色褪せないロングセラーマットレス
この記事では源ベッドの「夜香クラシック(国産ポケットコイルマットレス 非圧縮タイプ)」についてご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
リニューアル情報(2023年3月)
本商品は2023年3月にリニューアルされました。
リニューアルされたポイントは以下です。
変更点 | 旧モデル | 新モデル(夜香) |
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画像 | ||
カバー | ガーゼ生地 | ニット生地 |
通気性 | ベンチレーター | メッシュ仕様 |
コイル圧縮率 | 28% | 34% |
コイル数 (Sサイズ) | 616個 | 504個 |
ショート・ソフト | 〇 | 廃止 |
上記の表では、リニューアルによるプラス要素はマーカー(黄色)、マイナス要素は赤太字で表示しました。
1. 通気性アップ(+)
まず、リニューアルによって、改善されたのは通気性(メッシュ生地)です。
旧モデルはサイド面にベンチレーターという通気孔(計4つ)がありましたが、新モデルでは外周すべてメッシュ生地という仕様になりました。
旧モデル(ベンチレーター) | 新モデル(メッシュ) |
---|---|
つまり、外周どこからでも通気しやすい構造のため、より蒸れにくい仕様となったと言えます。
2. 耐久性のアップ(+)
バネの品質は従来通り国内最高クラスの硬鋼線を使用しつつ、圧縮率が28%→34%に高まっているため、より耐久性は高まったとお考え下さい。
旧モデル(28%) | 新モデル(34%) |
---|---|
3. コイル数の減少(△)
一方、コイル数は減少しましたが、基本的にSサイズあたり450個以上の密度であれば、耐久性には大きな差は生まれにくいです。
旧モデル(616個/S) | 新モデル(504個/S) |
---|---|
寝心地としては、やや低密度になったことにより、コイル自体の動きが出やすく、少しだけやわらかい感触になったと思います。
4. ショートサイズ・ソフトの廃止(-)
旧モデルではショートサイズとソフトタイプの選択肢がありましたが、新モデルでは廃止されました。
モデル | 旧モデル | 新モデル |
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サイズ | セミシングル~ワイドダブル (ショート・ロングサイズあり) | セミシングル~ワイドダブル (ロングサイズあり) |
硬さ | ソフト、レギュラー、ハード | レギュラー、ハード |
これは当該グレードにおける需要を考えた結果だそうです。(要するに、非圧縮のポケットコイルマットレスにおいては、ショートサイズ・ソフトな寝心地は人気がないということです)
もしショートサイズやソフトタイプを探している人は、圧縮タイプの「夜香ハイグレード2」をご検討ください。
基本的にプラス要素の方が多く、改善されたリニューアルと言えるでしょう。
なお、リニューアルによって、商品名が「夜香クラシック」と名づけられました。(源ベッドの基幹マットレスの「夜香(やこう)」ブランドに仲間入りしました)
夜香クラシックの基本情報
サイズ | セミシングル~ワイドダブル (ロングサイズあり) |
---|---|
クッション材 | ポケットコイル |
カラー | ホワイト |
価格(Sサイズ) | 44,900円 |
保証期間 | 1年(公式サイトのみ3年) |
他の源ベッドのマットレスについては、以下の記事でわかりやすくご紹介しています。
【まず結論】このマットレスの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?
始めに結論からお伝えすると、体験を通じ本商品を以下のように評価しました。
▼ 夜香クラシック(レギュラー)の評価 | |
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総合評価 | 3.74 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 3.5 |
端の沈み込み | 4.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.5 |
バネ当たりのなさ | 4.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 2.0 |
価格 | 3.25 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
【総評】なるほど、ロングセラーには理由がある
夜香クラシックは、広島県のベッドメーカー「源(みなもと)ベッド」のポケットコイルマットレスです。
源ベッドといえば、スプリング(バネ)から国内工場で作り上げる「Made in Japan」のポケットコイルマットレスが有名。
夜香クラシックはその中でも販売開始後20年以上のロングセラー商品として人気が高いモデルです。※リニューアル前の商品名は「Reborn」でした
特徴は、交互配列のポケットコイルによる滑らかな寝心地に加え、昔ながらの枠線(外周ワイヤー)を使用し、見た目も使用感も「とてもしっかりしている」こと。
ちなみに最近は配送コストの関係で、マットレスの圧縮化が主流になりつつありますが、圧縮タイプは枠線がない(搭載できない)ため、外周の強度が低い商品も多いです。
