【体験レビュー】源ベッド「国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)」を徹底解説

少し硬めで仰向き寝に最適

この記事では源ベッドのオリジナルマットレス「国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)」についてご紹介します。

なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきましたが、PR(宣伝)を目的とした記事ではありません。

実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。

当サイトでは体験レビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を撮影・体験しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。

この記事を書いた人

管理人椚大輔(株式会社悠デザイン代表)。ベッドメーカーに7年ほど勤めた後、当サイトを運営。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューした商品は100を超える。ベッド・マットレスの専門家としてビジネス誌「プレジデント」や「gooランキング(NTTグループ)」などの記事監修・情報提供も行う。

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目次

国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)の基本情報

国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)

源ベッドの「国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)」のサイズや価格等の情報は以下の通りです。

サイズセミシングル~クイーン
(ショートサイズ・ロングサイズあり)
クッション材ポケットコイル
カラーホワイト
価格(Sサイズ)37,900円
保証期間1年(公式サイトのみ3年)

源ベッド公式で見る

源ベッドの特徴や販売されているマットレスのラインアップなどは以下の記事で詳しくご紹介しています。

【まず結論】このマットレスの評価は?

マットレスの使用感

当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。

  • 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
  • 寝返りのしやすさは?
  • 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
  • クッション材の品質はどうか?
  • 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
  • バネあたりや底付きがないか?
  • 価格相応の寝心地と言えるか?

始めに結論からお伝えすると、体験を通じ本商品を以下のように評価させていただきました。

▼ 国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)の評価
総合評価3.70
仰向き寝4.5
横向き寝2.5
端の沈み込み4.5
通気性3.5
寝返り3.0
底付きのなさ4.5
バネ当たりのなさ4.0
耐久性4.0
衛生面4.0
取り扱いやすさ2.0
価格3.46

※目安は「3.50」以上が高評価です。

>>>点数の付け方について

以下より、その理由を詳しくご紹介します。

本商品の特徴・メリット

国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)

本商品は広島県にあるベッドメーカー「源(みなもと)ベッド」が製造・販売するオリジナルポケットコイルマットレスです。※運営会社は株式会社チヨダコーポレーション

国産品なのに、3万円台から買える低価格さと、作りの良さが特徴です。

なお、3万円台程度で買える低価格帯のマットレスは圧縮梱包で届く商品が多いのですが、本商品は伝統的な非圧縮タイプとなっています。

左:圧縮タイプ、右:非圧縮タイプ(本商品)
左:圧縮タイプ、右:非圧縮タイプ(本商品)

圧縮タイプ(左)であっても開梱後はしっかりと復元されるので、使用感にはまったく問題はないのですが、どことなく不安を感じている人は、非圧縮タイプ(右)のほうが安心して購入できるかと思います。

以下より、本商品の特徴を詳しくご紹介します。

1. 高品質な「ポケットコイル」

ポケットコイル

本商品はクッション材にポケットコイルを使用した「ポケットコイルマットレス」です。

ポケットコイルとは、コイルをひとつひとつ不織布で包んでいるコイルのことです。

バネとポケットコイル(イメージ)
バネとポケットコイル(イメージ)

ひとつひとつのコイルが独立した動きができるため、振動が伝わりづらいことや、体のラインに細かくフィットすることで寝姿勢が整いやすく、高い体圧分散性を実現できるというメリットがあります。

「静かな寝心地」と評され、特に日本人はポケットコイルの寝心地が好きだと言われています。

そして、商品によってポケットコイルの線種や密度(いくつコイルを使っているか)、配列(並行か交互か)、線径(バネの太さ)などの違いがあり、それらが寝心地を作る特徴となります。

本商品で使っているポケットコイルの仕様は以下の通りです。

▼ 本商品の仕様
線種SWRH 82 B C種
密度616個 ※Sサイズ/レギュラー・ハード
配列ソフト:並行配列
レギュラー・ハード:交互配列
線径レギュラー・ソフト:1.9mm
ハード:2.1mm

