ベースマットの選び方
この記事ではベースマットについてご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
この記事を書いた人
※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益をサイトの運営費に充てています
目次
ベースマットとは?
ベースマットとは「土台のマットレス」のことです。
土台なので、ベースマットの上にマットレスやトッパーを敷いて使います。
ベースマットが必要な理由
ベースマットは必ずしも必要ではありません。マットレス単体で満足いく寝心地や使用感が得られているのであればベースマットは使わなくて良いです。
ベースマットを使う代表的なシーンは以下のとおりです
1. 高さ調節
ベッドフレームと合わせた時のマットレスの高さが足りない場合、ベースマットを使うことで、高さの調節が可能です。
ベースマットなし | ベースマットあり |
---|---|
![]() |
![]() |
特にヘッドボードとのバランスや、フロアベッドなどのマットレスを囲うデザインのフレームの場合、薄いマットレスだと見た目のバランスが良くない場合もあります。
また、床から30cmくらいがホコリが滞留するゾーンと言われているので、薄型マットレス(10cm前後が多い)を使っている場合、ベースマットを合わせることで、ホコリが感じにくくなります。
2. 耐久性の向上
目安として厚さ15cm以下のマットレスの場合、単体だけでは荷重分散が不十分で、床の圧力によってマットレスに負荷が強まる傾向があります。
ベースマットを下に敷くことで、マットレスの荷重をベースマットに受け流せるので、マットレス自体の負荷が少なくなり、長持ちしやすくなります。
3. 寝心地の改善
薄いマットレスで底付き感(寝ていて床の存在を感じること)がある場合、ベースマットを敷くことで底付き感が改善されます。
また、十分な寝心地を得られないマットレスをベースマットとして使い、上にトッパーなどを敷くことで、寝心地を改善できます。
・
・
・
ベースマットとトッパーとの違い
「耐久性の向上」「寝心地の改善」という目的においては、マットレスの上に敷く「マットレストッパー」も同じですが、ベースマットとの違いは以下のとおりです。
タイプ | ベースマット | トッパー |
---|---|---|
画像 | ![]() |
![]() |
使い方 | マットレス(トッパー)の下に敷く | マットレスの上に敷く |
主な目的 |
|
|
基本的にベースマットは、今使っているマットレスの寝心地が気に入っていることが前提で、そのうえでより耐久性を高めたい・高さを調節したいといった場合に導入することが主です。
逆に、トッパーは、今使っているマットレスの寝心地に不満(硬すぎる・暑いなど)がある場合に導入すべきアイテムです。
また、ベッドマットレス(厚さ15cm以上が目安)の場合は、底付きを感じにくく、高さも十分にあるため、基本的にベースマットは必要ありません。

寝心地(感触や反発性など)の改善はトッパーの方が期待できます。
一方、底付きの改善や高さ調節の幅などは、ベースマットの方が効果的です。
・
・
・
ベースマットの選び方
硬めがおすすめ
ベースマットが柔らかすぎると、上の寝具(マットレスやトッパー)が、歪みやすく、適切なサポート性を発揮できません。
よって、「硬め」を選びましょう。目安としては、ウレタンフォームの場合は170N前後以上がおすすめです。
なお、スプリングコイルは一概に言えないので、個別の判断になります。 ※悩んだらお問合せください
目的に合った「厚さ」
高さ調節が目的の場合、ベッドフレームとのバランスを考慮して、厚さをご検討ください。
通気性は高い方が良い
湿気は下に溜まりやすいので、ベースマットは通気性が高いものを選ぶのがおすすめです。
・
・
・
ベースマットの種類
1. 専用ベースマット
西川のAiR[エアー]や、昭和西川のムアツなどには、専用のベースマットが用意されています。
他のメーカーにもベースマット専用として販売されている商品はありますが、かなり数が少ないです。
よって、ベースマットを探している人は、基本的に次に紹介する「ベースマット向きのマットレス」から選ぶのが良いと思います。
2. ベースマット向きのマットレス
マットレスとして販売されている商品の中には、ベースマットに適したマットレスがあります。
その条件は、「硬め」「通気性が高い」「価格が高すぎない」「厚すぎない」です。
具体的には、薄型タイプのマットレスに多く、ウレタンマットレスなら単層(1層)タイプがベースマットとして使いやすいです。
薄型 | 単層(1層) |
---|---|
![]() |
![]() |
・
・
・
おすすめのベースマット向きのマットレス 3選