圧縮(枠線なし) | 非圧縮(枠線あり)※夜香クラシック |
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細かい話ですが、夜香クラシックで採用されている「交互配列」というポケットコイルの仕様や、詰め物で使われている「チップウレタン」という素材も圧縮タイプでは搭載できません。
要するに、これらの仕様によって、一般的な低価格モデルよりも、とてもしっかりとした寝心地・使用感が実現できるのです。
さらに、「抗菌防臭・防ダニ」「両面仕様」「外周メッシュ構造(高通気仕様)」など、マットレスに欲しい機能性がしっかりと備わっていて、さすが、ロングセラーという印象を受けました。
ただし、非圧縮状態(マットレスそのままの形)で届くため、納期や配送面にデメリットはあります。※詳しくは後述
しかしながら、肝心の寝心地は「選んで後悔しないはず」と評価できるので、デメリットが許容できる人には、ぜひおすすめしたい逸品です。
本商品のメリット(まとめ) |
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本商品のデメリット(まとめ) |
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以下より詳しくご紹介します。
夜香クラシックの特徴・メリット
1. 高品質な「ポケットコイル」
本商品はクッション材にポケットコイルを使用した「ポケットコイルマットレス」です。
ポケットコイルは、スプリング(バネ)をひとつひとつ不織布で包んでいる構造をしています。
ひとつひとつのコイルが独立した動きができるため、振動が伝わりづらいことや、体のラインに細かくフィットすることで寝姿勢が整いやすく、体圧分散性も高いです。
「静かな寝心地」と評され、特に日本人はポケットコイルの寝心地が好きだと言われています。
ポケットコイルを詳しく解説本当におすすめのポケットコイルマットレス13選 | コスパ抜群モデルや人気メーカー商品もご紹介
ちなみに、本商品で使われているポケットコイルのバネ(硬鋼線)は、国内最高レベルの素材を使用しています。
さらに特筆すべきは、このバネから国内の自社工場で作り上げているという徹底ぶりです。(一般的には中国製が多いところ、低価格モデルにも関わらず日本製は貴重です)
この価格帯で国内でバネから作るマットレスメーカーは源ベッドくらいです。それほど貴重な存在なのです。
2. 「硬さが2種類」から選べる
本商品は、硬さが「レギュラー・ハード」の2種類から選べます。
公式サイトによるとそれぞれの硬さに合うユーザー層は以下の通りです。
硬さ | 推奨コメント |
---|---|
レギュラー | 一番人気の定番タイプ。日本人好みのやや硬めの寝心地です。55kg以上の方におすすめ。 |
ハード | 線径2.1mmの太目のスプリングを使用しハードな寝心地を実現しました。硬めの寝心地が好きな人や75kg以上の方におすすめ。(横向き寝はレギュラーがおすすめ) |
実際に2種類の体験をしましたが、レギュラーで「やや硬め」の寝心地です。多くの人に合いやすいのはレギュラーだと思います。
寝心地の好みは人によって変わるので、このように2種類の寝心地から選べるのは大きなメリットです。
3. 長持ちしやすい「両面仕様」
表面・裏面が同じつくりをしていて、どちらでも寝れる「両面仕様」となっています。
両面仕様は裏面でも寝れるため、上下に加えて表裏もローテーションできることがメリット。
ローテーションとは、マットレスの上下や表裏を定期的に回転さてマットレスの寝心地を長持ちさせる技でホテルなどの宿泊施設でも行われているポピュラーなメンテナンス方法です。
ちなみに、低価格マットレスは表面しか寝れない(裏面に詰め物が施されていない)「片面仕様」のことが多いです。
両面仕様はスプリングの下に詰め物があるため、スプリングにかかる荷重を分散できるため、長持ちしやすいことも魅力です。
4. 「抗菌綿入り」で衛生面◎
本商品の詰め物にある綿(ワタ)には、マイティトップⅡ(帝人)使用しています。
マイティトップⅡは、抗菌防臭と防ダニ加工が施された機能綿です。
体に近い場所に抗菌綿があることで、清潔な環境を維持しやすいと言えるでしょう。
なお、抗菌防臭とは主に動物や人間の皮脂や髪の毛なのどに存在する「黄色ブトウ球菌」の繁殖を抑える効果のことです。黄色ブドウ球菌は食中毒を引き起こす代表的な菌のひとつとして知られています。
そして、本商品の防ダニ加工は忌避性。つまりダニがマットレスに近づくことを回避する加工のことです。
マットレスの衛生強化仕様は2019年ごろからグッと増え始めた業界内のひとつのトレンドです。
5. 「ロングサイズ」が選べる
意外と見逃しがちなのですが、ロングサイズが選べることが貴重なメリットです。
ロングサイズとは縦幅が長いサイズのことで、本商品のロングサイズの縦幅は210cmです。
通常のマットレスの縦幅は195cmほどで、この長さは身長180cm程度までの人なら快適に眠れるのですが、それ以上の高身長の人の場合、マットレスから脚がはみ出してしまうことも。
つまり、身長180cm以上の人は、通常丈ではなくロングサイズ(ロング丈)のマットレスを選んだ方が快適に眠れるでしょう。
なお、一般的に流通されているマットレスはロングサイズの取扱いがかなり少ないです。しかもダブルサイズまでロング(ダブルロング)が選べる点も大きな魅力です。
夜香クラシックはロングサイズのマットレスの中で比較すると、かなりコストパフォーマンスが優れているので、特に高身長の方にはぜひおすすめしたいです。
