「高身長向けのベッドを探している」
「ベッドが短くて足がはみ出す」
そうお考えの方に、ベッドメーカーに勤めていた筆者が縦幅が長い「ロングサイズ」のベッド&マットレスをご紹介します。
この記事の前半ではロングベッドの特徴や選ぶポイントをお伝えし、後半でおすすめ商品をご紹介させていただきます。
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目次
ロングサイズのベッドとは?
ロングサイズとは縦幅が長いことです。
ロングサイズのマットレスは長さがおよそ205~215cmで、ロングベッドとは「ロングサイズのマットレスが置けるベッド」のことを言います。
通常のマットレスの長さが195cmなので、ロングサイズは10~25cmほど長いサイズということです。
ロングベッドのメリット
身長180cm以上に最適
快適に眠れるマットレスの丈とは「身長×1.05+15cm」※と言われています。※参考:インテリアの人間工学 (GAIA BOOKS)
この式に当てはめると身長175cm以上の人は、通常のマットレスの丈(195cm)は短すぎることになります。
とはいえ、脚を開いたり横向きで寝たりすることを考えると身長180cm未満の人は通常のマットレスの長さでも問題ないでしょう。
よって、あくまで目安ですが身長180cm以上の高身長の人は、ロングサイズのベッド&マットレスをご検討いただければと思います。
通常サイズ | ロングサイズ | |
---|---|---|
マットレスの長さ | 195cm | 205~215cm |
推奨の身長 | 180cm未満 | 180cm以上 |
ロングベッドのデメリット
種類が少ない
ロングサイズは通常サイズに比べてマットレスやベッドフレームの商品数が圧倒的に少ないです。
お店によっては取り扱い自体ないこともあります。
価格が高め
ロングサイズの商品を販売しているのは、主にフランスベッドやドリームベッドなどの有名老舗メーカーが中心です。
有名老舗メーカーの商品はどうしても販売価格が高くなってしまう傾向があります。
メーカーによって長さがバラバラ
ロングサイズの定義はメーカーによって異なるため、メーカーごとに長さがバラバラです。
フレームとマットレスを単品で購入する際には注意した方が良いでしょう。
ロングサイズのメーカー比較
ロングサイズはメーカー毎に規格(長さ)が異なる場合が多いです。ここでは代表的なメーカーにおけるロングサイズの長さ・および対応の有無を比較します。
メーカー | サイズ |
---|---|
ドリームベッド | 205/213cm |
フランスベッド | 205cm |
シモンズ | 210cm |
ビーナスベッド | 207cm |
日本ベッド | 205cm ※1モデルのみ |
サータ | なし |
シーリー | |
エアウィーヴ | |
ニトリ |
なお、数は少ないですがノーブランドのロングサイズベッドもあります。
ロングサイズベッドの選び方
同じメーカー製でそろえる
上で書いたようにロングサイズの規格はメーカーによって最大10cmくらいの差があるので、ベッドとマットレス選びには注意が必要です。
同じメーカーのマットレスとベッドフレームをそろえれば失敗は少ないので、予算がある人は同じメーカー製がおすすめです。
低価格なノーブランド商品の場合は、フレームとセットで選べるマットレスを選べば「長さが合わない」という心配はありません。
広めの横幅がおすすめ
一般的なマットレスはセミシングル~キングの横幅から選べます。
高身長の方は、体が大きめのため横幅が広めのサイズを選ぶのがおすすめです。
1人ならセミダブル以上
「1人で寝るならシングルサイズかな」と考えがちですが、体が大きい人の場合、寝返りを考えるとセミダブルサイズ(横幅120cm)以上がおすすめです。
快眠には寝返りを打てる広さが必要です。
寝返りは血流をスムーズにさせたり、姿勢の歪みを調整したり、寝床内の温度や湿度を整える役割もあります。
そして、人が寝返りを打つ幅は肩幅※の2.5~3倍と言われているため、シングルサイズ(幅97cm)では狭く感じるでしょう。※肩幅の平均は40cmほど
2人ならクイーンサイズ以上
同じ理由で、2人で寝る場合もダブルサイズ(140cm)ではなく、クイーンサイズ(160cm)の方がゆったり眠れます。