国内最高クラスのバネ

バネ

ポケットコイルで使われているバネは硬鋼線(こうこうせん)と呼ばれる素材で作られ、その品質はメーカーや商品によって差があります。

1~3万円クラスのマットレスには「SWRH 72 B C」あたりの線種が使われることが多いのですが、本商品ではJIS基準最高クラスの硬鋼線「SWRH 82 B C種」という線種を採用。

線種が意味するもの
線種が意味するもの

例えば上記のような「SWRH 72 B C」という表示は以下の通り解釈します。

表示例意味
SWRHマットレスのコイルは基本的に硬鋼線(SWRH)を使用
72(反発性)数値が高くなればなるほど反発力が高い
B(耐久性)マンガン含有量(AよりもBが多く、耐久性がある)
C(強度)A<B<Cの順で強度が高い

ちなみに、2017年に品質表示表の改正があり、線種などの表示義務はなくなりました。これは「バネの品質は実際の寝心地や耐久性を知るうえでそこまで重要な情報ではない」ということが示されたと言えます。

ただし、バネそのものが高品質であればそれだけ長持ちしやすいですし、シモンズやサータ等の有名メーカーもコイルの品質には相当こだわりをもっているので、依然としてマットレスを選ぶ上で気に留めておくべきポイントとも考えられます。

そうした意味で3万円台から買える格安マットレスなのに日本最高クラスの硬鋼線を使用しているというのはメリットのひとつと言えるでしょう。

高密度タイプ

高密度のポケットコイル

マットレスは実現したい寝心地によってこれらの仕様を決めるので、一概に「この仕様が優れている!」とは言いにくいのですが、ポケットコイルの密度に関しては最低でもSサイズあたり400個以上はあった方が耐久面としてはおすすめです。

なぜかというと、密度が低すぎる場合、コイルひとつあたりに荷重が集中するためヘタリやすくなるからです。

なお、ポケットコイルマットレスはSサイズあたり465個程度の密度のことが多いですが、本商品はSサイズあたり616個※レギュラー・ハードタイプという一般的な商品よりも高密度で作られています。

なお、ポケットコイルは高密度で作れば作るほど寝心地は硬く・体へのあたりは滑らかに、そして静かになる傾向があります。

配列の特徴は?

交互配列

ポケットコイルマットレスの配列は「並行配列」か「交互配列(「千鳥配列」とも言います)」のどちらかです。

配列の違いもそのマットレスがどのような寝心地を目指しているか?で決められます。

並行配列と交互配列

並行配列はコイルを並行に配列する構造で、特徴としてはコイル一つ一つの動きが出て、反発力を感じやすく、要するに寝返りのサポート性に優れるというメリットがあります。

一方、交互配列は、コイルを交互に配列する構造で、特徴としては高密度(超高密度)に作りやすく、結果的にジェル的なぴたっとした静かな寝心地になります。より振動が伝わりづらいこともメリットです。

並行配列交互配列(千鳥配列)
並行配列交互配列
  • コイルの動きが出やすい
  • 寝返りサポート性がある
  • 柔らかめの寝心地
  • 振動が伝わりづらい
  • フィット感が高い
  • 硬めの寝心地

本商品は以下の通り硬さによって配列を変えています。

  • ソフト:並行配列
  • レギュラー・ハード:交互配列

つまり、ソフトでは柔らかめの寝心地を作るために並行配列にし、レギュラー・ハードでは硬めの寝心地を作るために交互配列にしているということです。

硬さが選べる(線径1.9~2.1mm)

スプリングの線径

本商品は寝心地を「ソフト・レギュラー・ハード」の3つから選ぶことができます。

寝心地は以下の通り「線径(バネの太さ)」と、すぐ上でご紹介した「配列(並行か交互か)」で変えています。

ソフトレギュラーハード
線径1.9mm2.1mm
配列並行交互

線径は、太ければ太いだけ反発力が高まり、しっかりとした寝心地になります。逆に細ければ細いほど荷重に対してしなやかに反応するという特徴があります。

つまり、線径は太い・細いで良し悪しが分かれるものではありません。

2. 長持ちしやすい「両面仕様」

両面仕様

本商品は表面・裏面が同じつくりをしていて、どちらでも寝れる「両面仕様」となっています。

両面仕様は裏面でも寝れるため、上下に加えて表裏もローテーションできることがメリット。

マットレスのローテーションの方法
マットレスのローテーションの方法

ローテーションとは、マットレスの上下や表裏を定期的に回転さてマットレスの寝心地を長持ちさせる技でホテルなどの宿泊施設でも行われているポピュラーなメンテナンス方法です。