「硬め」「通気性が高い」「価格が高すぎない」「厚すぎない」という条件を備えたおすすめのベースマット向きマットレスを選びました。
1. マニフレックス「サステナブルウイング」
定番の三つ折りマットレス
マニフレックスの中で特に人気の三つ折りマットレス。「サステナブル」とあるとおり、環境問題を意識した商品です。芯材のエリオセル®(高反発フォーム)は水で発泡しているため燃やしても有毒ガスを発生させません。
肝心の寝心地も、マニフレックスならではの高反発らしい寝姿勢をしっかり支えるサポート力や、寝返りの打ちやすさといった特徴も実現され、満足感が高い仕上がりです。
そのままでも十分寝られる寝心地ですが、個人的には上物(特にトッパー)を敷くことで完成度がグッと高まるマットレスだと思います。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | 170N(硬め) |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | エリオセル®(高反発フォーム) |
価格 (Sサイズ) |
38,500円 |
2. 快眠タイムズ「エコラテエリート 10cm三つ折りマットレス」
低価格なのに高品質(さらにトライアル付き)
寝具メーカーの篠原化学(愛知県)が運営する「快眠タイムズ」のオリジナル折りたたみマットレスです。
密度32D&復元率98%という仕様なので、1万円台で買える格安モデルとしては耐久性はかなり優れていると言え、さらに60日のトライアル付きなので気軽に試せることもうれしいポイントです。
凹凸構造のウレタンフォームによって、通気性が高まるので、ベースマットとしても適しています。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | 150N(やや硬め)※凹凸形状 |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 (Sサイズ) |
19,990円 |
3. ネルコンシェルジュ(neruco)「薄型ポケットコイルマットレス」
クッション性が豊かなスプリングコイルタイプ
線径1.9mmのバネを使用したしなやかな弾力性を持つ薄型ポケットコイルマットレス。全周メッシュ構造なので通気性に優れています。お届け時にはロール状の圧縮梱包で配送されるので、通路が狭い家でも安心です。
スプリングコイルタイプなので、ベースマットとして使うとふんわりとしたクッション性によって、荷重分散がされ、上層のマットレス(トッパー)が長持ちしやすいです。
サイズ | セミシングル~ダブル ※ショート丈あり |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) |
11,490円 |
・
・
・
ベースマット向きマットレス+トッパーの組み合わせ おすすめ5選

あえて、最初からベースマットとマットレス(トッパー)を分けて考えて、それらの組み合わせを狙って購入するのもアリです。
特に、マットレス単体で寝心地を追求するとなると、かなり高額になる傾向があるので、なるべく低価格で寝心地を追求したいという人にもおすすめです。
また、経年劣化(ヘタリ)などで寝心地に不満が出てきた際に、上のマットレス(トッパー)だけを買い替えるだけで済むのもメリットですね。(ベースマットは、直接的な荷重を受けない分、ヘタリにくいです)
1. マニフレックス「サステナブルウイング」+「クールトッパー」
サステナブルウイング | クールトッパー |
---|---|
![]() |
![]() |
鉄板の組み合わせ
マニフレックスの定番とも言える組み合わせ。低価格帯の薄型マットレス「サステナブルウィング」をベースマットにして、トッパーの最高峰モデル「クールトッパー」を乗せます。
クールトッパーのふんわりとしたフィット感がある寝心地に、サステナブルウィングのしっかりした反発力が加わることで、良質な寝心地が得られます。
なお、サステナブルウィングは三つ折りマットレスなので、移動や持ち運びにも便利です。

同じメーカーの組み合わせのため、相性も抜群で安心して使えます。
商品 | サステナブルウイング | クールトッパー |
---|---|---|
メーカー | マニフレックス | |
硬さ | 硬め | ややソフト |
主な素材 | エリオセル® | エリオセルMF® |
価格 (Sサイズ) |
38,500円 | 37,400円 |
販売ページ | 公式サイト | 公式サイト |
2. モダンデコ「三つ折りマットレス」+快眠タイムズ「エコラテエリート 6cmトッパー」
モダンデコ | エコラテエリート 6cmトッパー |
---|---|
![]() |
![]() |
なるべく低価格が良い人におすすめ
数千円で買えるベースマット(モダンデコ)に、1万円台から買えるトッパーの組み合わせです。モダンデコのみだと硬いだけの味気ない寝心地ですが、凹凸構造のウレタントッパー(エコラテエリート)を加えることで、体圧分散や感触が高まります。