標準的な体型において一人が熟睡できる最低幅が70cmと言われ、70cm×2人分ということが「ダブルサイズ」の由来です。つまり体が大きめの高身長の人はダブルサイズで寝ると狭く感じるのです。
「横向き寝」は通常の長さのマットレスでもOK
睡眠時の姿勢が「横向き寝」の場合は足を折り曲げて寝る姿勢になるので、「仰向き寝」に比べて、マットレスの長さは必要ありません。
横向き寝で眠る習慣がある人は身長190cmくらいまでなら通常のマットレス(長さ195cm)でも問題なく眠れます。
余談ですが、欧米人は横向き寝が多いため、欧米向けのマットレスの長さは190cmです。
一方、日本人は仰向き寝が多いため、日本向けのマットレスは欧米用よりも長い195cmです。
日本より欧米向けのマットレスの方が短いのは意外ですね。
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【厳選】おすすめロングサイズのマットレス&ベッドフレームの組み合わせ 6選
マットレスとベッドフレームの長さが合うように安心して買えるおすすめの組み合わせを厳選しました。もちろん、サイズが合えば別の組み合わせでも可能です。※細かな寸法は変更される可能性もあるので、ご購入時には販売ページを必ずご確認ください
1. neruco「すのこベッド Banon×バリューポケットコイルマットレス」(セット)
貴重なロングサイズセット(しかも低価格)
ベッド専門ショップ「ネルコンシェルジュ (neruco)」のオリジナルすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。
シンプルな見た目でどんな部屋にも合わせやすく、4段階の高さ調節ができるので使い勝手も抜群。コストパフォーマンスに優れた逸品です。
セットで選べるのはnerucoの売れ筋マットレス「バリューポケットコイルマットレス」です。高密度仕様で豊かなクッション性が魅力のポケットコイルタイプです。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群。
どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。この優れた寝心地で単品価格はシングルサイズ1万円台というのが驚き。利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じました。
両方の体験レビュー記事をご用意しているので、ぜひご参考くだいね。
2. 源ベッド「夜香クラシック(国産ポケットコイルマットレス 非圧縮タイプ)」
ダブルサイズでも6万円
国産ベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。国内最高品質の硬鋼線を使用したポケットコイルを高密度の交互配列に敷き詰めたしっかりとした寝心地。両面仕様のためローテーションも可能なので寝心地が長持ちしやすい点も魅力。価格は4万円台から。サイズはシングル・セミダブル・ダブルから選べ、特にダブルサイズでも約6万円から買える低価格さが大きなメリットです。長さは211cm。
このマットレスにおすすめのベッドフレーム
LOWYA「パイン無垢材使用のローベッド」
格安フレームならコレ
パイン無垢材を全面に使用したベッド。高さが低いローデザインなので部屋に置いた時に空間が広く見えます。ステージタイプのベッドフレームなのでマットレスより一回り大きく優雅に使えます。長さは220cm。
3. ビーナスベッド「国産ポケットコイルマットレス」
高級素材「ピアノ線」を使用
広島県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。スプリングは並行配列のポケットコイルで、適度な反発性があり、寝返りもしやすい構造です。
コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能です。口コミ評価や評判も良いです。長さは207cm。
このマットレスにおすすめのベッドフレーム
ビーナスベッド「レザーベッド NAPLES」
フカフカのヘッドボード
ボリューム満点のヘッドボードが特長のレザーベッド。クッション性が高いので、背もたれとして使え、ベッドの上でリラックスした時間を過ごすことができます。安心の日本製なのに価格も安くコストパフォーマンスが優れています。床面の長さは212cm。