【もっと知りたい人のために】ポケットコイルの仕様を解説(読み飛ばしてもOKです)
ポケットコイルの仕様は商品によって異なり、メーカー各社、販売ページでセールスポイントとして訴求していたりします。
細かい話なので、個人的には「そこまで気にしないでも良いかな?」と思うレベルですが、詳しく知りたい人のためにご紹介します。(よって、ご興味なければ読み飛ばしてOKです)
- 線種
- 密度(いくつコイルを使っているか)
- 配列(並行か交互か)
- 線径(バネの太さ)
本商品で使っているポケットコイルの仕様は以下の通りです。
▼ 本商品の仕様 | |
---|---|
線種 | SWRH 82 B C種 |
密度 | 504個 ※Sサイズ |
配列 | 交互配列 |
線径 | レギュラー:1.9mm ハード:2.1mm |
線種
線種とは、スプリング(バネ)自体の仕様・品質を現す「記号」のこと。
ポケットコイルのバネは硬鋼線(こうこうせん)と呼ばれる素材で作られ、その仕様はメーカーや商品によって差があります。
1~3万円クラスのマットレスには「SWRH 72 B C」あたりの線種が使われることが多いのですが、本商品ではJIS基準最高クラスの硬鋼線「SWRH 82 B C種」という線種を採用。
例えば上記のような「SWRH 72 B C」という表示は以下の通り解釈します。
表示例 | 意味 |
---|---|
SWRH | マットレスのコイルは基本的に硬鋼線(SWRH)を使用 |
72(反発性) | 数値が高くなればなるほど反発力が高い |
B(耐久性) | マンガン含有量(AよりもBが多く、耐久性がある) |
C(強度) | A<B<Cの順で強度が高い |
ちなみに、2017年に品質表示法の改正があり、線種などの表示義務はなくなりました。これは「バネの品質は実際の寝心地や耐久性を知るうえでそこまで重要な情報ではない」ということが示されたと言えます。
ただし、バネ自体が高品質であればそれだけ長持ちしやすいですし、シモンズやサータ等の有名メーカーもバネの品質には相当こだわりをもっているので、依然としてマットレスを選ぶ上で気に留めておくべきポイントとも考えられます。
そうした意味で3万円台から買える格安マットレスなのに日本最高クラスの硬鋼線を使用しているというのはメリットのひとつと言えます。
密度
ポケットコイルマットレスにおける密度とは「コイルの量」です。
メーカー各社でコイルの量(密度)をセールスポイントにすることが多いですが、密度のレベルの違いを大雑把にまとめると以下の通りです。
密度 | 意味合い |
---|---|
300個台 | 低密度(耐久性が不安&バネ当たりも感じやすいので避けた方が良い) |
400~600個台 ★本商品 | 中密度(バネの動きが出やすく寝返りサポート性が得られる) |
600~1,000個 | 高密度(線径が細く、コイル高も高くなるので、ふんわりとした寝心地) |
1,000個以上 | 超高密度(ジェル的で静かな寝心地・バネを感じにくい) |
基本的にポケットコイルマットレスは、密度が低いほどコイルひとつあたりにかかる負荷が高くなるため、特に300個レベルの低密度タイプでは実用上の耐久性に支障が出る可能性も高くなります。
とはいえ高密度であるほど良いというわけではなく、耐久性としての適切な密度レベルは450個以上で、それ以上であれば耐久性に特に大きな差はなく(あとはバネの品質や生産加工レベル・詰め物など、密度以外の問題によって耐久性が決まります)、むしろ寝心地の差(跳ね感orフィット感、ソフトorハード)が生まれます。
夜香クラシックは504個/Sの密度に抑えて、ポケットコイルの動きをより感じられるように仕上げています。
配列(並行配列)
ポケットコイルマットレスの配列は「並行配列」か「交互配列(「千鳥配列」とも言います)」のどちらかです。
並行配列 | 交互配列 | |
---|---|---|
画像 | ||
硬さの傾向 | ソフト | ハード |
跳ね感 | 強い | 弱い |
特徴 | 寝返りがしやすい | 静かな寝心地 |
耐久性 | △ (部分的には弱め) | 〇 |
価格 | 安価に作りやすい | 高価になりやすい |
配列の違いもそのマットレスがどのような寝心地を目指しているか?で決められます。
本商品は交互配列を採用。
交互配列はフィット感が高く、荷重に対して滑らかな体圧分散性を感じられます。
なお、販売ページで「並行配列の方が隙間が多いので、通気性が良い」というアピールを見ることが多いですが、実用上では大きな差はないので気にしないで大丈夫です(交互配列だからと言って通気性が著しく悪いということはありません)。
線径(1.9mm/2.1mm)
線径とは「バネの太さ」のこと。
太いほど反発力が高まり、しっかりとした寝心地になります。逆に細いほど荷重に対してしなやかに反応するという特徴があります。
寝心地の目安としては以下の通りです。
線径と寝心地(目安)
- 線径1.9mm以下:しなやかな寝心地
- 線径2.0mm以上:しっかりとした寝心地
夜香クラシックは寝心地を「レギュラー・ハード」の2つから選ぶことができます。
それぞれの硬さにおけるバネの太さ(線径)は以下の通りです。
レギュラー | ハード | |
---|---|---|
線径 | 1.9mm | 2.1mm |
寝心地 | しなやか | しっかり |
一般的な体型の人ならレギュラーでちょうど良いと思います。一方、体重が重い人はより沈み込みやすいので、ハードがおすすめです。
読み飛ばしOKなのはここまで!
