クイーン・キング

クイーンベッドとキングベッドの特徴を徹底解説

夫婦やカップル、ファミリー利用でベッドを選ぶとき、「クイーンにするか、キングにするか」で迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ベッド業界15年以上の私の視点で、クイーンサイズとキングサイズの違い、選び方を詳しくまとめます。ぜひご参考にしてくださいね。

著者情報 椚大輔 椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
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クイーンサイズ・キングサイズの大きさは?

クイーンとキングのサイズ比較

メーカー・商品によって多少差異はありますが、一般的にクイーンサイズ・キングサイズの寸法は以下のとおりです。

サイズ 横幅 縦幅 用途
クイーン 160cm 195cm 2人でゆったり
キング 180cm 2人でよりゆったり

つまり、クイーンよりキングサイズの方が広いです。

椚大輔
椚大輔
なお、クイーンサイズ・キングサイズのマットレスを初めて作ったのはシモンズと言われています。(1958年に初製造)

クイーンサイズ・キングサイズ、どっちがおすすめ?

クイーン キング
クイーン キング

選ぶ基準はシンプルで「予算」と「部屋の広さ」で決めると良いと思います。

基本的に広いベッドの方が快適に寝られるので、予算と部屋の広さが許すのであれば、キングサイズの方がおすすめです。

なお、クイーン・キングとも「ゆったり二人用」ですが、キングなら小さいお子様と川の字で寝ることも可能なサイズ感です。

しかしながら、お子様の成長とともにキングサイズでもいずれ足りなくなるので、「家族で長期間使いたい」という場合は、複数台並べ(買い足し)の想定か、連結ファミリーベッドの中から選ぶと良いと思います。

クイーンサイズ・キングサイズのメリット

1. 価格が抑えられる

クイーンサイズ・キングサイズの大きなメリットのひとつが、「ベッドを2台並べるよりも、費用を抑えやすいこと」です。

たとえば、シングルベッドを2台そろえる場合、必要になるのは「ベッドフレーム2台+マットレス2枚」です。商品によっては、送料や組み立て費用も2台分かかります。

一方、クイーンサイズ・キングサイズなら、基本的には「1台分」で済むため、トータルコストを抑えやすいのが特徴です。

2. 豪華な雰囲気を演出できる

クイーンサイズやキングサイズのベッドは、一般的なシングル・セミダブルと比べて存在感が大きく、寝室にホテルライクな高級感を与えやすい点が魅力です。

特に、横幅にゆとりがあるベッドは、空間にゆったりとした印象を生み出し、寝室全体が上質で落ち着いた雰囲気になります。

また、大きなベッドはインテリアの主役になりやすく、ヘッドボードや寝具との組み合わせによって、ラグジュアリー感を演出しやすいのもメリットです。

3. 一人で使うなら非常に快適

クイーンサイズやキングサイズの魅力のひとつは「広さによる圧倒的な快適性」です。

特に一人で使う場合は、その恩恵を最も感じやすいでしょう。横幅180cmあるキングサイズなら、まさに「大の字」で寝られるほどの広さです。

一般的なサイズ(シングル~ダブル)では、寝返りを打つたびに端が気になったり、無意識に姿勢を制限してしまうことがあります。しかし、クイーンサイズやキングサイズなら、左右に大きな余裕があるため、自然な寝返りがしやすく、のびのびと眠れます。

クイーンサイズ・キングサイズのデメリット

1. 二人で寝る場合は「シングル以上の2台使い」が理想

二人で寝る場合、部屋の広さと予算に余裕があるなら、本来はベッドの2台使いがおすすめです。

なぜなら、お互いの好きなマットレスの寝心地(硬さ反発性)や、必要な大きさ(サイズ)も選べるため、それぞれにとって寝心地が良い環境を作りやすいからです。

シングルサイズの2台ならべ

シングルサイズの2台並べ

さらに、マットレスが分かれていることで、振動が伝わりにくくなり、睡眠を妨げることも少なくなるでしょう。

椚大輔
椚大輔
なお、睡眠時の体の動きは肩幅の約2.5~3倍とも言われるため、本来は大人一人あたりセミダブルが快適に寝られるサイズです。

2. 搬入・廃棄が大変

クイーン・キングサイズは大きいです。

マットレスそのままの形(非圧縮)で届く場合、縦が約200cm、横が約180cmもの大きさになるので、搬入経路にご注意ください。

キングサイズのマットレスの梱包(非圧縮)

キングサイズのマットレスの梱包

なお、最近ではコンパクトに梱包できる圧縮ロールパッケージ(ベッド・イン・ボックス)も多いので、搬入経路が狭い家に住んでいる人にはおすすめです。

椚大輔
椚大輔
圧縮ロールパッケージは復元後、再圧縮できないため、引っ越しや廃棄時などの搬出経路に問題がないかもしっかり確認しましょう。

3. 商品が少ない

基本的にベッドの品ぞろえはシングル~ダブルが中心です。

薄型マットレスなどはクイーン以上の取り扱いが少ない

薄型マットレスなどはクイーン以上の取り扱いが少ない

クイーン以上になると欲しいベッドフレームやマットレスのサイズ展開がない場合もあります。

マットレスを選ぶコツ(クイーン・キング)

