やわらかいマットレス

やわらかいマットレスが欲しい

「やわらかいマットレスの方が気持ちよさそう」と思う人も多いですが、やわらかければ良いというわけではありません。

やわらかすぎるマットレスを選ぶと、腰が沈みすぎたり、寝返りがしにくくなったり、寝姿勢が崩れやすくなることがあります。

大切なのは、自分の体型・寝姿勢・好みに合ったやわらかさを選ぶことです。

この記事では、やわらかめのマットレスに合う人・合わない人、選び方、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

著者情報 椚大輔 椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
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まず結論|やわらかめマットレスが合いやすい人

やわらかめのマットレス

やわらかめのマットレスは、次のような人に合いやすいです。

やわらかめが合いやすい人
  1. 横向きで寝ることが多い人
  2. 女性的な体型(体のラインがハッキリしている人)
  3. 体重が軽めの人
  4. 肩や腰の圧迫を感じやすい人
  5. やわらかめの寝心地に慣れている人

まずは「体の凹凸の大きさ」です。横向き・女性的な体型の場合、体の凹凸が大きい(はっきりしている)ため、ある程度の沈み込みが必要です。よって、硬めよりもやわらかめの寝心地が合いやすいです。

特に横向き寝は、肩や腰に圧力が集中しやすいので、適度に沈むやわらかさが求められます。

また、体重が軽い人は、硬いマットレスだと体が沈み込みにくく、腰にすき間ができたり、圧力を感じやすくなります。

やわらかめマットレスが合いにくい人(硬めが合う条件は?)

硬いマットレス

一方、やわらかめのマットレスが合いにくい(硬めのマットレスが合う)条件は以下のとおりです。

やわらかめが合いにくい人
  1. 仰向きで寝ることが多い人
  2. 男性的な体型(体のラインが平坦な人)
  3. 体重が標準以上の人
  4. もともと硬めの寝心地が好きな人

やわらかめよりも硬めのマットレスが合う条件は、「体の凹凸の少なさ(仰向き・男性的な体型)」です。体の凹凸が少ないため、沈み込みにくい硬めのマットレスの方が合いやすいです。

また、体重が重い人は、やわらかすぎるマットレスだと深く沈み込んでしまい、寝姿勢が崩れやすくなります。

やわらかいマットレスの注意点

やわらかめのマットレスの主な注意点は以下の4つです。

やわらかめマットレスの注意点
  1. ヘタりやすい場合もある
  2. 重い・分厚い
  3. 硬く調節しにくい
  4. 価格が高くなりやすい

1. ヘタりやすい場合もある

やわらかいマットレスは、詰め物を厚くして、ふんわりした寝心地を作っている傾向があります。

そして、詰め物で使われることが多い、低密度のウレタンフォームや綿はヘタりやすい素材です。

詰め物

詰め物のウレタンフォームや綿(わた)

よって、最初はふんわりとしたやわらかさを感じても、使っていくうちに詰め物(ウレタンフォームや綿)が潰れることで、寝心地が変わってしまうこともあります。

椚大輔
椚大輔
ただし、芯材(スプリングコイルや高密度フォームなど)でやわらかさを作っている場合はヘタりにくいです。つまり、やわらかい寝心地を詰め物で作っている場合、ヘタりが早い傾向があるとお考えください。

2. 重い・分厚い

やわらかいマットレスは、硬めのマットレスよりも素材(詰め物や芯材)をたくさん使う場合が多いです。

やわらかめマットレスの例 硬めマットレスの例
やわらかめのマットレス 硬めマットレス

結果的に、マットレスが分厚く、重くなるので、持ち運びなどの取り扱いにくさにつながります。

椚大輔
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やわらかめのマットレスは沈み込みが深くなるため、薄いと底付きにつながります。一方、硬めのマットレスは沈み込みにくいので、薄い商品も多いです。(三つ折りなど薄型マットレスは、だいたい寝心地が硬めです)

