150Nふつう
160~200N硬め
210N以上かなり硬め

ただし、「多層タイプ」のウレタンマットレスには注意が必要です。

多層タイプ
多層タイプ(この商品は3層構造)

メーカーさんの販売サイトでは基本的にひとつのウレタンフォームごとのN数を公開しています。

そして多層タイプの場合はそれぞれの層で別々の硬さ(N数)のことが多いのですが、例えば、硬め(160N以上)のウレタンフォームを搭載しているマットレスを選んだとしても、表層がやわらかめ(40~80Nくらい)のスペックの場合、寝心地としてはやわらかく感じることもあります。

また、表層がやわらかめでも、その層が薄い場合、寝姿勢の沈み込みが硬めの下層フォームに到達することで、寝心地としては「硬め」に感じることもあります。

つまり、各フォームの「厚さのバランス」も影響してくるので、多層タイプのウレタンマットレスにおける硬さの見分け方はかなり難しいのです。

よって、硬めのウレタンマットレスを失敗せずに選びたい場合、単層タイプの160N以上か、この記事の下でご紹介する当サイトで検証済みのマットレスをご参考いただくことをおすすめします。

硬いウレタンマットレスの選び方
  • 単層タイプは約160N以上
  • 多層タイプは当サイトで検証したモデルをご参考いただく

ファイバータイプの場合

ファイバー(エアファイバー)
ファイバー(エアファイバー)

ファイバーマットレスは樹脂(主にポリエチレン・ポリエステル)を網目状に固めた素材をクッション材に使用したマットレスです。

三次元状にファイバーが絡み合っているため、様々な方向から体を支えることができ、寝返りが楽にできることが特長です。

また、空洞が多い素材なので通気性が圧倒的に良く、蒸れにくいです。

ファイバーマットレスの寝心地は基本的に硬めだとお考えください。ファイバーは、素材の密度(編み方や太さ)で硬さを作るので、やわらかくしすぎてしまうと低密度になり、ヘタリやすくなってしまうからです。

つまり、ある程度の耐久性を実現するために、ある程度の硬さ(密度)が必要になるということです。

また、エアウィーヴなどの一部商品では、表面・裏面の硬さが異なり、それをひっくり返して硬さ調節ができるという仕様の商品もあります。

ファイバー系は好みがわかれやすいと思うので、硬さ調節ができる商品は失敗がしにくくおすすめです。

硬いファイバーマットレスの選び方
  • 基本的に硬め
  • 硬さ調節タイプは失敗が少ない

2. 注意!「高反発=硬い」ではない

高反発と低反発の違い

主にウレタンマットレスの話ですが、ウレタンフォームには「高反発」や「低反発」など、反発性(弾性)が異なるタイプがあります。

世間一般では「高反発は硬い」といった印象が多いと思いますが、実は反発性と硬さは無関係です。

高反発でもやわらかいマットレスもありますし、逆に低反発でも硬いマットレスもあります。

低反発高反発
画像低反発フォーム高反発(モットン)
反発弾性率15%未満50%以上
特長衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする

よって、硬さ選びにおいては、反発性は関係ありません。

反発性は、体の動きをサポートしてほしいか(高反発がおすすめ)、フィット感ある静かな寝心地が好きか(低反発がおすすめ)で決めましょう。

管理人管理人

低反発や高反発は勘違いが多いので、まとめサイトや販売ページでも注意が必要です。

メーカーのバイヤーさんなどでも「高反発は硬い」という認識を持っている人もいるほどなので、一般ユーザーの方はなおさらですよね。

特に日本では本当は高反発と呼べない反発性なのに「高反発マットレス」として販売されてしまっている商品も多く、闇が深い話なのです。

低反発・高反発の正しい特徴とおすすめ商品は以下の記事でご紹介しているので、興味がありましたらご参考くださいね。

3. おすすめのサイズは?

サイズ一覧

ストレスなく寝返りを打ちたいとお考えの方は、自分が考えるより一回り大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。

寝返りは肩幅の2~3倍程度動くと言われています。平均的な大人の肩幅はおよそ40cmなので、マットレスの横幅は120cm程度あると、快適に眠ることができるでしょう。

横幅120cmはマットレスのサイズで言うと「セミダブル」にあたります。つまり、一人で寝る場合でもシングル(横幅97cm)ではなく、セミダブル(横幅120cm)を選ぶことがおすすめです。

