トゥルースリーパーの寝心地が最大限楽しめる
この記事ではショップジャパンの「トゥルースリーパー プレミア ベッドマットレス」をご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ぜひご参考くださいね。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
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目次
トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの基本情報
メーカー | ショップジャパン(オークローンマーケティング) |
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サイズ | シングル~クイーン |
主な素材 | 5層ウレタンフォーム |
硬さ | ややソフト |
価格(シングル) | 67,000円 |
「トゥルースリーパー」はNTTドコモグループのShop Japan(ショップジャパン)が販売するオリジナル寝具ブランドです。
【まず結論】トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネ当たりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じ本商品を以下のように評価しました。
▼ トゥルースリーパー プレミアムベッドマットレスの評価の評価 | |
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総合評価 | 3.18 |
仰向き寝 | 3.5 |
横向き寝 | 4.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 2.0 |
寝返り | 2.0 |
底付きのなさ | 3.5 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 2.5 |
衛生面 | 3.5 |
取り扱いやすさ | 4.0 |
価格 | 2.66 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
【総評】ベッドマットレスだから「トゥルースリーパーらしさ」を存分に感じられる
本商品(プレミア ベッドマットレス)はトゥルースリーパーで唯一の「ベッドマットレス」です。
ベッドマットレスとは、1枚で寝るのに十分な厚みがあることが特徴です。
なお、トゥルースリーパーといえば、お手持ちのマットレスの上に重ねて使う薄型のトッパータイプ(プレミアリッチやエアフリーなど)が主流です。
本商品(プレミアベッドマットレス) | 別商品(トッパー)※画像はプレミアリッチ |
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→1枚で理想的な寝心地を作る | →お手持ちのマットレスの寝心地を改善 |
トッパー(プレミアケアやプレミアリッチ)は、あくまで「寝心地の改善」が目的ですが、どうしても下の寝具(他メーカーのマットレス)の寝心地の影響を受けます。
硬いマットレス×トッパー | やわらかいマットレス×トッパー |
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→沈み込みが浅くなる | →沈み込みが深くなる |
一方、ベッドマットレス(プレミアベッドマットレス)は、1枚で寝心地を作るため、理想的な寝心地を追求できることが、他のトゥルースリーパー商品と決定的な違いです。
要するに、プレミアベッドマットレスの場合、トゥルースリーパー本来の寝心地が最大限発揮できるように「総合的に」構成されているのです。
そして、トゥルースリーパーの理想的な寝心地を実現するために5層ものウレタンフォームを組み合わせました。
こうした多層構造は、それぞれの層で役割を発揮することで、バランスが良い寝心地が作れることが特徴です。
具体的には、
- 表層(低反発ウレタン)で体圧分散
- 中間層(高反発ウレタン)で寝姿勢保持
- 下層(プロファイルウレタン)で荷重分散
という役割を明確にして体を支えるので、トッパータイプに比べ、寝心地のバランスや、ストロークのなめらかさなどは一線を画します。
ただし、いわゆるトゥルースリーパーの特徴である「ソフトな低反発ウレタンフォーム」が得意としているじんわりとしたフィット感があり、包み込まれるような寝心地は、一方で、蒸れや寝返りの打ちづらさを強めに感じるため、この点が合うかどうかが判断基準でしょう。
今までトッパータイプを使っていて「トゥルースリーパーの寝心地が気に入った」という人が、さらに寝心地を高めたい・買い替えたい場合に特におすすめできるマットレスです。
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トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの特徴・メリットは?