ホテルのマットレスのローテーション
ホテルのマットレスローテーション表示

ちなみに、1~3万円ほどで買える低価格マットレスは表面しか寝れない(裏面に詰め物が施されていない)「片面仕様」のことが多いです。

片面仕様のマットレス(裏面)
片面仕様のマットレス(裏面)

一方、本商品は格安価格でありながら、裏面にも詰め物をしっかりと施しているため、ローテーションにより寝心地が長持ちしやすいです。

3. 「抗菌綿入り」で衛生面◎

機能綿

本商品の詰め物にある綿(ワタ)には、マイティトップⅡ(帝人)使用しています。

マイティトップⅡは、抗菌防臭と防ダニ加工が施された機能綿です。

体に近い場所に抗菌綿があることで、清潔な環境を維持しやすいと言えるでしょう。

なお、抗菌防臭とは主に動物や人間の皮脂や髪の毛なのどに存在する「黄色ブトウ球菌」の繁殖を抑える効果のことです。黄色ブドウ球菌は食中毒を引き起こす代表的な菌のひとつとして知られています。

そして、本商品の防ダニ加工は忌避性。つまりダニがマットレスに近づくことを回避する加工のことです。

4. 「ロングサイズ」が選べる

意外と見逃しがちなのですが、ロングサイズが選べることが貴重なメリットです。

ロングサイズとは縦幅が長いサイズのことで、本商品のロングサイズの縦幅は211cmです。

通常のマットレスの縦幅は195cmほどで、この長さは身長180cm程度までの人なら快適に眠れるのですが、それ以上の高身長の人の場合、マットレスから脚がはみ出してしまうことも。

つまり、身長180cm以上の人は、通常丈ではなくロングサイズ(ロング丈)のマットレスを選んだ方が快適に眠れるでしょう。

なお、一般的に流通されているマットレスはロングサイズの取扱いがかなり少なく、選択肢も高級メーカー製などに限られてしまいます。

本商品はロングサイズのマットレスの中で比較すると、かなりコストパフォーマンスが優れているので、高身長の方にはぜひおすすめしたいです。

本商品のデメリット

1. 納期が遅い

受注生産&大型配送品のため、お届け時まで1~2週間ほどかかるのは少し不便と感じます。

また、大型配送便でしかお届けできないため、時間指定ができません。

2. 搬入しづらい

そのままのマットレスの大きさのまま梱包して届く「非圧縮タイプ」のため、ざっくり言えばマットレスの大きさ=お届け時のサイズとなります。

マットレスは長辺で2メートルほどにもなるため、搬入経路が狭い人はご注意ください。

3. 価格が少し高い

本商品は国産で3万円台から買えるマットレスとしては、品質面・寝心地面とも優れ、コストパフォーマンスは高いと考えます。

しかし、非圧縮タイプであるがゆえに、運送費や保管費など、マットレス本体以外に余計なコストがかかりやく、そうしたコストが商品の本体価格(定価)に転嫁されているという点はデメリットと言えるでしょう。

上記デメリットが気になる人におすすめの商品

「国産でもっと低価格が良い」という人は同じく源ベッドで圧縮梱包タイプの商品(国産ポケットコイルマットレス ハイグレードタイプ)がおすすめです。

源ベッド

このマットレスを見る

こちらの商品は「本商品(非圧縮タイプ)を圧縮梱包にした低価格タイプ」という位置づけです。同等の品質のポケットコイルを使い、両面仕様で2万円前半から買える国産品なのに格安価格が魅力です。

ただし、圧縮タイプのため外枠にワイヤーがなく、端部分の沈み込みにくさはやや劣ります。また、並行配列・チップウレタンなしの構造のため、寝心地はややソフトめになります(それでも一般的なマットレスに比べると「やや硬め」レベルです)。

