脚付きマットレスベッドの選び方&おすすめ商品をご紹介
この記事ではベッドメーカーに勤めていた筆者が「脚付きマットレスベッド」について詳しくご紹介します。
脚付きマットレスベッドは、無印良品で大ヒットしたベッドの種類ですが、最近ではいろいろなショップで売られています。
この記事の前半では脚付きマットレスベッドの選び方をお伝えし、後半でおすすめの商品をご紹介しています。
「早くおすすめのベッドを知りたい」という方は下記ボタンを押すとその場所にスクロールするのでご参考くださいね。
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目次
脚付きマットレスベッドとは
脚付きマットレスベッドとは、名前のとおり「マットレスに脚を付けただけのシンプルなベッド」です。
脚を付けることで、床からマットレスを離すことができるため、マットレスを床に直置きするよりも衛生的に使えます。
脚付きマットレスベッドの良いところ
コンパクト
マットレスの大きさ=ベッドの大きさとなるので、ヘッドボードがあるベッドフレームでマットレスを使うよりもコンパクトに置けます。特に狭い部屋に住んでいる人におすすめです。
組立が簡単
マットレスに脚を付けるだけ、もしくは簡易的なフレームを作ってマットレスを乗せるだけなので、数あるベッドの中でも最も組み立てが簡単なタイプです。
価格が安い
脚付きマットレスベッドは価格が安い傾向があり、シングルサイズで1万円台の格安価格で買える商品も選べます。
一般的なベッドの場合、ベッドフレームとマットレス両方を揃える必要があるので、安くても合計2万円以上はかかるものですが、脚付きマットレスベッドの場合は、それひとつ買えばよい点もメリットです。
初めての一人暮らしや引越しなどでベッドを買うための予算が少ない場合でも買いやすいです。
ぶつかっても痛くない
木製のことが多いベッドフレームは角などが鋭利になっていたり、基本的に木製のため、ぶつかったら痛いです。
しかし、脚付きマットレスベッドなら、角がマットレスなので、ぶつかってもケガをしにくいです。
さらに、脚部分も丸みがあるタイプが多いので、小さなお子様がいるご家庭でも安心でしょう。
通気性が良い
マットレスに脚を付けることで、床から大きく離すことができ、通気性が高い環境で寝ることができます。
これはすのこを敷く(すのこ床板のベッド)よりも、通気性が良い環境と言えるでしょう。※床板がある脚付きマットレスベッドもあります
様々なインテリアに合わせやすい
ベッドは生活感が強めに出やすいですよね。
脚付きマットレスベッドならフレームがないため存在感が薄く、インテリアが整いやすいです。インテリア雑誌に掲載されているおしゃれな部屋にも脚付きマットレスベッドはよく登場します。
見た目は単なるマットレスに脚がついただけのシンプルなデザインなので、シーツやカバーのコーディネート次第で様々なインテリアテイストに合わせることができます。
脚付きマットレスベッドのデメリット
高品質な商品が少ない
脚付きマットレスベッドは低価格帯のメーカーから販売されていることが多く、寝心地にこだわりたい人には物足りなく感じることもあるでしょう。
有名なベッドメーカーではフランスベッドが脚付きマットレスベッドを作っていますが、シモンズやシーリーなどな海外メーカーは作っていません。
また、ピロートップや両面仕様など、ハイグレードの仕様は少ないので、寝心地の良さを追求する人は「単品マットレス+ベッドフレーム」という構成がおすすめです。
単品マットレスの選び方・おすすめ商品は以下の記事で詳しくご商紹介しています。
大きいサイズが少ない
脚付きマットレスベッドは一人暮らし(一人部屋)をメインターゲットにしているため、ダブルサイズ以上の大きいサイズは少ないです。
クイーンサイズ以上のベッドを探していて、どうしてもマットレスベッドが良いという人は小さいサイズを2台くっつけて使うことがおすすめ。
ちなみに一般的にクイーンサイズはセミシングルサイズ×2、キングサイズはセミシングル+シングル(またはシングルサイズ×2)です。
マットレスが買い替えられない
マットレスの寿命=ベッドの寿命となるので、ダメになったらすべてを買い替えなければなりません。
その点、単品マットレス+ベッドフレームの構成なら、マットレスがダメになったらマットレスだけを買い替えることが可能です。