1. 多層ウレタンによる「理想的な構造」
トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスは、5層ものウレタンフォームを積み重ねた多層構造のウレタンマットレスです。
以上のとおり、体当たりは低反発フォームでふんわりと支え、沈み込んだら硬めの高反発フォームでグッと寝姿勢を保持し、下層の衝撃を吸収する構成です。
このように、柔→硬→柔で構成するマットレスは「弾性の三層構造」といって、人間工学的に寝心地が良いマットレスのひとつの条件として推奨されます。
特に下層のウレタンフォームを凹凸仕様(プロファイル仕様)にして、縦方向へ衝撃がスムーズに吸収することが、よく工夫しているポイントだと思います。
上のアニメーションのとおり、表層の低反発層(白色2層)で体の形にフィットし、中間の高反発フォーム(青色)でしっかりと潰れずに支え、下層(黒・白色)のプロファイルウレタンによって荷重が分散されていることがわかります。
それぞれの層によってしっかりと役割を果たす、理想的な構造と言えるでしょう。
2. 低反発ウレタンによる「やさしいフィット感」
トゥルースリーパーと言えば「ウルトラ ヴィスコ エラスティック」という、独自の低反発フォームが特徴です。
本商品(プレミアベッドマットレス)では、1層目に搭載されています。
ウルトラ ヴィスコエラスティックは、低反発フォームの中でも、とてもソフトでもっちりとした弾力性があり、フィット感・体圧分散性がとても高い素材です。
特に今まで使っていた寝具が硬すぎる人や、圧力によって体の痛みを感じる人などに合いやすいでしょう。
なお、「ウルトラ ヴィスコ エラスティック」とは、「高粘度・高弾力」という意味合いで、要する「もっちりモチモチの低反発ウレタンフォーム」という感じで捉えていただければと思います。
3. 60日の返品保証付き
トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスには購入してから60日間の返品保証(お試し期間)があります。
自分に合ったマットレス選びというのは本当に難しいものですが、長い期間試せるなら安心ですね。
なお、返品時の送料は自己負担となり、集荷や梱包も自分で行う必要があります。
最近では、無料お試し期間(トライアル)付きのマットレスが多くなっていますが、条件はメーカーによって差があります。
手数料(返送費の自己負担)なしのメーカーもありますので、気になる人は以下の記事もご参考くださいね。
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トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスのデメリット・注意点
1. 敷きパッドの寝心地が悪い(いらないかも)
本商品には専用の敷きパッドが付いています。
しかし、このカバーが寝心地を悪化させていると感じました。
まず、素材としてはポリエステル100%で、通気性・吸水性がイマイチなので、蒸れを強く感じます。
また、体へのフィット感も少ないので、ツッパリを感じたり、生地が波を打つことで、違和感を感じやすいです。
よって、この敷きパッドは使わずに、もっと吸水性や伸縮性が豊かな市販の敷きパッドやシーツなどを自前で用意したほうが良いかもしれません。
トゥルースリーパーならではの「なめらかなフィット感」を、この敷きパッドが足を引っ張っている印象です。
2. 「硬さ調節機能」に過度な期待はしない方が良い
本商品は、ブロック(3つ)をひっくり返すことで硬さ調節もできます。
しかし、基本的にデフォルト(標準設定)の寝心地が一番良いです。
これは、マットレスは基本的に表層がやわらかく、中間層が硬く、下層がふんわりと荷重を吸収するというバランスで作られている方が寝心地としては良く感じるからです。(上でご紹介した「弾性の三層構造」にもつながる話です)
プレミアベッドマットレスでは3ブロックの分かれていますが、たとえば、真ん中のブロックを裏返すと、真ん中部分のみ、上層が「硬めの高反発」、下層が「やわらかめの低反発」に変わります。(いわゆるセンターハードという仕様です)
こうしたアレンジの場合、まずブロック同士の連結部分のなめらかさが失われることで圧力を感じる原因になります。
続いて、裏返して硬く調節したはずの真ん中のブロックですが、多層構造の場合、硬い層よりも柔らかい層が先に潰れます。
すると、表面の高反発層は突っ張られることで圧力を感じやすく、荷重が強くかかる部分はペコっと沈み込むという「いびつな」サポート性に変わります。(硬く調節したはずが、かえって沈み込みが深くなる場合もあるということです)
一方、デフォルト(標準設定)の場合、上層のソフトな低反発でしっかりとフィットしつつ、沈み込んだらハードな高反発層でグッと押し返すという理想的なサポート性を発揮します。
これは本商品に限らず、ブロックをひっくり返すことで硬さ調節ができるタイプのマットレス共通のデメリットです。
ただし、寝心地の良さは人それぞれ感じ方が違うので、ひっくり返した方が寝心地が良く感じる人もいるでしょう。
しかしながら、基本設定(柔→硬の流れ)の方が、マットレス本来の性能を発揮されます。