また、圧縮梱包の方がお届け時の梱包サイズが小さいため、通路や廊下などの搬入経路が狭い人にもおすすめです。

左:圧縮タイプ(国産ポケットコイル ハイグレードタイプ)、右:非圧縮タイプ
左:圧縮タイプ(国産ポケットコイル ハイグレードタイプ)

実際の使用感などは以下の記事で詳しくご紹介しています。

【体験レビュー】源ベッド「国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)」を実際に試してみた

マットレスの設置イメージ

管理人管理人

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。

開梱・設置

こちらはシングルです。なお、硬さは「レギュラー」を取り寄せました。

梱包状態

マットレス本体をシートで包んだシンプルな梱包です。

開け方は簡単。まず外側のシートをハサミなどで切っていきます。

外側のシートをはがします。マットレスの四隅は傷つかないように厚紙で保護されていました。

内側のビニールを取って開梱完了です。

わざわざ説明するまでもないほどシンプルな梱包です。

外観

圧縮タイプとは違い、開封直後から(当たり前ですが)完全なボリューム感があります。

表面の生地はポリエステル45%・アクリル55%を使用。ガーゼのようなサラサラとした触り心地です。

生地の触り心地

マットレス自体は十分な厚みがあります。

マットレスの厚さ

厚さは公表値は23cmでしたが、24cmくらいあります。

厚さの計測

これはマットレスの中では厚みがあるタイプと言えます。厚みがあるマットレスはその厚さだけで底付きを感じにくいというメリットがあります。

本商品は表・裏どちらでも寝れる「両面仕様」です。

マットレス裏面(表面と同じ)
マットレス裏面(表面と同じ)

内部構造

内部構造をチェックするために、一部解体してみます。

マットレスを裁断

ポケットコイルの上に詰め物が施されています。

マットレスの中身

上から、

  • ガーゼ生地
  • 抗菌防臭・防ダニわた
  • ウレタン 15mm
  • 不織布
  • ウレタン 7mm
  • チップウレタン 10mm
  • 不織布
  • ポケットコイル(ここが真ん中
  • 不織布
  • チップウレタン 10mm
  • ウレタン 7mm
  • 不織布
  • ウレタン 15mm
  • 抗菌防臭・防ダニわた
  • ガーゼ生地

という15層構造をしています。

詰め物の断面

約6cmほどの適度なボリューム感の詰め物層があるため、寝てもバネあたりを感じることはありませんでした。

詰め物のボリューム感の計測

生地の真下にある綿です。ふんわりとやわらかい感触が気持ち良いです。

機能綿

この綿は抗菌防臭防ダニ加工が施されています。

更に下には2層のウレタンフォームがあります。

2層のウレタンフォーム

ウレタンフォームの層を細かく分けることで、通気性を高める工夫がなされています。

なお、ウレタンフォームの反発性はふつう程度です。

ウレタンフォームの反発性

さらにその下にはチップウレタンが入っています。

チップウレタン

チップウレタンは、いろいろな生産工程で発生するウレタンフォームの端材を接着剤を入れて押し固めた素材で、一般的なウレタンフォームに比べてヘタリに強いことが特徴。

この商品で使われているチップウレタンは硬めに出来ているので、寝た感触も硬く感じます。

ポケットコイルの高さは145mmほどでした。

ポケットコイルの高さ計測

コイル高145mmは一般的なポケットコイルマットレスと同じくらいです。

なお、コイルは高さがあるほど、クッション性が高くなる傾向があります。

【詳細解説】このマットレスの評価について

マットレスのイメージ

この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。

▼ 国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)の評価
総合評価3.70
仰向き寝4.5
横向き寝2.5
端の沈み込み4.5
通気性3.5
寝返り3.0
底付きのなさ4.5
バネ当たりのなさ4.0
耐久性4.0
衛生面4.0
取り扱いやすさ2.0
価格3.46

※目安は「3.50」以上が高評価です。

ざっくりと使用感の雰囲気を知りたい方は以下の動画をご覧ください(音は出ません)。

では、以下より特徴を詳しくご紹介します。

1. 仰向き寝は?(底付き・バネあたりもチェック)