3. 硬く調節しにくい

「マットレスの硬さが合わない」と思ったときは、敷きパッドトッパーなどを使って、やわらかく調節することは可能ですが、逆に硬く調節するのは難しいです。

マットレストッパー

マットレストッパー(マットレスの上の白い敷物)

よって、最初からやわらかいマットレスを選ぶときには、自分の体に合うかを特に慎重に考えた方が良いでしょう。

椚大輔
椚大輔
逆に硬いマットレスをやわらかくするのは比較的簡単です。よって、迷ったら、極端にやわらかいものではなく、「少しだけ硬め寄り」も含めて検討すると失敗しにくいです。

4. 価格が高くなりやすい

高級ベッド

やわらかいマットレスは硬めのマットレスよりも、価格が高いことが多いです。なぜなら、やわらかめのマットレスは素材をたくさん使う傾向があるからです。

なお、基本的に有名メーカーの最高級モデルと言えば、最もやわらかい寝心地のモデルとなることが多いです。

迷ったらコレ!やわらかめのおすすめマットレス 9選

椚大輔
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ここでは、やわらかめの寝心地が好きな人におすすめのマットレスをご紹介します。

1. エアリゾーム「ピロートップ HOLLOW」

エアリゾーム「ピロートップ HOLLOW」

格安のピロートップ

インテリアショップ「エアリゾーム」のピロートップマットレス。ピロートップとはマットレスの上にクッションがついている仕様のことで、体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップマットレスは採用されていることが多いです。

ピロートップとしては格安ながらエッジサポート(端強化)などもあり、仕様・寝心地を考えるとかなり満足感が高いです。特に「ふんわりふかふかな寝心地が好き」という人にぴったりだと思います。

サイズ シングル~クイーン
クッション材 ポケットコイル
価格
(Sサイズ)
22,530円

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2. カコム「アンサンブルマットレス(低反発タイプ)」

アンサンブルマットレス(低反発タイプ)

やわらかさと硬さの塩梅が良い

トッパー層に「低反発ウレタンフォーム」、ボトム層に「ポケットコイル」を搭載したハイブリッド仕様のマットレスです。

ピロートップ仕様の低反発フォームによってフィット感・体圧分散性の高さがあり、沈み込むとハードウレタンで寝姿勢を整え、最下層のポケットコイルでふわっと衝撃を吸収する理想的なバランス感が実現されています。この高級感で約4万円~はかなりコストパフォーマンスが高いと思います。

サイズ シングル~クイーン
クッション材 ポケットコイル(コイル・オン・コイル)
価格
(Sサイズ)
39,800円

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3. コアラマットレスシュプリーム SUPREME

コアラマットレス シュプリーム

極上のなめらかさが魅力のウレタンマットレス

2015年にオーストラリアで創業した「コアラ®」の最高峰グレード。3層・11ゾーンによる極上のなめらかさが味わえ、トッパーによる硬さ調節・リバーシブルカバーによる寝心地調節が可能です。

温度・湿度の調節性が高いコッパー(銅)が入っているので、季節や環境の変化にも対応しやすいことも魅力です。硬さに関してはふんわり・ソフトというよりも「適応幅が広い」というイメージです。なお、120日のトライアルが付いています。

サイズ シングル~キング
クッション材 多層ウレタンフォーム
価格
(Sサイズ)
149,900円

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4. NELLマットレス スイート

NELLマットレス スイート

高級マットレスをリーズナブルに

NELLマットレスの高級モデル「スイート」は、老舗ブランドのハイグレードモデルのような高級マットレスの寝心地をリーズナブルかつ、トライアル付きで買えることが最大の魅力です。

ふんわりとしつつ持ち上げる力(反発力)が強めの寝心地なので、沈み込みすぎることなく、体を支えます。この厚さにしては、軽やかな寝心地で、やわらかすぎる寝心地が苦手な人にも受け入れやすいと思います。仰向きでも横向きでも寝やすいと思いました。