なお、硬さと反発性(低反発・高反発)は別の話です。硬い低反発もあれば、柔らかい高反発もあります。
この問題は、あくまで「硬さのバランス(流れ)」の話とお考え下さい。
3. 耐久性は低そう(復元率95%)
ウレタンマットレスの耐久性は復元率や密度の仕様でだいたい決まりますが、本商品(プレミアベッドマットレス)のスペックは以下のとおりです。
復元率 | 密度 |
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95% | 非公開 |
プレミアベッドマットレスの復元率は95%(低め)です。(密度は非公開)
一般的に、復元率95%程度のスペックは、5年くらいの寿命です。
ただし、上層3ブロックは入れ替え可能なので、定期的(3カ月に1回程度)にローテーションすることで、ヘタリをならし、長持ちさせることも可能です。
復元率が96%以下の圧縮ウレタンマットレスの場合、開封後に膨らみ切らない個体(製品不良)が発生しやすくなります。
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【体験レビュー】トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスを実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感をレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルサイズです。
横向きにして開梱するとスムーズです。
マットレス本体はロール状に圧縮されています。
シングルサイズで約12.5kgkgと軽めで、ひとりでも移動しやすいです。
それでは、マットレス本体を開封していきます。
外側のビニールをハサミで切ります。
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(4倍速、音声なし)
上の動画のとおり、まずは外側のビニールを剥がし、マットレスを伸ばしてから内側のビニール袋を切っていきます。
外観のチェック
開封直後でも、復元状態は良いです。
開封直後と3日経過した様子を比較したアニメーションを作りました。
3日経過すると、芯材(ウレタン)が膨らみ、本来の厚さに復元されました。
厚さはこのくらいです。
公表値どおり約15cm(本体)の厚さが確認できました。
本商品には専用の敷きパッドが標準で装備されています。
ポリエステル100%のサラサラとした触り心地です。
表と裏で素材感が違います。
表 | 裏 |
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表は比較的さらさらした触り心地ですが、裏がゴワゴワとした感じです。(公式サイトによると裏面で寝るのは非推奨のようです)
伸縮性は少なめです。
生地のアップはこんな感じです。(表面)
敷きパッドの下には本体カバーがあります。
本体カバーはツルツルとした感触で、伸縮性は高めの生地でした
生地アップはこんな感じです。
側面カバーはメッシュ仕様です。
メッシュは生地の中で最も通気性が良く、マットレス内部に溜まった空気を外に促します。
裏面生地も側面と同様の仕様です。
滑り止めなどはなく、ベッドフレームに置いた時には、比較的滑りやすいタイプです。
フット面にはトゥルースリーパーのロゴ(ラベル)があります。
専用の敷きパッドのボタンで固定されていました。
ボタンは簡単に外れ、敷きパッドは洗濯機で丸洗いできるのでメンテナンスしやすいです。
マットレス本体のカバーはファスナーで閉じられています。
内部構造
カバーを開けて内部構造をご紹介します。
カバーは、ひとつの側面を残し「コ」の字で開封するパターンです。
こちらがトゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの芯材です。
芯材の構造は以下のとおりです。
上部は3つのブロックに分かれ、下部は分割しない1枚タイプです。
上部のブロックは保護カバーに入っています。
保護カバーがあることで、ウレタン(ブロック)がスムーズに入れ替えができます。
下部のウレタンはプロファイル(凹凸)加工です。
凹凸加工を施すことで、通気性が高まります。
また、点によるサポート性が生まれ、衝撃を上下の動きによって分散します。
なお、波形の大きさが上下で異なります。
上(黒色) | 下(白色) |
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上面(黒色)の方が、凹凸の間隔が広く、通気性が高いです。
一方、下面(白色)は、凹凸の間隔が狭く、細かい点の動きによって、きめこまやかに最終的な荷重を分散させます。
品質表示ラベルはカバー裏面に付いています。
取扱い表示はこちらです。
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【詳細解説】トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの評価について