仰向き寝

ココをチェック

仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。

なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。

体験している硬さは「レギュラータイプ」ですが、かなりしっかりとした寝心地だと感じました。

とはいえ硬すぎるわけではなく、体のラインがまっすぐなり、それをクッションがふんわりと支えてくれるといった感じです。

違和感がある沈み込みやバネ当たりもなく、仰向き寝においての寝心地は抜群です。

臀部のバネ当たりは感じられない
臀部のバネ当たりは感じられない

適度な体圧分散もあり、しっかりと荷重を受け止めてくれている印象です。

2. 横向き寝は?(底付き・バネあたりもチェック)

横向き寝

ココをチェック

横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。

つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような寝姿勢保持性能もポイントです。

横向き寝においては、肩部分や臀部の沈み込みがクッション層付近まで到達し、チップウレタンや交互配列のしっかりめのポケットコイルのためか、少しだけ圧迫感を感じました。

横向き寝をベースとする人には不向きかもしれません。

ただ、厚手のシーツやベッドパッドなどを使えば、体圧分散性や沈み込み具合は後からお好みに調節可能です。

詰め物がしっかりと施されているのでバネ当たりは感じることはありませんでした。底付き感もありませんでした

肩部分のバネ当たりは感じられない
肩部分のバネ当たりは感じられない

3. 寝返りのしやすさは?

寝返り

ココをチェック

クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。

寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。

反発性が高い詰め物を使っているわけではないので特別寝返りがしやすいというわけではありませんが、沈み込み過ぎない硬さのため、寝返りのストレスは感じなかったです。

横方向のキルティングも寝返りを妨げにくいです。

4. 端の沈み込みは?

端の沈み込み

ココをチェック

一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。

なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。

マットレスの外周にワイヤーがある構造のため、端部分が沈み込みにくい構造になっています。

外周にワイヤーがある構造
外周にワイヤーがある構造

端部分ギリギリで寝てもほとんど寝心地が変わらず、マットレス全面を贅沢に使えます

ワイヤー入りのため沈み込みづらい端部分
ワイヤー入りのため沈み込みづらい端部分

5. 通気性は?

生地アップ

ココをチェック

睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。

なお、スプリングコイルならポケットコイルよりもオープンコイル(ボンネル・高密連続スプリング)の方が通気性が優れていると言われますが、実用上そこまで変わりません。

生地はポリエステル+アクリルを使ったガーゼ風の仕上がりで、さらさらとしています。特別通気性が良いわけでなないですが、寝ていて特に蒸れなどは感じませんでした。

また本商品は、マットレス側面にベンチレーターという通気孔を設けています。

ベンチレーター
ベンチレーター

ベンチレーター(通気孔)があることで、マットレス内部に溜まった湿気を放出しやすいというメリットがあります。

6. 耐久性は?

耐久性(マットレスを手で押す)

ココをチェック

保証期間や耐久試験をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。

本商品は、JIS基準の耐久テスト(8万回の押圧試験)に合格しています。

両面仕様+高品質スプリングということを考えれば8~10年程度は問題なく使えるのではないかと想定しています。

なお、保証期間は1年(公式サイトでの購入は3年)です。

7. 衛生面は?

ココをチェック

抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。

本商品の詰め物には抗菌防臭・防カビ加工が施された綿(帝人製のマイティトップⅡ)が使用されています。

なお、マイティトップⅡは他の商品でも使われることが多い素材で、(相対的に)ものすごく抗菌レベルが高いものとは言えないないのですが、未加工の商品に比べれば衛生面は優れていると言えるでしょう。

8. 取り扱いやすさは?

ベッドカバーを設置

ココをチェック

持ち運びしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。

特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。

本商品の重量は非公開ですが、筆者(30代・男性)の力では「重たいながらなんとか持ち運びは可能」なレベルです。

お届け時は、非圧縮のまま(つまり、そのままの大きさのまま)なので、搬入経路に不安がある人にはおすすめできません。

捨てやすさについては、スプリングコイルを使用しているため、基本的には粗大ゴミとなるため、捨てにくいと言えます。

厚さは23cmほどなので市販のボックスシーツでも使いやすいでしょう。

9. 価格は?