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脚付きマットレスベッドを選ぶポイント
ここでは、脚付きマットレスベッドを選ぶうえで、チェックしておいた方が良いポイントをご紹介します。
ココをチェック
- クッション材の違い
- 分割タイプと1枚タイプ
- 小柄な人はショート丈もおすすめ
1. クッション材の違い(ポケットコイルかボンネルコイルか)
脚付きマットレスベッドは基本的にクッション層に「スプリングコイル」を使用している商品が中心です。
そして、スプリングコイルマットレスの寝心地を左右する重要なポイントは「コイルの種類」です。
脚付きマットレスベッドで採用されているのはおおよそ「ポケットコイル」か「ボンネルコイル」のどちらかです。
ボンネルコイルとは
ボンネルコイルは、コイル同士を鉄線で連結させている構造で、面で体を支えます。寝心地は硬めのものが多く、布団で眠る寝心地と近いです。
比較的耐久性が高いことがメリットですが、バネ感が強く、振動が伝わりやすいことがデメリット。要するに揺れやすいマットレスです。日本では安価な商品に多いです。
ポケットコイルとは
ポケットコイルは不織布に包まれたコイルがひとつひとつ独立した構造をしていて、点で体を支えます。体圧分散性が高いふんわりとした寝心地を作りやすいです。
独立コイルのため、振動が伝わりづらいので、二人で寝る人には特におすすめです。
おすすめは「ポケットコイル」
ポケットコイルは、荷重によって沈み込みが変化するため、体の中心線がまっすぐになりやすく、寝返りが打ちやすいというメリットもあります。
振動が伝わりづらい静かな寝心地は、日本人の好まれる寝心地として、スプリングコイルマットレス市場では中心的な位置づけです。
ただし、使われているコイルの数があまりに少ないとすぐにヘタってしまうので、シングルサイズなら450個くらいのコイル数があるマットレスベッドをおすすめします。
ウレタンタイプもある(数は少ない)
数は少ないですが、クッション層にウレタンフォームを使った「ウレタンマットレス」タイプの脚付きマットレスベッドもあります。
ウレタンフォームはスプリングコイルに比べると軽量で扱いやすいというメリットがあります。
また、衝撃吸収性が高い素材なので、振動は伝わりづらいです。
一方、デメリットは通気性が悪く蒸れやすいこと。また、素材自体の耐久性が低めの傾向があるので、ヘタリやすいです。
ただし、上記のメリット・デメリットはあくまで一般論です(通気性が良いウレタンもあれば、高密度で重たいウレタンもあります)。
また、「高反発」や「低反発」など、商品によって反発性の特徴が変わります。
高反発は、元に戻る力が強いため、沈み込みにくく(寝姿勢保持)、寝返りがしやすい傾向があります。
一方、低反発は押して離すとゆっくりと元に戻る素材のため、フィット感が高く、衝撃吸収性に優れます。
高反発・低反発の特徴については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ご興味がありましたらお読みください。
なお、脚付きマットレスベッドにおいて、ウレタンタイプは1万円を切るような激安価格商品に多い傾向があります。
2. 分割タイプ・1枚タイプ
脚付きマットレスベッドには、通常の1枚ものマットレス(1枚タイプ)と、中央で分断できるマットレス(分割タイプ)があります。
分割タイプ | 一枚タイプ |
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分割タイプの特徴
マットレスが2つに分かれているため、ひとつひとつの梱包サイズがコンパクトです。部屋の搬入口が狭い人におすすめです。
分割できるので来客時に移動させてちょっとした腰掛けとしても使いやすい点も魅力。
一方デメリットは、分割部分の寝心地が悪いことです。特に荷重が多くかかる腰・臀部にマットレスの割れ目が来る商品が多いので、寝心地にこだわりたい人には不向きと言えます。
一枚タイプの特徴
分割されていない1枚のマットレスタイプ。クッションが分断されていないため、分割タイプよりも寝心地が良い傾向があります。
搬入時の梱包が大きくかさばることがデメリットですが、1枚タイプでも配送時にはロール状に圧縮して届く商品もあるため、搬入口が狭い人は圧縮梱包かどうかチェックしましょう。
3. 小柄な人は「ショート丈」もおすすめ
ショート丈とは長さが180cmのマットレスのサイズのこと。通常のマットレスよりも15cmほど長さが短いです。※通常のマットレスはおよそ195cm