同じ理由で、2人で寝る場合はクイーンやキング、またはシングル2台並べなどご検討いただくと、よりゆったり眠ることができるでしょう。

4. メンテナンスのしやすさ

洗いやすいか

マットレスには汗や皮脂などの汚れが溜まりやすいです。寝床環境を清潔に保つには、定期的に掃除・洗濯しましょう。

マットレスのカバーが簡単に脱着でき、洗濯できるかなどのメンテナンス性もチェックしてみてください。

洗える中材(エアウィーヴ)
洗える中材(エアウィーヴ)

特に大量の汗をかく人は、中材が洗えるファイバーマットレスがおすすめです。(ウレタンマットレスは中材が洗えません)

ローテーションできるか

ローテーションとは、マットレスの上下・表裏の向きを定期的に変えることです。ローテーションは荷重のかかりをならし、部分的なヘタりを軽減させる効果があります。

マットレスのローテーションの方法
マットレスのローテーションの方法

しかし、すべてのマットレスがローテーション可能というわけではありません。基本的に上下のローテーションはできますが、表裏が対応していないマットレスもあります。

できるだけ長く使い続けたい人は、表裏のローテーションができる「両面仕様タイプ」のマットレスを選ぶことがおすすめです。

5. 耐久性もチェック

高密度タイプのクッション素材

基本的に素材の密度が高ければ高いほど、耐久性は増します。

特に「高密度連続スプリング」は、鋼線を高い密度でひとつなぎで作ることができ、大量のスプリングがスクラムを組むような形で耐久性が抜群に良いです。

高密度連続スプリング
高密度連続スプリング

なお、日本市場における高密度連続スプリングは、フランスベッドが製造販売ライセンスを取得しているため、フランスベッド製のマットレスのみ搭載できます。

ウレタンマットレスでは、ウレタンの密度を「D」(Density=密度)で表記している商品もあります。基本的に20~40Dの商品が多く、Dの数値が高くなればなるだけ耐久性(寿命)は長くなります。

密度耐久性(寿命)
20D前後~1年
25D前後3~5年
30D前後5~8年
40D前後8年以上
50D以上10年以上

迷ったらコレ!本当におすすめの硬めマットレス 12選

管理人管理人

100を超えるマットレスを試してきた経験を踏まえて、本当におすすめのハードタイプ(硬め)マットレスをご紹介します。実際に体験した商品が中心です。

1. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2(ハードタイプ)」

源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス(夜香ハイグレード2)」

国産なのに低価格!コスパで選ぶならコレ

広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で最も売れ筋の人気商品です。

ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用。バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。

さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みづらい「エッジハード」、裏面でも寝れる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず2万円台から買えるのは驚きです。ここまでコストパフォーマンスが優れたマットレスは見つからないと思います。

寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる点もメリットです。特に硬い寝心地が好きな人はハードタイプがおすすめ。ハードタイプは詰め物に185Nのウレタンフォームを使用しているので、しっかりと硬めな寝心地が得られます。

サイズセミシングル~ワイドダブル
※ショートサイズあり
クッション材ポケットコイルス(並行配列)
硬さソフト・レギュラー・ハード(選べる)※レギュラーで「やや硬め」くらい
価格28,800円
その他両面仕様、防ダニ、抗菌・防臭

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2. 源ベッド「夜香クラシック(国産ポケットコイルマットレス)ハードタイプ」

国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)

ホテル仕様のしっかりタイプ(ロングサイズも選べる)

一つ上でご紹介した源ベッドの「非圧縮タイプ」のポケットコイルマットレス。こちらはお届け時の梱包が非圧縮タイプなので、枠線(ワイヤー)やチップウレタンを搭載でき、よりしっかりとした仕様のため、はホテルへの引き合いも多く、高い耐久性が期待できます。

ポケットコイルは高密度の交互配列に敷き詰めたしっかりとした寝心地。ロングサイズも選べる点も貴重で、高身長の人にもおすすめです。受注生産品なので納期が長い(注文後2~3週間ほどかかる)ことがデメリットですが、待って後悔しない逸品です。

サイズセミシングル~ワイドダブル
※ショートサイズ・ロングサイズあり
クッション材ポケットコイルス(ソフト:並行配列、レギュラー・ハード:交互配列)
硬さレギュラー・ハード(選べる)※レギュラーで「やや硬め」くらい
価格39,900円
その他両面仕様、防ダニ、抗菌・防臭

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3. リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレスPREMIUM」

ソムレスタマットレス

三つ折りできて高衛生・高耐久

厚さ10cmの薄型ウレタンマットレス。高反発タイプなので、寝返りが打ちやすいです。高密度で作られているため耐久性が高いことも特長。1枚タイプにも関わらず三つ折りできるので、使わないときに畳んでおけます。