マットレスの設置イメージ

ココをチェック

絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントです。

本商品の定価はシングルサイズで37,900円です。

国産・3万円台・本格仕様(高品質ポケットコイルの両面仕様)などを考えるとコストパフォーマンスは悪くありませんが、とにかく低価格で探しているという人にとっては、価格が高く感じてしまうかもしれません。

また、価格を高めている主な原因は、非圧縮タイプならではの保管費・運送費のため、なんとなく「マットレス本体以外に余計なお金を支払うのはもったいない」と感じてしまう人もいるかもしれませんね。

実際に使ってみてよかったところ

しっかりした寝心地

良い意味でかなりしっかりしたマットレスでした。やや硬めの寝心地は特に仰向き寝においてはピカイチです。

また、端部分が沈み込みづらくマットレス全面を贅沢に使うことができるので、ワンサイズ上の寝心地を実感できるとも言えるでしょう。

現在、源ベッドの中では、圧縮タイプに売上No1を譲ってしまった本商品ですが、未だに販売実績自体はトップを誇り、ホテルでのまとめ買いなどで多くの注文があるそうです。価格は少し高くなるのですが、安心感をもって選びたい人にも自信を持っておすすめできる逸品だと思いました。

実際に使ってみて気になったところ

横向き寝にはやや合いづらいかも

すでにこの記事の上での触れましたが、横向き寝の検証中に沈み込みが深くなる肩や臀部にやや圧迫感を感じました。※検証モデルの硬さは「レギュラータイプ」です

これは、

  • 硬めの寝心地を作る交互配列
  • 詰め物のソフトウレタンフォームのボリューム感が少なめ

という点に起因されるかと思います。

横向き寝をベースとする人は、本商品でもソフトタイプを選ぶか別商品(ピロートップタイプなどは横向き寝に適している傾向があります)もご検討いただければと思います。

口コミ・評判のまとめ

マットレスの設置イメージ

本商品の口コミをまとめると以下のような意見が多かったです。

良い口コミ悪い口コミ
  • 良い寝心地
  • 10年以上使える
  • 思っていたより柔らかい・硬い
  • 数年でヘタった

口コミに関する解説

主に公式サイトと楽天市場※での口コミを確認したのですが、およそ星4.5の高評価(5点満点)で、満足度の高さが伺えます。シングルサイズのページより

寝心地に関する良い口コミが多い印象です。

「硬すぎず柔らかすぎない寝心地」「体の痛みがなくなった」「価格以上の価値を感じる」「長期間使っていても不満がない」などの感想を持たれている方が散見されました。

一方、悪い口コミはその逆で、硬さ(柔らかさ)へ不満と、耐久背に関する不満が少しだけですが見られました。

硬さ(柔らか)に関しては、今まで使っていた寝具の慣れや好みの問題もあるので、なかなか判断が難しいものです。

参考までに、多くのマットレスを試してきた筆者の経験上、本商品は「やや硬め」の寝心地だと感じました。主観ですが、10段階で10が一番硬いとしたら、7番目くらいの硬さかと思います。

ヘタリに関しては、ローテーションの有無によっても変わってきます。3か月に1度程度、表裏や上下の位置を変える(ローテーションをする)ことでヘタリがなれるため、長く使いたいなら定期的にローテーションを行いましょう。

>>>公式サイトで口コミを見る

源ベッドはどこで買うのがお得?