身長が160cm以下の方であれば、快適に眠ることができる長さなので、部屋が狭くて小柄な人におすすめのサイズ感です。
一般的なマットレスのサイズ展開には少ないのですが、脚付きマットレスベッドでは、商品によってショート丈の取扱いがあるので、身長と部屋の広さに応じてご検討ください。
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【超厳選】シーンで選ぶ!おすすめの脚付きマットレスベッド 12選
予算やシーンにおいておすすめの脚付きマットレスを厳選しました。
【1万円台以下】おすすめの格安タイプ3選
ココがポイントボンネルコイルやウレタンフォーム仕様のマットレスを使っているため価格が抑えられたモデル。すごく寝心地にこだわった仕様ではありませんが、低予算に抑えたい人におすすめです。
1. RASIK(ラシク)「コイルが選べる 脚付きマットレスベッド」
最安値レベルのポケットコイルが選べる
メーカー直販のベッド販売店「RASIK(ラシク)」のオリジナル脚付きマットレスベッド。圧縮梱包タイプで送料が抑えられるため、スプリングコイルで最安値レベルです。カラーはブラックとホワイトというシックなバリエーションから選べます。サイズはシングルのみです。価格は13,800円~。さらにポケットコイルタイプは15,980円~と最安値レベルです。
2. タンスのゲン「BONO」
コイル数が多め
口コミ7000件を超え、評価も高いタンスのゲンの脚付きマットレスベッド。一般的なボンネルコイルタイプではシングルサイズあたり256個程度のコイル数(密度)が多いのですが、この商品は270個という多めの数量を使用。コイル数は多い方がフィット感が高まり、寝心地と耐久面が優れやすいというメリットがあります。カラーは3色から選べます。価格は12,999円~。
3. モダンデコ「COCOA」
レビュー数10,000件以上の人気商品
楽天のベッド部門年間ランキング4年連続No.1の商品。1万件を超えるレビュー数があるうえ、評価4以上を獲得しています。7色から選べるのでインテリアにこだわりがある人にもおすすめです。裏地の強度を高めるような改良を加えていたりするので安心感を持って買うことができるでしょう。価格は10,999円~。
4. ファンボヌール「高反発ウレタン ベッド&マットレス」
とにかく低価格で探しているならコレ
高反発タイプのウレタンフォームで作られたマットレスを使用した脚付きマットレスベッド。圧縮梱包でお届けのため搬入・設置が楽にできます。シングルサイズで1万円以下で買えるのは、脚付きマットレスベッドの中では最安値クラス。とにかく低予算にこだわりたい人におすすめです。価格は9,980円~。
【寝心地重視】おすすめの高品質スプリングタイプ 3選
ココがポイント格安ボンネルコイルに比べて、高密度タイプのスプリング「ポケットコイル」「高密度連続スプリング」を使用したおすすめ商品をご紹介。寝心地や使用感にこだわりたい人にぴったりです。
1. 源ベッド「日本製ポケットコイル脚付きマットレス」
寝心地にはこだわりたい派に
国産のポケットコイルマットレスベッド。国内最高品質のバネを使っていて、反発性・耐久性が優れた本格仕様。寝心地はソフト、レギュラー、ハードが選べます。コイル数も多く、より寝心地にこだわりたい人におすすめです。
2. 無印良品「脚付マットレス・高密度ポケットコイル」
しっかりとした寝心地
無印良品の大ヒットモデル。高密度タイプ(交互配列)のポケットコイルタイプで、しっかりと硬めの寝心地が作られています。マットレス下を支えるフレームはスチールメッシュ仕様なので、安定感が高まります。
3. ネルコ「フランスベッド製 脚付きマットレスベッド」
体格ががっしりした人はコレ
フランスベッドでしか作れない「高密度連続スプリング」を使用した脚付きマットレス。他のスプリング(コイル)に比べて、耐久性が抜群に優れています。オープンコイル構造なので通気性が良く、蒸れが気になる人にもおすすめです。
【搬入しやすい】おすすめの分割タイプ 2選
ココがポイント分割タイプは搬入がしやすいだけではなく、2つに分けてちょっとしたソファーとしても使えるため、来客時にも便利です。ただし、寝心地は1枚タイプに比べて劣る傾向があります。
1. ネルコ「セパレートベッド」
安心の国産製
