
「おしゃれ」だけではない、北欧風ベッドの選び方
北欧風のベッドは、木のあたたかみとシンプルなデザインが魅力です。ナチュラルな雰囲気があり、寝室を明るく、やさしい印象に見せやすいです。
しかし、木目調でシンプルなら何でも良いわけではありません。素材感や色味、角の丸み、ヘッドボードの形によって、見え方は大きく変わります。
また、ベッドは毎日体を預ける家具です。見た目だけで選ぶと、きしみ・揺れ・収納不足・マットレスとの相性で後悔することもあります。
この記事では、ベッド業界歴15年以上の私が、北欧風ベッドの特徴と、ベッドとして失敗しにくい選び方をご紹介します。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら目次
北欧風のベッドの特徴

北欧風に見せやすいのは、天然木や木目の質感があるベッドです。パイン、タモ、オーク、ひのきなど、木の表情が見える素材は相性が良いです。
色は薄めの方がなじみやすいでしょう。ナチュラル、ライトグレー、ホワイト系は、白い壁や淡い色の寝具とも合わせやすいです。
デザインはシンプルなものがおすすめです。ヘッドレス、フラットなヘッドボード、細めの脚付きなどは、北欧風のすっきりした雰囲気を作りやすいです。
ベッドは四角いパーツが多い家具ですが、肌が触れやすい場所は角の処理も大切です。しっかり面取りされ、やや丸みがあるデザインの方が北欧らしいあたたかみやほっこり感につながります。
北欧風ベッドは見た目だけで選ぶと失敗しやすい
ベッドは、毎日長時間体を預ける家具です。『なんとなくおしゃれだから』という理由だけで選ぶと、使い始めてから不満が出ることがあります。
特に注意したいのは、耐久性・素材感・収納の有無・マットレスとの相性・サイズです。おしゃれさのみを追求するのではなく、ベッドとして毎日使いやすいかまで確認しましょう。
しっかり使える「耐久性」があるか

まず確認したいのは、しっかりした作りかどうかです。構造が弱いベッドは、揺れやきしみの原因になりやすく、落ち着いて眠りにくくなります。
ひとつの目安は耐荷重です。耐荷重の目安が高い商品を選ぶと、安心して使いやすいです。
特にダブルサイズ以上や、厚く重いマットレスを乗せる場合は注意が必要です。デザインの軽さと、フレームの強さは分けて考えましょう。
木の種類による「素材感」の違い

インテリア性を重視するなら、ベッドフレームの素材感も大切です。同じ天然木でも、木の種類によって特徴は変わります。
北欧風ベッドで使われることが多い代表的な木材は、パイン・ひのき・タモ・オークです。
| 素材 | パイン | ひのき | タモ | オーク |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 耐久性 | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
| 美しさ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
| 香りの良さ | 〇 | ◎ | △ | △ |
| 重量 | 軽 | 軽 | 中 | 重 |
| 価格 | 低 | 中 | 中 | 高 |
| 経年変化 | 艶っぽい黄色 | 飴色 | 濃い褐色 | 落ち着いた褐色 |
また、塗装の有無によっても印象は変わります。木の質感を楽しみたい人は、木材の種類だけでなく、仕上げも確認しましょう。
「収納機能の有無」を検討する
| 収納付きベッド | 収納なしベッド(すのこベッド) |
|---|---|
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北欧風のベッドは、シンプルなすのこベッドや脚付きベッドが中心ですが、部屋に収納が少ない場合は、収納付きベッドも候補になります。ベッド下を収納スペースとして使えると、部屋をすっきり保ちやすいです。
ただし、収納付きベッドは、いわゆる「北欧らしいデザイン性(シンプルで軽やか)」とは少し異なります。それでも、フレームや布団カバーなどの色・柄を工夫すれば、北欧らしい雰囲気は作れます。
本当は「マットレス」の方が大事

ベッドフレームよりもマットレスの方が睡眠への影響は大きいです。よって、ベッドフレームよりマットレスに予算をかける方がおすすめです。
ちなみに、マットレスに「北欧風」はありません。基本的にはシーツで覆って使うため、マットレス自体のデザインはインテリアにほとんど関係しないからです。北欧風に見せたい場合はシーツや枕カバーなどで雰囲気を作りましょう。
マットレスの選び方とおすすめは、以下の記事で詳しくご紹介しています。
サイズは「できるだけ大きめ」がおすすめ