この記事の冒頭で評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。
▼ トゥルースリーパー プレミアムベッドマットレスの評価の評価 | |
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総合評価 | 3.18 |
仰向き寝 | 3.5 |
横向き寝 | 4.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 2.0 |
寝返り | 2.0 |
底付きのなさ | 3.5 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 2.5 |
衛生面 | 3.5 |
取り扱いやすさ | 4.0 |
価格 | 2.66 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。
なお、日本人の約60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星3.5」。
トゥルースリーパーらしいフィット感と体圧分散性が高い寝心地で、圧力によって体が痛くなることはありません。
表層のウルトラ ヴィスコ エラスティック(低反発フォーム)は沈み込みやすい素材ですが、3層目の高反発フォームがしっかりと支えることで、沈み込み過ぎることなく、寝姿勢保持性が良い感じです。
ただし、仰向きはマットレスとの接地面が多いため、蒸れは強めです。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星4.0」。
ソフトタイプの低反発ウレタンマットレスなので、スムーズに沈み込むことで圧迫感が少ない寝心地です。
また、低反発なのでホールド力もあるため、寝姿勢安定性が高い寝心地です。
15cmという厚さ(薄さ)にもかかわらず、横向きで快適でした。
3. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「星3.0」。
上層はソフトな低反発フォームが中心のため、沈み込みは深めです。
ただし、低反発ならではのホールド力の高さがあるため、沈み込みは深いながら端部分でも安定感があり、ストレスは感じませんでした。
4. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星2.0」。
基本的に低反発フォームは寝返りは打ちにくく、本商品(プレミアベッドマットレス)のようにやわらかく沈み込みが深い場合はさらに寝返りに力が必要です。
また、蒸れを感じやすいマットレスなので、寝返りがスムーズにできない場合、ストレスにつながりやすいでしょう。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星2.0」。
下層がプロファイル(凹凸)加工のウレタンフォームにするなど、通気性への工夫はありますが、やはり表層の低反発ウレタンフォームの存在感が強いので、蒸れは強めです。
さらに、専用の敷きパッドが吸水性や通気性が少なく、蒸れを助長させる原因にもなっています。
蒸れが気になる人は、清涼感がある素材や、吸水性や吸湿性がある素材の敷きパッドを使用しましょう。
6. 耐久性は?
密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。
評価は「星2.5」。
「デメリット・注意点」のところでも触れましたが、本商品の復元率は95%(低い数値)のため、耐用年数は5年前後と想定します。
7. 素材の品質は?
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「4.0」。
多層構造のウレタンマットレスは、積層(接着)時に、ズレや歪みが発生することもありますが、本商品(プレミアベッドマットレス)はとてもきれいな状態でした。
工場の生産品質やマネジメントレベルの高さが感じられ、安心して購入できるでしょう。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「3.5」。
専用の敷きパッドには、抗菌・防ダニ加工が施されています。
9. 取り扱いやすさは?
持ち運びしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。
特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。
評価は「星3.0」。
重量はシングルサイズで約12.5kgと、ベッドマットレスの中では「軽め」の重さです。
ただし、3ブロック構造のため、立てかけたりすると折れたり歪みやすいです。
お届け時は圧縮梱包のため、搬入経路が狭い家も安心です。
10. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星2.44」。
シングルサイズで67,000円は、マットレス市場においては「少し高め」の価格帯です。
ただし、工夫された5層ウレタンフォームを使用していることや60日の返品保証などの付加価値があるため、コストパフォーマンスとしては決して悪くはありません。
11. 硬さは?
ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。
本商品(プレミアベッドマットレス)は、一般的には「ややソフト」な寝心地だと思います。
マットレス全体としての硬さは127Nで、品質表示法に則るなら「かため」に分類されるのですが、120N前後は体感としては「ふつう」くらいです。
さらに、上層にフィット感や体圧分散性が高いソフトな低反発フォームを使用しているので、結果的に「ややソフト」くらいの寝心地に落ち着きます。
主観的な硬さのレベルとしては、10段階中4くらい(10が最も硬いとして)に感じました。
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似ている商品との比較
トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスの特徴である「低反発タイプの多層構造マットレス」という条件で比較します。
商品 | ①トゥルースリーパー プレミアベッドマットレス | ②オリジナルコアラマットレス | ③快眠タイムズマットレス |
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画像 | |||
厚さ | 15cm | 21cm | 20cm |
硬さ | ソフト | ふつう | ふつう |
復元率 | 95% | 99% | 99% |
重量 (Sサイズ) | 約12kg | 約15.8 kg | 約15.5kg |
構造 | 5層 | 3層 | |
返品保証 | 60日 | 120日 | 60日 |
送料負担 | あり | 原則なし | あり |
価格 (Sサイズ) | 67,000円 | 69,900円 | 50,000円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
【比較商品②】オリジナルコアラマットレスの特徴は?
②コアラマットレスはオーストラリア発のウレタンマットレスブランド。2015年に創業・2017年に日本市場に上陸し、当時から販売されているのがこのオリジナルコアラマットレスです。
2021年に「NEWコアラマットレス」という新モデルにリニューアルされ、このオリジナルコアラマットレスは一時廃盤になりましたが、あまりの人気に再販が決まったという逸話があります。
1層目は、低反発に近いウレタンフォーム(クラウドセル)を使用し、コアラ独特の「ゼロディスターバンス技術®」による衝撃吸収性が高い寝心地が実現されています。
ちなみに、今や見かけることが多くなったワインチャレンジ(グラスを置いたマットレスの上で飛び跳ねてもワインがこぼれないというパフォーマンス)を流行させたのはこのオリジナルコアラマットレスです。
【比較商品③】快眠タイムズ マットレスの特徴は?
③は愛知県に本社がある寝具メーカー「株式会社篠原化学」が展開する「快眠タイムズ」のオリジナルマットレスです。低反発+高反発のリッチな多層構造タイプで、仕様・品質とも良質(高密度×復元率99%)なのに、5万円台から買える抜群のコストパフォーマンスが魅力。
快眠タイムズマットレスでは、1層目に低反発、2層目に高反発フォームを使用しています。
どれがおすすめ?
「無料お試し期間」が大事なら、オリジナルコアラマットレスがおすすめです。コアラスリープでは120日の長期間トライアルを設け、さらに手数料も全国規模で無料という最もリスクが少ないお試しプログラムが魅力です。
「品質×価格のコストパフォーマンス」で考えると、快眠タイムズマットレスが最も優れているでしょう。この仕様で5万円で買えるのは非常に安いです。カバーに羊毛を使っている点も魅力で、こだわりが詰まったマットレスです。
「低反発ならではフィット感」で考えるとトゥルースリーパー プレミアベッドマットレスがおすすめです。ソフトな低反発フォームの存在感が最も強く、体圧分散性が高い寝心地が特徴です。
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まとめ
いかがでしたか。
トゥルースリーパー プレミアベッドマットレスをご紹介しました。
トゥルースリーパーならではフィット感が高く圧力を感じさせない寝心地に加え、5層ものウレタンフォームを使用することで、総合的に良いバランスで仕上がっています。
低反発フォーム、高反発フォーム、プロファイルウレタンという流れは実にスムーズでよく考えられた構造です。
一方、専用の敷きパッドが足を引っ張っている感じがしたので、別の敷きパッドを自分で探して用意した方が良いかもしれません。
また、復元率が低いので、長期使用はあまり期待しない方がよいでしょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。