源ベッドの商品は公式サイトか、楽天市場店AmazonYahoo!ショッピングなどのモール店舗での購入が可能です。

おすすめは公式サイトです。

公式サイトのみ保証期間が3年に延長されます(他のモール店舗は通常の1年保証です)。

マットレスは長い間使い続けるものですので、できるだけ長い保証が付いている方が安心です。

公式サイトはこちら

似ている商品との比較

本商品と同様の「国産ポケットコイルマットレス」を比較してみます。

メーカー①源ベッド(レギュラー)②ビーナスベッド③東京ベッド
画像国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)ビーナスベッド東京ベッド
コイル数
(Sサイズ)
616個496個450個
配列交互並行
線種硬鋼線
(82 B C種)
ピアノ線不明
衛生面抗菌防臭
防ダニ
抗菌防臭抗菌
両面仕様
梱包非圧縮
保証期間1年
(公式サイトは3年)
1年2年(最大5年)
価格
(Sサイズ)
37,900円42,000円39,900円
リンク商品リンク商品リンク商品リンク

②ビーナスベッド製の商品はバネをピアノ線で作っている点が特長。一般的にピアノ線は硬鋼線よりも高級な素材という位置づけです。

③東京ベッド製の商品(ベッド専門店「ネルコ」とのコラボ商品)は、メッシュ生地で作られているので通気性が特に良い点がメリットです。

ポケットコイルの配列・密度・線種など、商品によって異なりますが、単純に「国産のポケットコイルマットレスの比較」と考えた場合、本商品(源ベッド製)のコストパフォーマンスが優れていると言えると思います。

【厳選】このマットレスと併せて買いたいベッドフレーム 2選

本商品「国産ポケットコイルマットレス(圧縮タイプ)」はやや厚みがあり、重量もある商品なので立ち座りしやすく耐久性があるベッドフレームがおすすめです。

1. ウッドデザイン賞受賞 国産ひのきすのこベッド(源ベッド)

すのこベッド tcb233

安心の国産ベッド

国産のひのき材を贅沢に使用した源ベッドでも特に人気なすのこベッド。ひのきは耐久性が強く、建築材としてはお寺などを作るのに昔から用いられています。

伐採してから200年間は強度が強くなり、その後1,000年くらいかけて伐採時の強度に戻ると言われています。虫や菌の耐性にも強い点もポイント。良い匂いを発するので気分を落ち着かせる効果や消臭や防ダニ効果も期待できます。

あると嬉しい棚・コンセント付きのヘッドボードと、4段階の高さ調節機能が付いた使い勝手の良いデザインも魅力です。

サイズシングル~ダブル
カラーナチュラル
価格3万円台~

このベッドを見てみる

2. 北欧風シンプルすのこベッド「Banon」(ネルコ)

ネルコ「北欧風シンプルすのこベッド Banon」

低価格でも頑丈

ベッド専門店「ネルコ」のすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。

4段階の高さ調節ができるので自分の好きな高さで使えます。さらにパーツが少なく組み立ても簡単です。サイズバリエーションが豊富で、ショート丈も選べる点もメリット。

サイズセミシングル~ダブル
(ショート丈あり)
カラーナチュラル、ブラウン、ホワイト
価格
(Sサイズ)
15,900円

このベッドを見てみる

このマットレスの廃棄方法は?

スプリングコイルマットレスのため、自分で裁断が難しく、基本的に粗大ゴミに出すことになります。

参考までに神奈川県横浜市の場合、スプリングコイルマットレスの粗大ゴミ廃棄費用は2,200円です。

まとめ

いかかがでしたでしょうか。

源ベッドのオリジナルマットレス「国産ポケットコイルマットレス(圧縮タイプ)」をご紹介させていただきました。

近年は配送コストの高騰から、メーカー各社ではマットレスをロール状にしてコンパクトに届けでき、結果的に商品価格を安くできる「圧縮タイプ」が主流になりつつあります。

本商品に関しては、源ベッドで昔から売れ続けているロングセラーのマットレスではあるのですが、その伝統的な製法による非圧縮タイプであるため、相対的な価格競争にやや不利な状態に置かれているのが現状です。

とはいえ、寝心地としては満足できるもので、同社で同等の寝心地とされている圧縮タイプ「日本製ポケットコイルマットレス ハイグレードタイプ」に勝っている点もあり、底付きのなさや端の沈み込みの少なさは非圧縮タイプである本商品の方が上です。

そうしたメリットに価値を感じるかどうかでこの商品の評価が分かれるかと思いますが、筆者としてはこの価格(シングルサイズは37,800円)で買っても後悔はしないマットレスだと思いました。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

国産ポケットコイルマットレス(非圧縮タイプ)

公式サイトで見る