国産のポケットコイルを使用した分割脚付きマットレスベッド。耐荷重が150kgほどあるので、体重が重めの人でも安心です。分割部分は金属の連結パーツでがっしりと固定できるので安定感が高まります。
2. 山善「YAM2-97195」
低価格ならコレ
ボンネルコイルを使用した中国製の安価タイプの分割脚付きマットレスベッド。耐荷重が90kgほどなのでがっしりとした体型の人には不安が残りますが、価格が1万円台から買える点は魅力です。
【コンパクト】おすすめのショート丈タイプ 2選
ココがポイント
通常のベッドよりも15cmほど短い180cm丈のタイプ。身長が160cm以下で、部屋が狭めの人におすすめです。
1. RASIK(ラシク)「脚付きマットレスベッド ショート丈」
低価格×ショート丈ならコレ
ボンネルコイルを搭載したショート丈の脚付きマットレスベッド。脚の高さは2種類から選べます。4色のかわいらしいカラーバリエーションも珍しく、何といってもほぼ1万円から買える低価格さが魅力です。
2. BED STYLE「寝心地が選べるショート丈脚付きマットレスベッド」
セミシングルや脚の長さも選べる
セミシングルも選べるので、省スペースのベッドを探してる人におすすめです。クッション素材はポケットコイル・ボンネルコイルが選べて、更に脚の長さも選べるのでカスタマイズ性が高い点も魅力。
【セミダブル・ダブルが選べる】おすすめの大きめサイズ 1選
ココがポイント
一人でゆったりor二人で寝たい人のために、大きめサイズが選べるおすすめ商品をご紹介。特に2人で寝る場合は振動が伝わりにくいポケットコイルタイプがおすすめです。耐荷重の高さもポイント。
1. 源ベッド「日本製ポケットコイル脚付きマットレス」
最高品質のポケットコイル&頑丈仕様
上でもご紹介した源ベッドのオリジナル脚付きマットレスベッド。国内最高品質のバネを使用し、JIS基準で耐荷重200kg(SD・Dサイズ)をクリアしているので、二人で寝る人にもおすすめです。
※掲載している価格・仕様等は変動する可能性があるので各ショップページをご確認ください。
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【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選
最後に魅力的なベッドが格安で売っているおすすめサイトをご紹介します。
1. BED STYLE(ベッドスタイル)
参照:BED STYLE
ユニークな商品が魅力
商品数が3,000点以上の日本最大級のベッド専門店。ニッチなカテゴリーも豊富に取り扱っていて、ファミリーベッドやチェストベッド、跳ね上げ式ベッドは群を抜いています。
また、他ショップにないユニークな機能性がある商品が多い点も魅力です。
2. neruco (ネルコ)
参照:neruco
豊富な種類・抜群のコスパ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由。取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人におすすめです。
3. RASIK(ラシク)
参照:RASIK(ラシク)
シンプルデザイン×格安価格
RASIK(ラシク)は商材の仕入れサイト「株式会社もしも」が直営するベッド専門販売サイト。メーカー直販なので、最安値レベルの価格設定で買えることが魅力です。
ブランドコンセプトは「シンプルモダン」ということで、どんな部屋にも合いやすい長く使えるデザインが特長。
2020年4月よりオープンした新しいショップなので、品揃えは少なめですが、特にローベッドや収納ベッドなどはコストパフォーマンスが良いです。
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いかがでしたでしょうか。
脚付きマットレスベッドの特徴やおすすめ商品をご紹介させていただきました。
脚付きマットレスベッドは、「ベッドの存在感をなくしたい」「シンプルなベッドを探している」といった人におすすめです。
低価格の商品も多く、手軽にベッドを買いたい人にとっても魅力的なベッドです。
おすすめはポケットコイル仕様で、分割されていない一体型のタイプですが、部屋への搬入が困難な場合は分割タイプも検討しても良いと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。