4. フランスベッド「PRO-WALL HARD」
体格ががっしりした人におすすめ
日本の老舗メーカー「フランスベッド」のオリジナルマットレス。フランスベッド独自の高密度連続スプリングは耐久性が最も高いクッション材としても有名です。寝心地は硬めで特に筋肉質でがっしりとした人にぴったりです。
このモデルはマットレスの全周を硬めのコールドキュアフォーム一体成形で強化してた「プロ・ウォール®」仕様。マットレスの端から端まで贅沢に使えるのでワンサイズ上の寝心地が得られます。長さは205cm。
このマットレスにおすすめのベッドフレーム
ビーナスベッド「スタンダードベッド LUCY」
安定感が優れたナチュラルな雰囲気
豊かな風合いの天然木オーク材をしたナチュラルテイストのベッドフレーム。脚の数を増やすことにより安定感がありきしにくい構造をしています。床板はすのこ仕様なので、通気性も抜群です。長さは213cm。なお、ビーナスベッド製のロングサイズマットレス(縦幅207cm)がすのこにぴったり置けるサイズ感です。
5. ドリームベッド製マットレス「トルネード」
どっしりとハードな寝心地
広島県にある老舗マットレスメーカー「ドリームベッド」のオリジナルポケットコイルマットレス。円錐型のポケットコイルを隣同士上下逆に配列することで、マットレス全面の寝心地をハードに作っています。特に体格ががっしりとした人におすすめ。ポケットコイルなので静かな寝心地です。長さは205cm。
このマットレスにおすすめのベッドフレーム
ドリームベッド「No.238 ウレルディ」
安心の頑丈設計
同じくドリームベッド製のベッドフレーム。安定感抜群のBOXタイプの引き出し収納付きの高級モデルです。フレーム自体の長さが216cm(床面212cmほど)なので、少し余裕があるサイズ感です。
6. 日本ベッド「ビーズポケットベーシック」
日本を代表するポケットコイル
国産の老舗マットレスメーカー「日本ベッド」のポケットコイルマットレス。日本ベッドといえば「シルキーポケット」が有名ですが、ロング丈はこちらの「ビーズポケット」のみ展開しています。ビーズポケットは「日本ベッドの品質をリーズナブルに提供する」というコンセプトで作られているシリーズ。高品質な寝心地を得たい人におすすめです。長さは205cm。
このマットレスにおすすめのベッドフレーム
ビーナスベッド「colts」
一生ものの逸品
高級木材ウォールナットの無垢材を使った国産すのこベッド。飽きの来ないデザインと高級な仕様はずっと使い続けられる「一生もの」にふさわしい逸品です。すのこは桐材を使用。ベッド下のスペースは11cmあるのでお掃除ロボットも入ります。床面の長さは208cm。
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【厳選】ロングサイズベッド おすすめショップ 2選
ベッドやマットレスのロングサイズの取り扱いが豊富あって、魅力的な商品が売っているショップをご紹介します。
1. neruco (ネルコ)
参照:neruco
豊富な種類・抜群のコスパ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由。取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人におすすめです。
2. ビーナスベッド
参照:ビーナスベッド
リーズナブルから本格派ベッドまで
ビーナスベッドは創業50年の岡山県にあるベッド専門店です。オリジナルのマットレスや有名海外ブランドの取り扱いがあり、特にサータのマットレスが豊富にあります。
木の温かみを感じられる素敵なデザインの木製ベッドフレームも魅力的。送料・組立設置・梱包材回収が無料サービスです。
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いかがでしたでしょうか?
ロングサイズのベッド&マットレスの特徴やおすすめ商品をご紹介させていただきました。
身長が180cm以上で仰向き寝で眠る人はロングサイズがおすすめです。
ただし商品数が少なかったり、メーカーによってロングサイズの定義(長さ)が異なるので購入時には注意してください。
あなたにぴったりなベッドが見つかったのならうれしいです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。