両方とも軽いので移動がしやすく、捨てやすいことも魅力です。
商品 | 高反発 三つ折りマットレス | エコラテエリート 6cmトッパー |
---|---|---|
メーカー | モダンデコ | 快眠タイムズ |
硬さ | 190N(硬め) | 150N(やや硬め) |
主な素材 | ウレタンフォーム | 凹凸ウレタンフォーム |
価格 (Sサイズ) |
5,999円 | 11,990円 |
販売ページ | 楽天市場 | 公式サイト |
3. マニフレックス「モデル246」+SOMRESTAマットレストッパー
モデル246 | SOMRESTAマットレストッパー |
---|---|
![]() |
硬め好きにおすすめ
モデル246は「硬め好きの方から熱狂的な支持で多くのリピーターから長く愛され続けているロングセラー」というマニフレックスの定番マットレスです。
モデル246は1枚でも良質な寝心地が得られますが、よりしっかりした弾力性や反発性を感じたい人には、高品質ウレタンマットレスブランド「SOMRESTA(ソムレスタ)」のトッパーを合わせることがおすすめです。

SOMRESTAフォームは、反発弾性率60%という「相当高い反発性」があり、50Dという超高密度で作られているので、モッチリとした感触も楽しめます。
商品 | モデル246 | SOMRESTAマットレストッパー |
---|---|---|
メーカー | マニフレックス | SOMRESTA(ソムレスタ) |
硬さ | 170N(硬め) | 154N(やや硬め) |
主な素材 | エリオセル®(高反発フォーム) | 高反発ウレタンフォーム |
価格 (Sサイズ) |
50,600円 | 32,800円 |
販売ページ | 公式サイト | 公式サイト |
4. ネルコンシェルジュ(neruco)「薄型ポケットコイルマットレス」×2台
薄型ポケットコイルマットレス | 薄型ポケットコイルマットレス |
---|---|
![]() |
![]() |
お手軽なホテル仕様
同じポケットコイルマットレスを2台重ねて使うパターンです。2層のスプリングコイル構造は、ホテルでもよく採用される「ダブルクッション(ボックススプリング)」と同じ方向性の使用感を得られます。

nerucoの薄型ポケットコイルマットレスは、単体でも寝心地が良いので、まずは1つで試してみて、クッション性や圧力などに不満があったら、もう1枚買い足してみるもの良いと思います。
商品 | 薄型ポケットコイルマットレス(×2台) |
---|---|
メーカー | neruco |
硬さ | やや硬め |
主な素材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) |
11,490円×2台(22,980円) |
販売ページ | 公式サイト |
5. オリジナルコアラマットレス+VIROBLOKトッパー
オリジナルコアラマットレス | VIROBLOCKトッパー |
---|---|
![]() |
![]() |
モッチリ感が好きな人に
オリジナルコアラマットレスといえばクラウドセルによる衝撃吸収性が高い寝心地が特徴ですが、同じ硬さ(N数)で似たようなモッチリ感を味わえるマニフレックスのVIROBLOCKトッパーを上に敷いた組み合わせです。
硬さと感触の方向性が似ているだけあって、モッチリ感がかなり感じられます。なお、感触的には低反発フォームのようなじんわりさと、高反発フォームのような弾力性があるような寝心地です。

個人的に面白いなと思ったのがこの組み合わせです。素材的にはVIROBLOCKトッパー(エリオセルMF®)の方が高密度でしなやかなので、とても上質な寝心地が得られます。オリジナルコアラマットレスをすでに持っている人にも試してみて欲しいです。
商品 | オリジナルコアラマットレス | VIROBLOCKトッパー |
---|---|---|
メーカー | コアラ® | マニフレックス |
硬さ | 70N/120N/200N | 70N(ややソフト) |
主な素材 | ウレタンフォーム | エリオセルMF® |
価格 (Sサイズ) |
69,900円 | 24,200円 |
販売ページ | 公式サイト | 公式サイト |
・
・
・
まとめ
いかがでしたか。
ベースマットについてご紹介しました。
ベースマットは、今お使いのマットレスの、
- 高さ調節
- 耐久性の向上
- 寝心地の改善
といった目的で使用する寝具です。
ベースマットは、あまりポピュラーではない寝具なので、知らない人も多いと思いますが、マットレスをベース(土台)とトッパー(上物)に分けて考えることで、マットレス選びの選択肢がグッと広がると思いますよ。
ご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。