ベッドは広い方が快適に眠りやすいです。寝返りがしやすく、睡眠中の動きも妨げにくいからです。
人は睡眠中、寝返りなどで肩幅の2.5〜3倍ほど動くと言われます。そのため、一人で使う場合でも、理想はセミダブル(幅120cm)以上です。
| シングル | セミダブル(おすすめ) |
|---|---|
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もちろん、部屋の広さには限りがあります。ただし、一般的な体型の人がセミシングル(幅80cm)などを選ぶと、窮屈に感じやすいです。迷ったら大きめを選ぶことが、睡眠面ではおすすめです。
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おすすめの北欧風ベッド 4選(おしゃれ・しっかりタイプ)
1. ネルコンシェルジュ neruco「北欧風シンプルすのこベッド Banon」
安くても安定感がある
ベッド専門ショップ「ネルコンシェルジュ (neruco)」のオリジナルすのこベッド。耐荷重350kgのしっかりした構造が特徴で、きしみや揺れの心配が少なく、安心して寝られます。
シンプルな見た目でどんな部屋にも合わせやすく、4段階の高さ調節ができるので使い勝手も抜群です。
さらに、ショート丈・ロング丈も選べるなどサイズバリエーションが豊富なことも魅力。コストパフォーマンスに優れた逸品です。
| メーカー | ネルコンシェルジュ (neruco) |
|---|---|
| サイズ | セミシングル~キング (ロング・ショート丈あり) |
| 主な素材 | 天然木パイン |
| 価格 (Sサイズ) |
16,990円 |
| おすすめマットレス | neruco「バリューポケットコイル」※セットで選べる |
2. 源ベッド「国産 ひのきすのこベッド tcb234」

国産檜を贅沢に使用
国産ベッドメーカー「源(みなもと)ベッド」のすのこベッド。国産ひのき材を贅沢に使用し、かつ、国内生産品にもかかわらず4万円台で買えるコストパフォーマンスの良さが魅力の商品です。
ヘッドボード(棚・コンセント付き)は完成品なので、ヘッドボード付きのベッドフレームの中では組み立てが簡単なタイプです。
また、源ベッドと言えばマットレスが素晴らしく、セットで選べる「咲夜レアルマットレス」は当サイトでイチオシのマットレスです。
| メーカー | 源ベッド |
|---|---|
| サイズ | シングル~ダブル |
| 主な素材 | 天然木ひのき |
| 価格 (Sサイズ) |
45,990円 |
| おすすめマットレス | 咲夜レアルマットレス ※セットで選べる |
レビュー記事はこちら
3. コアラスリープ「ミライカスタムベッドフレーム」

120日のお試し期間付き
コアラマットレスで有名なオーストラリアの寝具メーカー「コアラスリープ」のオリジナルベッドフレーム。豊かな風合いの天然木パイン材を贅沢に使用し、丸みがあるやさしいデザインなので、小さいお子様がいる家庭でも選びやすいです。
3段階の高さ調節機能があるので、ライフステージの変化にも対応しやすく、ベッドフレームには珍しい120日のお試し期間付きで安心して購入できることもポイントです。
| メーカー | コアラスリープ |
|---|---|
| サイズ | シングル~キング |
| 主な素材 | 天然木パイン |
| 価格 (Sサイズ) |
49,900円 |
| おすすめマットレス | (セットなし)咲夜レアルマットレス ※他メーカーなので単品購入 |
4. RASIK(ラシク)「天然木すのこベッド Reoak リオーク」

本格素材なのに低価格
天然木オーク材を使用したすのこベッドです。美しい木目が特徴のオークは、高級家具にも採用される素材ですが、シングルサイズで3万円台で買える低価格さが魅力です。
さらに、頑丈な設計、棚コンセント付きヘッドボード、組み立ての簡単さなど、ベッドに欲しい機能がしっかりと備わっています。総合的にバランスが良く、コストパフォーマンスが高い逸品です。
| メーカー | RASIK(ラシク) |
|---|---|
| サイズ | シングル~クイーン |
| 主な素材 | 天然木オーク(突板) |
| 価格 (Sサイズ) |
34,980円 |
| おすすめマットレス | 2層ポケットコイル(Ni-Sou ニソウ)※セットで選べる |
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まとめ

以上、北欧風ベッドの選び方をご紹介しました。
北欧風ベッドを選ぶなら、天然木や木目の質感、明るめの色、シンプルなデザインに注目しましょう。角に丸みがあるものは、やさしい雰囲気も出しやすいです。
ただし、見た目だけで選ぶのはおすすめしません。ベッドは毎日使う家具なので、耐久性・素材感・収納の有無・サイズまで確認することが大切です。
特に睡眠の快適さを考えると、ベッドフレームよりマットレスの影響が大きいです。北欧風の雰囲気は、フレームやシーツ、枕カバーで作ると良いでしょう。
迷ったら、部屋に置ける範囲で大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。見た目と使いやすさの両方を考えると、長く満足しやすいベッドを選べます。