夜香クラシックのデメリット
1. 納期が遅い
受注生産&大型配送品のため、お届け時まで1~2週間ほどかかるのは少し不便と感じます。
また、大型配送便でしかお届けできないため、時間指定ができません。
2. 搬入しづらい
そのままのマットレスの大きさのまま梱包して届く「非圧縮タイプ」のため、ざっくり言えばマットレスの大きさ=お届け時のサイズとなります。
マットレスは長辺で2メートルほどにもなるため、搬入経路が狭い人はご注意ください。
3. 価格が少し高い
本商品は国産でギリギリ3万円台から買えるマットレスとしては、品質面・寝心地面とも優れ、コストパフォーマンスは高いと考えます。
しかし、非圧縮タイプであるがゆえに、運送費や保管費など、マットレス本体以外に余計なコストがかかりやく、そうしたコストが商品の本体価格(定価)に転嫁されているという点はデメリットと言えるでしょう。
上記デメリットが気になる人におすすめの商品
上記のデメリット(納期・搬入・価格)が気になる人は同じく源ベッドで圧縮梱包タイプの「夜香ハイグレード」がおすすめです。
夜香ハイグレードは「夜香クラシックを圧縮梱包にした低価格タイプ」という位置づけです。同等の品質のポケットコイルを使い、両面仕様で約3万円から買える国産品なのに格安価格が魅力です。
モデル | 夜香クラシック | 夜香ハイグレード |
---|---|---|
画像 | ||
タイプ | 非圧縮 | 圧縮 |
価格 (Sサイズ) | 44,900円 | 30,900円 |
また、圧縮梱包の方がお届け時の梱包サイズが小さいため、通路や廊下などの搬入経路が狭い人にもおすすめです。
実際の使用感などは以下の記事で詳しくご紹介しています。
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【体験レビュー】源ベッド「夜香クラシック」を実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
マットレス本体をシートで包んだシンプルな梱包です。
開け方は簡単。まず外側のシートをハサミなどで切っていきます。
外側のシートをはがします。
マットレスのビニールに入れられて、四隅は傷つかないように厚紙で保護されていました。
内側のビニールを取って開梱完了です。
わざわざ説明するまでもないほどシンプルな梱包です。
外観
圧縮タイプとは違い、開封直後から(当たり前ですが)完全なボリューム感があります。
マットレス自体は十分な厚みがあります。
厚さは公表値どおり23cmでした。
これはマットレスの中では厚みがあるタイプと言えます。厚みがあるマットレスはその厚さだけで底付きを感じにくいというメリットがあります。
表面の生地はポリエステル100%のサラサラとした触り心地です。
ニット生地なので、伸縮性が高く、体へのフィット感が優れます。
生地のアップはこんな感じです。
カバーにはキルティングが施されているので、立体感によって通気性が高まります。
源ベッドのラベルが付いてます。
このラベルはシールになっていて簡単に剥がせます。
品質表示はロゴラベルと逆側にあります。
サイド面は全周メッシュ生地(ポリエステル100%)で仕上げています。
メッシュ生地は通気性が抜群に高いため、マットレス内部にたまりがちな湿気を効率的に逃がしてくれます。
夜香クラシックは表裏に詰め物を施している「両面仕様」です。
表面 | 裏面 |
---|---|
両面で寝ることができ、ローテーション(マットレスを入れ替えること)によって寝心地が長持ちしやすいことがメリットです。
内部構造
内部構造をチェックするために、一部解体してみます。
断面は上から、
- ニット生地
- 抗菌防臭・防ダニわた
- ウレタン 15mm
- 不織布
- ウレタン 8mm
- チップウレタン 12mm
- 不織布
- ポケットコイル(ここが真ん中)
- 不織布
- チップウレタン 12mm
- ウレタン 8mm
- 不織布
- ウレタン 15mm
- 抗菌防臭・防ダニわた
- ニット生地
という15層構造をしています。
約5cmほどの適度なボリューム感の詰め物層があるため、寝てもバネあたりを感じることはありませんでした。
生地の真下にある綿です。ふんわりとやわらかい感触が気持ち良いです。
この綿は抗菌防臭と防ダニ加工が施されています。
更に下には2層のウレタンフォームがあります。
ウレタンフォームの層を細かく分けることで、通気性を高める工夫がなされています。
なお、ウレタンフォームの反発性はふつう程度です。
さらにその下にはチップウレタンが入っています。
チップウレタンは、いろいろな生産工程で発生するウレタンフォームの端材を接着剤を入れて押し固めた素材で、一般的なウレタンフォームに比べてヘタリに強いことが特徴。
この商品で使われているチップウレタンは硬めに出来ているので、寝た感触も硬く感じます。
『チップウレタン=廃材=良くないもの(安物)』という印象をお持ちの人もいるかもしれませんが、それは違います。
チップウレタンは硬く耐久性がある素材のため、コイルの上に入れることで、寝心地のバランスが取れるのです。(そしてチップウレタンは圧縮できないので、安物の圧縮マットレスでは採用できない素材です)
詰め物の最下層は薄い不織布で、コイルとチップウレタンの保護的な役割を担っています。
なお、コイルは詰め物層に接着剤などで固定されていません。
マニアックな話ですが、低価格帯に多い圧縮タイプのポケットコイルマットレスは詰め物とコイルを接着してマットレスの形を維持しなければならないため、接着が必須となります。