従来の3倍(240,000回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性も魅力です。カバーは抗菌活性値5.9の「制菌レベル(つまり高いレベル)」の抗菌性がある生地を使用。寝心地・衛生面とも優れた逸品です。

サイズシングル~ワイドダブル
クッション材高密度ウレタンフォーム
硬さ154N(やや硬め)
価格49,800円
その他両面仕様、高反発、高密度、抗菌防臭・防ダニ、三つ折り

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4. GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス

GOKUMINプレミアムスプリングマットレス(厚さ20cm)

1万円台で選ぶならコレ

Amazon’s Choiceに選ばれた格安タイプのポケットコイルマットレス。最大の特徴は詰め物に32Dの高密度ハードウレタンフォームを使用していること。一般的なポケットコイルマットレスの詰め物よりも高い耐久性が期待でき、ウレタンの硬さは180Nなので、かなりしっかりと硬めの寝心地が得られます。

さらに外周が強化されたエッジサポート仕様、通気性が高いメッシュ生地など、魅力的な仕様を備えつつ1万円台で買えるコストパフォーマンスの良さが魅力。『とにかく安くて硬いマットレスが欲しい』という人におすすめの逸品です。

サイズセミシングル~クイーン
クッション材ポケットコイル(並行配列)
硬さ180N(詰め物のウレタン)
価格18,808円
その他8年保証

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5. フランスベッド×インテリアオフィスワン「最高に硬いマットレス(IFM-002)」

ネルコ「フランスベッド 超硬め」

かなり硬めの寝心地

フランスベッドとベッド専門店ネルコなどを運営するインテリアオフィスワンが「普通の硬さじゃ満足できない人」に向けて共同開発した超硬めマットレス。

単に硬いだけでなく、詰め物とクッションによる柔・硬・軟のバランスが絶妙で多くの人に受け入れられやすい寝心地です。フランスベッドの高密度連続スプリングだから実現できた逸品です。

外周に2列の通気孔が設けられ、オープンコイル構造と相まって通気性が抜群。さらに両面仕様で抗菌防臭・防ダニと満足感が高い仕様も魅力です。

サイズシングル~ダブル
クッション材高密度連続スプリング
硬さ硬め
価格39,990円
その他両面仕様、防ダニ、抗菌・防臭

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6. モットン

モットン

腰対策マットレス

モットンは株式会社グリボーという日本のベンチャー企業が販売しているマットレス。高い体圧分散性と反発力が特徴で「腰対策」として開発され、販売ページの体験談を見ると腰痛もちの人から支持されているようです。

硬さが3段階から選べるので、より硬い寝心地が好きな人にも満足いただけると思います。90日間の無料お試し期間もあるので、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。

サイズシングル~ダブル
クッション材ウレタンフォーム
硬さ選べる(140N・170N・280Nのいずれか)
価格39,800円
その他両面仕様、高反発、無料お試し期間

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7. 昭和西川「ムアツ マットレス(20年ムアツ X)」

ムアツ(公式サイト)

大ヒット寝具のリニューアル

「ムアツ」は日本の老舗寝具メーカー【昭和西川】の代表寝具ブランド。凹凸加工が施されたプロファイルウレタンのパイオニアで、旧モデルの「ムアツふとん」は1971年に発売を開始し、2015年には累計販売数400万台を達成した大ヒットロングセラー商品として有名です。

ムアツふとんは2023年3月にフルリニューアルされ、商品名が「ムアツ マットレス」として生まれ変わりました。ムアツマットレスにはいくつか種類がありますが、特におすすめなのが「20年ムアツ X」というモデルです。

20年ムアツ Xはムアツブランドが持つ大きな特徴「耐久性・反発力・通気性・衛生加工」を存分に味わえます。価格はやや高めですが、薄型の三つ折りマットレスというジャンルにおいては、選んで間違いない逸品と言える仕上がりです。

硬さがレギュラーとハードがあり、より硬めの寝心地が好きな人はハードがおすすめです。

サイズシングル~ダブル
クッション材ウレタンフォーム
硬さレギュラー、ハード
※レギュラーで「やや硬め」
価格143,000円
その他高反発、抗菌防臭(ポリジン加工)・防ダニ、三つ折り

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8. シモンズ「ビューティレストセレクション ゴールデンバリュー」

ビューティレストセレクション ゴールデンバリュー

耐久性が高いポケットコイル

「シモンズ永遠のスタンダードモデル」と言われるのがゴールデンバリューです。シモンズと言えばポケットコイルマットレスですが、シモンズのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用しているので耐久性が高いことが特長。