「1枚」か「分割(2枚)」か

クイーンサイズ・キングサイズのマットレスを選ぶときは、「1枚タイプ」か「分割(2枚)タイプ」かも重要なポイントです。

1枚タイプ 分割タイプ
1枚タイプのキングマットレス 分割タイプのキングマットレス

1枚タイプは継ぎ目がなく、寝心地に一体感があるため、夫婦で広々と快適に眠れます。一方で、大型になるため搬入や移動が大変です。

分割タイプは搬入しやすく、お互いの振動が伝わりにくいことが魅力です。ただし、中央の継ぎ目が気になる場合があります。

基本的に「振動が伝わりにくいタイプ」がおすすめ

クイーンやキングのベッドに二人で寝る場合、振動が伝わりにくいマットレスを選ぶことで、パートナーの眠りを妨げにくいです。

おすすめの「揺れにくいマットレス」の種類はポケットコイルマットレスウレタンマットレス(ウレタンフォーム)です。

▼揺れにくいマットレスの種類
ポケットコイルマットレス ウレタンマットレス
交互配列 ウレタンフォーム(エルゴ・クラウド™)

詳しくは以下の記事でご紹介しています。

ベッドフレームを選ぶコツ(クイーン・キング)

ファミリー(3人以上)は「連結ベッド」も検討しよう

クイーンサイズやキングサイズを検討しているファミリー層には、「連結ベッド」もおすすめです。連結ベッドとは、シングルやセミダブルなどを2台並べて固定するタイプのベッドです。

連結ベッド

連結ファミリーベッド

大型サイズより搬入しやすく、将来的に子どもが成長した際は分割して使えるのが大きなメリットです。また、寝る人数に合わせて柔軟にサイズ調整しやすく、ライフスタイルの変化にも対応しやすい点が魅力です。

圧迫感を抑えたいなら「ローベッド」がおすすめ

クイーンサイズ・キングサイズのような大型ベッドは、存在感が大きいため、選び方を間違えると部屋に圧迫感が出やすくなります。そこでおすすめなのが「ローベッド」です。

ローベッド

ローベッド(フロアベッド)

床に近い低めの設計にすることで、視線が抜けやすくなり、同じサイズでも空間を広く見せやすくなります。

特にワンルームや寝室が狭めの家庭では、高さを抑えるだけで開放感が大きく変わるため、大型サイズほどローベッドとの相性は良いと思います。

2台ならべには「跳ね上げ式ベッド」が便利

跳ね上げベッドとは、床板を跳ね上げてベッド下を広大な収納スペースとして使えるベッドのことです。

跳ね上げ式ベッド

跳ね上げ式ベッド

引き出しタイプの収納ベッドに比べて、引き出しを引くスペースが必要ないので、狭い部屋でも置きやすいことが特徴です。

ただし、1台タイプのキングやクイーンはほとんどないので、カップルの場合、セミシングル~ダブルサイズのベッドを2台並べて一つの大きなベッドとして使うことが多いです。

クイーン・キングのおすすめベッドフレーム・マットレスは?

キングサイズのベッド

クイーン・キングのサイズごとに、おすすめのベッドフレームとマットレスを以下の記事でまとめています。よろしければご参考にしてくださいね。

 

(備考)有名メーカーのクイーン・キングの寸法

マットレス

クイーンサイズやキングサイズはメーカーや商品によって寸法が異なる場合があります。

以下に、有名メーカー各社の代表マットレスにおけるクイーンサイズ・キングサイズの規格をまとめましたのでご参考ください。

メーカー 代表モデル クイーン キング
シモンズ ゴールデンバリュー 152cm 180cm(90cm×2台)
シーリー エバンスⅢ 170cm 194cm
サータ ソフトスイート7.7 150cm(クイーン1) 180cm(セミキング)
日本ベッド シルキーポケット 160cm 180cm
フランスベッド LT Lex2 171cm なし
テンピュール プロ 160cm なし
マニフレックス フラッグFX 160cm なし

まとめ

以上、クイーンサイズ・キングサイズの特徴や選び方をご紹介しました。

クイーンとキングで迷った場合は、基本的に「部屋の広さ」と「予算」を基準に考えるのがおすすめです。

広いベッドほど快適性は高く、特にキングサイズは二人でもゆったり眠りやすく、小さなお子様との川の字寝にも対応しやすいサイズ感です。一方で、搬入性や価格、部屋の圧迫感には注意が必要でしょう。

また、二人で寝る場合は、「振動が伝わりにくいタイプ」のマットレスを選ぶことも大切です。具体的には、ポケットコイルマットレスウレタンマットレスは揺れが伝わりにくく、パートナーの眠りを妨げにくい傾向があります。

さらに、ファミリー利用なら「連結ベッド」、圧迫感を抑えたいなら「ローベッド」、収納力を重視するなら「跳ね上げ式ベッド」など、ライフスタイルに合わせた選択肢も検討すると失敗しにくいです。

なお、クイーン・キングサイズは商品によって寸法差があり、大型ゆえに搬入・搬出も大変なので、購入前には搬入経路や将来的な使い方まで含めて確認しておきましょう。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。