一方、夜香クラシックのような非圧縮タイプの場合、枠線(外周のワイヤー)があるため接着剤で固定する必要がありません。
見た目も圧倒的にきれいですね。
そして、この接着剤の有無(または多さ)によって、「ポケットコイルの動きの良さ」が影響されます。
基本的に接着剤がない(少ない)ほうが、ポケットコイルならではの動きが出やすいため、滑らかな体圧分散性や、寝返りサポート性を感じやすく、寝心地としては良いです。
あまり知られていませんが、この「ポケットコイルならではの動きを感じやすい」ことは、非圧縮タイプならではメリットです。※非圧縮でも接着剤で固定している商品もあります
ポケットコイルの高さは140mmほどでした。
コイル高140mmは一般的なポケットコイルマットレスと同じくらいです。なお、コイルは高さがあるほど、クッション性が高くなる傾向があります。
夜香クラシックは両面仕様のため、ポケットコイルを線対称にして詰め物が施されています。
コイルの下に詰め物があることで、コイルにかかる荷重の負担が軽減され、長持ちしやすいです。
・
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・
【詳細解説】このマットレスの評価について
この記事の冒頭で星付けして評価した以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ 夜香クラシック(レギュラー)の評価 | |
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総合評価 | 3.74 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 3.5 |
端の沈み込み | 4.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.5 |
バネ当たりのなさ | 4.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 2.0 |
価格 | 3.25 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
1. 仰向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「4.5」
交互配列のポケットコイルによる体圧分散性の豊かさと、沈み込んだ時に硬めのチップウレタンで寝姿勢が歪まないようにしているバランス感が素晴らしいです。
違和感がある沈み込みやバネ当たりもなく、仰向き寝においての寝心地は抜群でした。
圧縮タイプの夜香ハイグレードよりも「きめ細やかなフィット感」があり、寝心地してはクラシックの方がやや上の印象を受けます。
2. 横向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「3.5」
今回のリニューアルに際して、コイル密度が少し減ったことによるメリットは横向き寝に表れていると感じます。
要するに、横向き寝においてはリニューアル後の方が良好です。(リニューアル前の評価値は「2.5」でした)
コイル密度が減ったことによって、少しだけ寝心地がやわらかくなり、結果的に圧迫感を感じやすい肩回りにストレスが軽減されたような印象を受けました。
詰め物がしっかりと施されているのでバネ当たりは感じることはありませんでした。底付き感もありません。
3. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「4.0」。
反発性が高い詰め物を使っているわけではないので特別寝返りがしやすいというわけではありませんが、沈み込み過ぎない硬さで、ポケットコイルの動きも良いため、寝返りのストレスは感じなかったです。
4. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「4.0」
マットレスの外周にワイヤーがある構造のため、端部分が沈み込みにくい構造になっています。
端部分ギリギリで寝てもほとんど寝心地が変わらず、マットレス全面を贅沢に使えました。
しかしながら、レギュラーにおいてはコイルの線径1.8mm(しなやか・やわらか)という仕様にワイヤーがひっぱられるため、座った時には深めに沈み込みます。
『ソファーのように使いたい』といった沈み込みにくさで考えるとハードタイプ(線径2.1mm)か、圧縮タイプの夜香ハイグレード(線径2.2mmの外周強化仕様 ※レギュラーの場合)の方がおすすめです。
クラシック(レギュラー) | ハイグレード(レギュラー) |
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5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
なお、スプリングコイルならポケットコイルよりもオープンコイル(ボンネル・高密連続スプリング)の方が通気性が優れていると言われますが、実用上そこまで変わりません。
評価は「4.0」
今回のリニューアルで側面生地が「メッシュ生地」になりました。
基本的にポケットコイルマットレスは側面方向へ通気するので、側面の仕様がマットレス全体の通気性に影響します。
メッシュ生地は数ある生地の中でも最も通気性が高いタイプなので、蒸れにくい仕様です。
実際に寝た印象でも、蒸れは気になりませんでした。
6. 耐久性は?