こちらの「ビューティーレストセレクション」というシリーズは、シモンズのスタンダードシリーズ「ビューティーレストプレミアム」と比べて、詰め物の量などを減らしているため、リーズナブルな価格設定が特長。ふんわりとした感触が少ないため、より硬めの寝心地に感じます。

サイズシングル~キング
クッション材高品質ポケットコイル
硬さやや硬め
価格120,000円前後~
その他両面仕様、超硬鋼線

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9. 日本ベッド「シルキーポケット」

シルキーポケット

バネに直接寝れる高品質

日本ベッドはコイルの仕立ての良さに評判があります。このシルキーポケットは日本ベッドの基幹ブランド。とろけるような寝心地で「バネに直接眠れるマットレス」というコンセプトで生まれました。

日本のもの作りの精神が具現化されたマットレスで、有名ホテルへの納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。硬さは3段階から選べるので、硬めの寝心地が好きな人はハードモデルがおすすめです。

サイズシングル~キング
クッション材高密度ポケットコイル(交互配列)
硬さソフト・レギュラー・ハード(選べる)※レギュラーで「やや硬め」くらい
価格170,000円前後~
その他両面仕様、超高密度

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10. エアウィーヴ「S03」

S03

寝心地が調節できる

エアファイバー(3次元構造体ポリエチレンファイバー)をクッション材に採用したエアウィーヴのミドルレンジモデル。表と裏で寝心地が異なるエアファイバーを搭載し、3分割になっているので、体の部位ごとに寝心地を柔らかくしたり硬くしたりできます。

エアウィーヴのマットレスは一般的なマットレスに比べてやや硬めの寝心地なので、微調整できるという点は大きなメリットでしょう。中材は丸洗い可能です。

サイズシングル~キング
クッション材エアファイバー
価格176,000円
その他両面仕様、高反発、丸洗い可能

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11. テンピュール「テンピュール プロ プラス」

テンピュール プロ プラス

フィット感がある静かな寝心地

NASAも認めたテンピュールのベッドマットレスの中で、最も硬い寝心地のコレクション。テンピュール素材はメモリーフォーム(低反発素材)で、衝撃吸収性が高いことが特長。静かな寝心地で「寝返り回数を減らすことで睡眠の質をあげる」というコンセプトで作られています。

硬さが4種類から選べ、硬い寝心地好きなら「かため」がおすすめです。

サイズシングル~クイーン
※クイーンは受注生産
クッション材高密度ウレタンフォーム
硬さやわらかめ、ふつう、ややかため、かため
価格264,000円
その他10年保証、低反発

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12. neruco「イタリア製 高反発マットレス VA’LORE」

イタリア製 高反発マットレス VA'LORE

ダブルサイズなら左右で硬さを変えられる(カップルにおすすめ)

高品質なイタリア製マットレス。硬さが異なる3つ(SOFT・MEDIUM・FIRM)のウレタンフォームによって硬さ調節が可能な貴重な商品です。さらにダブルサイズのみ左右別々の硬さ調節ができるので、二人で寝るときにそれぞれお好みの硬さにすることができます。

使われているウレタンフォームは世界的に有名なイタリア高級マットレスブランドと同じ工場で作られていて、さらに世界最高水準の安全性の証「エコテックス®」を認証した安心な素材を使用。この品質で3万円台から買えるコストパフォーマンスの良さが魅力です。

サイズシングル~ダブル
クッション材ウレタンフォーム
硬さ106N/135N/193N(調節可能)
価格38,000円
その他10年保証

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いかがでしたでしょうか。

寝心地が硬めのマットレスの選び方・おすすめ商品をご紹介しました。

「硬めの寝心地が自分に合う」と分かっている人は別ですが、マットレスは購入する頻度が少ないので、自分にぴったりの寝心地を知っている人は少数だと思います。

ショールームに行って試し寝することもおすすめですが、試し寝して選んだ商品を実際に家で使ってみたら「なんか違った」ということも結構よく聞く話です。なぜなら、人の体圧分布はちょっとしたことで変わったり、そもそもショールームと家での就寝環境が異なるからです。

本当に自分は硬めのマットレスが合うだろうか?」と不安をお持ちの方は、無料お試し期間がある商品で一度試してみることもおすすめです。硬めのマットレスであればモットンテンピュールなどが実施しています。(記事公開時点の情報なので、実施しているかどうかは必ず販売ページでご確認ください)

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。