サイズ シングル~キング
クッション材 2層ポケットコイル
価格
(Sサイズ)
200,000円

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5. サータ「サータトラディション ボックストップ6.8」

サータトラディション ボックストップ6.8

これぞサータの真骨頂

1931年に創業したアメリカを代表するマットレスブランド「サータ」が展開する11ゾーンのポケットコイルシリーズ。

「サータ史上最高の“きめ細かさ”」とされていて、コイルが体のラインにピタッとフィットするような寝心地が特徴です。仰向きでも横向きでも気持ちよく、ふんわり系の寝心地が好きな人には特に合いやすいと思います。

サイズ シングル~キング
クッション材 11ゾーンポケットコイル
価格
(Sサイズ)
228,800円

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6. シーリー「クラウンジュエル ガーナイトⅣ」

クラウンジュエル「ガーナイトⅣ」

極上のふんわり感

全米No.1のセールスを獲得した世界的に有名なマットレスブランド「シーリー」のハイスタンダードモデル。「雲のような寝心地」というマットレスの宣伝文句をよく見かけますが、この言葉は、まさにこのガーナイトⅣのためにあるようなものです。

シーリー最新技術のRestSUPPORT™コイルと、シフォンケーキのようなミラクルソフトウレタン、プレッシャーリリーフ・インレー(5ゾーン)などが織りなす優雅な寝心地です。

サイズ シングル~キング
クッション材 ボンネルコイル
価格
(Sサイズ)
368,500円

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7. 日本ベッド「シルキーパフ」

シルキーパフ

職人の技術力が光る逸品

仕立ての良さに定評がある日本ベッドの基幹ブランド「シルキーポケットシリーズ」。その中でも最も肌触りが柔らかいのがこの「シルキーパフ」です。

芯材のシルキーポケットコイルは「フレックスアセンブリ」という、接着剤を使わずに職人さんがコイルを配列する方法を採用しています(こんな配列方法はどこにもありません)。結果、コイルの動きが非常に良く、まさに唯一無二なポケットコイルマットレスと言えるでしょう。

サイズ シングル~クイーン
クッション材 超高密度ポケットコイル
価格
(Sサイズ)
231,000円

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8. テンピュール®「プロ プラス(やわらかめ)」

テンピュール®「プロ プラス」

低反発マットレスの原点、そして最高峰

低反発マットレスのパイオニア「テンピュール®」の中心的なモデル。従来から20%も体圧分散性を向上させた「テンピュール®アドバンスト素材」を使い、圧力を感じないまるで無重力な寝心地が得られます。

テンピュール®アドバンスト素材は、温度によって形状が変化し、寝ころんだ瞬間からウレタンが溶けるように体にフィットすることが特徴です。なお、高級マットレスですが、公式サイトや対象店舗で100日のお試しプログラムが利用できます。

サイズ シングル~クイーン
クッション材 テンピュール素材(超高密度低反発ウレタンフォーム)
価格
(Sサイズ)
264,000円

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9. シモンズ「カスタムロイヤル」

カスタムロイヤル

耐久性が高いポケットコイル

シモンズは世界で初めてポケットコイルマットレスの商業化に成功した老舗メーカーとして有名で、そのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用し、耐久性が高いことが特長です。

この「カスタムロイヤル」というモデルは、シモンズのスタンダードモデル「ゴールデンバリュー」よりもコイルの高さがあり、よりクッション性に優れ、ソフトながらしっかりと体をサポートしてくれます。価格はやや高めですが、ゴールデンバリューのプレミアム仕様といった位置づけの贅沢な寝心地が特徴です。

サイズ シングル~キング
クッション材 ポケットコイル
価格
(Sサイズ)
412,500円

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椚大輔
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ここからは、やわらかめマットレスをより失敗しにくく選ぶために、「硬さ・やわらかさ選びの予備知識」をご紹介します。購入前の確認ポイントとして参考にしてください。