保証期間や耐久試験をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。
評価は「4.0」
本商品は、JIS基準の耐久テスト(8万回の押圧試験)に合格しています。
両面仕様+高品質スプリングということを考えれば8~10年程度は問題なく使えるのではないかと想定しています。
なお、保証期間は1年(公式サイトでの購入は3年)です。
7. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「4.0」
本商品の詰め物には抗菌防臭・防カビ加工が施された綿(帝人製のマイティトップⅡ)が使用されています。
なお、マイティトップⅡは他の商品でも使われることが多い素材で、(相対的に)ものすごく抗菌レベルが高いものではありませんが、未加工の商品に比べれば衛生面は優れていると言えるでしょう。
8. 取り扱いやすさは?
持ち運びしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。
特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。
評価は「2.0」
本商品の重量は非公開ですが、筆者(30代・男性)の力では「重たいながらなんとか持ち運びは可能」なレベルです。
お届け時は、非圧縮(つまり、そのままの大きさ)なので、搬入経路に不安がある人にはおすすめできません。
捨てやすさについては、スプリングコイルを使用しているため、基本的には粗大ゴミとなるため、捨てにくいと言えます。
厚さは23cmほどなので市販のボックスシーツでも使いやすいでしょう。
9. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントです。
評価は「3.25」
本商品の定価はシングルサイズで44,900円です。
国産・4万円台・本格仕様(高品質ポケットコイルの両面仕様)などを考えるとコストパフォーマンスは悪くありませんが、とにかく低価格で探しているという人にとっては、価格が高く感じてしまうかもしれません。
また、価格を高めている主な原因は、非圧縮タイプならではの運送費のため、なんとなく『マットレス本体以外に余計なお金を支払うのはもったいない』と感じてしまう人もいるかもしれませんね。
10. 硬さは?
ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。
本商品は硬さをレギュラー・ハードの2つから選べますがレギュラーで「少し硬め」・ハードで「硬め」くらいの寝心地です。
詰め物の表層は計35mmのソフトウレタンフォーム+綿(ワタ)で構成されているため、体当たりは「やわらかめ」の仕様です。
そして沈み込むと硬めのチップウレタンとポケットコイルの感触が加わります。
(レギュラーの場合)ポケットコイルの線径1.8mm・6.5巻き・圧縮率34%という仕様は「ふつう」ですが、中程度の密度×交互配列という仕様なので、結果的に「少し硬め」くらいになります。
よって、このマットレスの硬さの表現としては「体当たりはやわらかく、沈み込んだらしっかりとした硬さとグッと押し返す反発力を感じる」といった具合です。
これはマットレスとして理想的な寝心地と言えます。
主観的な硬さの評価としては10段階中(10が最も硬いとして)、
- レギュラーが6.5くらい
- ハードが7.5くらい
の硬さだと感じました(要するにハードでもそこまで硬すぎない感じです)。
・
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夜香ハイグレードやデラックスとの違いは?
源ベッドの一番人気マットレス「夜香ハイグレード」や最高級モデル「デラックス」との違いをご紹介します。
まず、違いをまとめると以下のとおりです。
メーカー | ①夜香ハイグレード | ②夜香クラシック(本商品) | ③デラックス |
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画像 | |||
梱包 | 圧縮 | 非圧縮 | |
枠線 | なし | あり | |
納期 | 最短3日 | 最短1~2週間 | |
日時指定 | 〇 | △(時間指定NG) | |
コイル数 (Sサイズ) | 465個 | 504個 | 616個 |
配列 | 並行 | 交互 | |
コイル高 | 5.7インチ | 6.5インチ | |
巻き数 | 6.5巻き | 8.5巻き | |
両面仕様 | 〇 | ||
通気構造 | メッシュ生地 | ベンチレーター | |
エッジサポート | コイル強化(2.2mm) | 枠線(ワイヤー) | |
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード | レギュラー・ハード | ソフト・ハード |
ロングサイズ | × | 〇 | × |
ショートサイズ | 〇 | × | × |
価格 (Sサイズ) | 30,900円 | 44,900円 | 49,900円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
① 夜香ハイグレードのメリット・デメリット
寝心地はやや劣るが、総合的なコスパは最優秀
源ベッドの人気No1モデル。比較商品の中で唯一「圧縮タイプ」のため、納期が早く、コンパクトに搬入しやすいです。
他モデルと同じく、国内最高品質のスプリングを使用し、その他の仕様としてもエッジハード・外周メッシュ生地などが採用されているのにも関わらず、価格が最も安い(シングルで3万円台)です。
正直、クラシックとデラックスに比べると寝心地が少し劣りますが、一般的に考えると十分満足いく素晴らしい寝心地で、総合的なコストパフォーマンスとしては最も評価できる逸品です。
クラシックとデラックスはスプリングコイル中心、ハイグレードは詰め物+スプリングコイルで寝心地を仕上げているといった印象です。
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② 夜香クラシックのメリット・デメリット
最もコイルの動きが良く、過不足ない優秀さ
本記事でレビューしているモデル。源ベッドのロングセラー定番マットレスです。
細かい点ですが、夜香クラシックのみ、コイルと詰め物が固定されていない構造をしているため、ポケットコイルならではのなめらかな動きを味わえる点が魅力。そのため、個人的には最も寝心地が良いと感じた逸品です。
ただし、(特にレギュラーにおいては)端部分が最も沈み込みやすいので、マットレス全面を優雅に使いたいと人は、他のモデルの方がおすすめです。
硬さが中庸的(レギュラーで「やや硬め」ハードでも「硬すぎない硬め」)なので、多くの人に合いやすいと思います。
夜香クラシックは唯一ロングサイズが選べる点も魅力。目安として身長180cm以上の人であればロングサイズがおすすめです。
③ デラックスのメリット・デメリット
非常にしっかり、親に買ってあげたいマットレス
源ベッドのフラッグシップ(最上級)モデル。6.7インチ・8.5巻きのストロークが長いポケットコイルを使用し、高級ホテル並みのリッチな寝心地が得られます。
交互配列で最も高密度で仕上げているため、基本的な寝心地は硬めです。
重量が重く、取扱しづらい点がデメリットですが、とことん寝心地にこだわりたい人におすすめです。
夜香クラシックよりも「しっかり」とした寝心地が特徴です。
硬さの違いは?
それぞれの硬さの違いは以下のとおりです。
硬さ | モデル |
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ややソフト | ハイグレード(ソフト) |
ふつう | デラックス(ソフト) |
やや硬め | クラシック(レギュラー)・ハイグレード(レギュラー) |
硬め | クラシック(ハード) |
しっかり硬め | デラックス(ハード) |
かなり硬め | ハイグレード(ハード) |
※公式の情報ではなく、筆者の主観です
ポイントは、夜香ハイグレードが最も「硬さの差」があるということ。
特に夜香ハイグレードのハードは、185Nというかなり硬いウレタンフォームを詰め物に使っているため、寝心地は「かなり硬め」です(詰め物でも硬さを強化しているのは夜香ハイグレードのハードだけです)。
夜香クラシックは、線径(1.9mm・2.1mm)のみの差のため、硬さの差はそこまでありません。
デラックスは、線径(1.9mm・2.1mm)に加えて、配列(並行・交互)と密度でも硬さも変えているため、夜香クラシックよりは硬さの幅が広めです。
硬さ選びのコツは、迷ったら「自分が思うよりも硬め」を選ぶこと。なぜなら、もし硬すぎた場合、後からやわらかく調節しやすいからです。(逆に最初からやわらかすぎるマットレスはあとから硬く調節するのが困難です)
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源ベッドはどこで買うのがお得?
源ベッドの商品は公式サイトか、楽天市場店・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのモール店舗での購入が可能です。
おすすめは公式サイトです。
公式サイトのみ保証期間が3年に延長されます(他のモール店舗は通常の1年保証です)。
マットレスは長い間使い続けるものですので、できるだけ長い保証が付いている方が安心です。
似ている商品との比較
夜香クラシックと同様の「非圧縮タイプの国産ポケットコイルマットレス」を比較してみます。
メーカー/モデル | ①源ベッド/夜香クラシック | ②ビーナスベッド/国産ポケットコイルマットレス | ③日本ベッド/シルキーポケット |
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画像 | |||
コイル数 (Sサイズ) | 504個 | 496個 | 1,200個 |
配列 | 交互 | 並行 | 交互 |
硬さ | レギュラー・ハード | レギュラー | ソフト・レギュラー・ハード |
線種 | 硬鋼線 (82 B C種) | ピアノ線 | 不明 |
衛生面 | 抗菌防臭 防ダニ | 抗菌防臭 | 抗菌防臭 |
両面仕様 | 〇 | ||
保証期間 | 1年 (公式サイトは3年) | 商品到着7日以内 ※未開封に限る | 2年 |
サイズ | セミシングル~ダブル | セミシングル~キング | セミシングル~キング |
ロングサイズ | 〇 (210cm) | 〇 (207cm) | × |
価格 (Sサイズ) | 44,900円 | 44,800円 | 176,000円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 販売サイト |
比較商品②ビーナスベッドの特徴は?