素材別|やわらかいマットレスの選び方

1. スプリングコイルマットレスの場合

スプリングコイルマットレス

やわらかいタイプのスプリングコイルマットレスは、詰め物のボリュームが多い傾向があります。

詰め物が少ない(硬め) 詰め物が多い(やわらかめ)
硬めのコイルマットレス やわらかめのコイルマットレス

ただし、コイルの高さ・線径・数・圧縮率などの仕様も、硬さ(やわらかさ)に大きく影響します。

椚大輔
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こうしたコイルの仕様を読み解くのは難しいと思いますので、基本的にメーカー(販売ページ)が訴求している硬さ・やわらかさを手掛かりに検討するのが良いでしょう。

2. ウレタンマットレスの場合

ウレタンマットレス

ウレタンマットレスは、N(ニュートン)という数値で硬さを確認できます。やわらかめが好きなら、80N前後以下のウレタンマットレスがおすすめです。

ただし、80N以下の単層ウレタンマットレスはほぼありません。なぜなら、沈み込みすぎることで、寝姿勢が崩れやすいからです。

つまり、やわらかめのウレタンマットレスは、ほぼ「多層タイプ」を選ぶことになります。

多層タイプ

多層タイプ(この商品は3層構造)

多層タイプのウレタンマットレスにおいては、ざっくりですが、表層(最上層)の3~5cmくらいが80N以下の仕様であれば、やわらかく感じやすいです。

3. ファイバータイプの場合

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスは、耐久性を維持するために、基本的に硬めの寝心地になりやすいです。

別の言い方をすると、やわらかめのファイバーマットレスは、選択肢としてはかなり数が少ないです。

椚大輔
椚大輔
エアウィーヴの高級モデル「S4.0」などでは、やわらかめの寝心地ながら、耐久性を維持できる仕様もあります。価格は高めですが、ファイバーマットレスが良い人は、検討してみてはいかがでしょうか。

「硬さ(やわらかさ)」以外にも考えるべきマットレス選びのコツ

やわらかめのマットレス

マットレス選びでは以下の点を検討することが大切です。

マットレス選びのポイント
  1. 硬さ
  2. 厚さ
  3. 耐久性
  4. 反発性
  5. サイズ
  6. 通気性
  7. 重量
  8. 捨てやすさ
  9. 返金保証の有無 など

マットレス選び全般は以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

よくある勘違い|低反発=やわらかいではない

高反発と低反発の違い

低反発マットレスと聞くと、「やわらかいマットレス」と思う人も多いです。しかし、反発性と硬さは別の話です。

低反発でも硬いマットレスもありますし、逆に高反発でもやわらかいマットレスもあります。

なお、少し難しい話ですが、反発性の定義(ウレタンフォーム)はJIS規格(JIS K 6400-3)で以下のとおりに定められています。

低反発 レギュラー(一般) 高反発
画像 低反発 レギュラー(一般) 高反発
反発弾性率 15%未満 15~49% 50%以上
特徴 押すとゆっくり戻る性質があり、衝撃吸収性が高く、圧力を感じにくい 一般的なウレタンフォーム 押し返す力が強く、寝姿勢が整い、寝返りしやすい

まとめ

シーリー「クラウンジュエル ガーナイトⅣ」の体験

以上、やわらかめのマットレスについてご紹介しました。

やわらかめのマットレスは、横向き寝が多い人、体重が軽めの人、肩や腰の圧迫を感じやすい人に合いやすいです。

一方で、やわらかすぎるマットレスを選ぶと、腰が沈みすぎたり、寝返りがしにくくなったりすることがあります。特に仰向き寝が多い人や体重が標準以上の人は注意が必要です。

また、やわらかい寝心地を詰め物で作っている商品は、ヘタりやすい場合もあります。厚さ・耐久性・反発性なども確認しながら選びましょう。

「やわらかい=自分に合う」と決めつけず、体型・寝姿勢・好みに合った硬さ(やわらかさ)を選ぶことが大切です。

マットレス選びで迷ったら、お気軽にお問い合わせください。できる限りサポートさせていただきます。

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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。