ビーナスベッドは岡山県にある国産ベッドメーカー。こちらはビーナスベッドのオリジナルポケットコイルマットレスで、価格や仕様的に夜香クラシックに最も近いので、ドンピシャの比較商品と言えるでしょう。
バネをピアノ線で作っている点が特長。一般的にピアノ線は硬鋼線よりも高級な素材という位置づけです。
柔軟性が高い詰め物(わた・ネット)を使い、ポケットコイルも詰め物に接着されていないため、ポケットコイルならではの動きが出やすく、体圧分散・寝姿勢保持のレベルが素晴らしい仕上がりになっています。
比較商品③日本ベッド「シルキーポケット」とは?
老舗マットレスメーカー「日本ベッド」の基幹マットレス。
日本ベッドのシルキーポケットといえば、高級旅館やホテルなどの業界内でもファンが多く、赤坂迎賓館・星のや軽井沢・帝国ホテルなどの有名施設への納入実績も豊富です。
超高密度タイプのポケットコイルが特徴で、なんと接着剤を使わずに配列するという職人技で仕上げられています。(これにより、ひとつひとつのポケットコイルの独立性が生まれ、体をきめ細やかにサポートできるのです)
実際の寝心地は、ジェル的なフィット感がありつつ、しっかりと寝返りも打ちやすく、沈み込んだらグッと押し返すという完ぺきなバランス感覚といっていいほどの出来栄えで、「選んで間違いないマットレスのひとつ」と自信を持っておすすめできる逸品です。
ただし、シングルサイズで約18万円(高額)という点がデメリット。
硬さが3種類(ソフト・レギュラー・ハード)から選べますが、レギュラーで少し硬めくらいの寝心地です。※②源ベッド「夜香クラシック」のレギュラーよりはやわらかめです
【厳選】このマットレスと併せて買いたいベッドフレーム 2選
夜香クラシックはやや厚みがあり、重量もある商品なので立ち座りしやすく、耐久性があるベッドフレームがおすすめです。さらにロングサイズが選べる商品を厳選しました。
1. ウッドデザイン賞受賞 国産ひのきすのこベッド(源ベッド)
安心の国産ベッド
国産のひのき材を贅沢に使用した源ベッドでも特に人気なすのこベッド。ひのきは耐久性が強く、建築材としてはお寺などを作るのに昔から用いられています。
伐採してから200年間は強度が強くなり、その後1,000年くらいかけて伐採時の強度に戻ると言われています。虫や菌の耐性にも強い点もポイント。良い匂いを発するので気分を落ち着かせる効果や消臭や防ダニ効果も期待できます。
あると嬉しい棚・コンセント付きのヘッドボードと、4段階の高さ調節機能が付いた使い勝手の良いデザインも魅力です。
サイズ | シングル~ダブル ※ロングサイズあり |
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カラー | ナチュラル |
価格 | 4万円台~ |
2. 北欧風シンプルすのこベッド「Banon」(ネルコ)
低価格でも頑丈
ベッド専門店「ネルコ」のすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。
4段階の高さ調節ができるので自分の好きな高さで使えます。さらにパーツが少なく組み立ても簡単です。サイズバリエーションが豊富で、ロングサイズも選べる点もメリット。
サイズ | セミシングル~キング (ロングサイズあり) |
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カラー | ナチュラル、ブラウン、ホワイト |
価格 (Sサイズ) | 16,990円 |
このマットレスの廃棄方法は?
スプリングコイルマットレスのため、自分で裁断が難しく、基本的に粗大ゴミに出すことになります。
参考までに神奈川県横浜市の場合、スプリングコイルマットレスの粗大ゴミ廃棄費用は2,200円です。
まとめ
いかがでしたか。
源ベッドの夜香クラシックをご紹介しました。
近年は配送コストの高騰から、メーカー各社ではマットレスをロール状にしてコンパクトに届けでき、結果的に商品価格を安くできる「圧縮タイプ」が主流になりつつあります。
本商品に関しては、源ベッドで昔から売れ続けているロングセラーのマットレスではあるのですが、伝統的な製法による非圧縮タイプであるため、相対的な価格競争にやや不利な状態に置かれているのが現状です。
とはいえ、非圧縮でしか搭載できない「枠線」「交互配列」「チップウレタン」といった仕様による寝心地・使用感の良さはいまだに大きな魅力と言えるでしょう。
そして、これらの仕様はマットレス選びに慣れていない人には見逃しがちなポイントなので、ぜひ念頭に置いて、あなたにぴったりなマットレスを選んでいただければ幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。