チェストベッド

「たくさん荷物を収納できるベッドを探している」

そうお考えのあなたに、大容量収納の「チェストベッド」をご紹介します。

  • 細々した荷物を収納したい
  • 引き出しがたくさんほしい

という人にチェストベッドはぴったりです。

この記事ではベッドメーカーに7年勤めていた筆者が、チェストベッドを徹底解説します。

前半ではチェストベッドの特徴や選び方をお伝えし、後半でおすすめのベッドをご紹介しています。

「早くおすすめのベッドを知りたい」という方は下記ボタンを押せばその場所にスクロールするのでご参考くださいね。

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この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(くぬぎ だいすけ)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。

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目次

チェストベッドとは?

チェストベッドとは
ベッド+タンス=チェストベッド

チェストとは日本語では「箪笥(タンス)」という意味。

つまり、タンスとベッドが合体したベッドがチェストベッドです。

チェストベッドのメリット

メリット

タンス並みの収納力

タンス並みの収納力

チェストベッドの最大の魅力は大量の荷物を収納できること。

通常の収納ベッドは引き出しが2杯程度ですが、チェストベッドは側面だけで4~6杯の引き出しが付いています。

一般的な収納ベッドチェストベッド
引き出し収納ベッドチェストベッド(大型収納)

なお、チェストベッドは床板下も収納可能です。深さもあるため大きな荷物や、ラグなどの長物も収納できるので便利です。

整理整頓しやすい

チェストベッドの引き出し

チェストベッドはたくさんの引き出しがあるので、収納物を「用途別に分ける」ことができます。

例えば、

  • 引き出しには「頻繁に使う小さなもの」(例:衣類、かばん、小物、リネンなど)
  • 床板下には「たまに使う大きなもの」(例:レジャー用品、季節もの、スーツケースなど)

など、荷物の大きさ使用頻度に応じて整理整頓しやすい点が魅力です。

深型・浅型の引き出しがある

チェストベッドは深さが異なる引き出しを搭載している商品が多いです。

例えば、

「浅い引き出しにはすぐ取り出せる衣類系、深い引き出しには大きめのカバンを収納する」

といった具合にフレキシブルに収納できます。

引き出しのかたちは商品によっていろいろなパターンがあるので、ぜひあなたにぴったりな商品を見つけてください。

こんな荷物がある人おすすめ

  • マンガやDVD
  • 靴下や下着などの衣類
  • ふとん(季節)
  • ラグ
  • スーツケース
  • 扇風機
  • 加湿器
  • キャンプ用品
  • スノーボード

チェストベッドのデメリット

デメリット

高さがある

ベッド下に大容量の収納スペースがあるため、床からの高さが高くなります。

チェストベッドの高さから落ちたらケガをする心配があるので、寝相が悪い人はベッドガードなども検討した方がよいでしょう。

スタイリッシュな見た目ではない

チェストベッドは収納機能を重視しているため、スマートなデザインは少ないです。

ドーンとした印象があり、部屋に置くと圧迫感を感じやすいです。

価格が高め

チェストベッドの場合、どんなに安くても3万円台はする商品が中心です。

一方、引出しが1段の一般的な収納ベッドであれば、格安モデルで2万円以下で買える商品もあります。

以下は、ベッド専門店「ネルコ」さんと当サイトがコラボした格安収納ベッドの特別モデル「ZESTO」です。

当サイト特別モデルの収納ベッド「ZESTO」
収納ベッド「ZESTO」は19,990円~※チェストベッドではありません

引出しの数はチェストベッドに劣りますが「なるべく低価格に抑えたい」という人にぴったりのモデルですので、ご興味がある方は以下の記事をご参考いただけますと幸いです。

ここに注目!チェストベッドを選ぶ4つのポイント

選ぶポイント

1. 「BOX構造」がおすすめ

BOX構造

BOX構造とは、引き出し部分がフレームと独立した構造のこと。まさにタンスのような引き出しパーツです。

なお、BOXタイプでないチェストベッドは、バラバラの板を組み合わせ作る場合が多く、大量のネジやビスを使うため、横揺れや衝撃に弱い傾向があります。

一般的なベッドとBOX構造のベッドとの比較

BOXタイプの特徴は以下の通りです。

組立が簡単

BOXタイプは引き出しがひとつひとつ完成品のため、組立が簡単です。組立が苦手な人にぴったりです。

頑丈

BOXタイプは組立がシンプルなため頑丈です。きしみや揺れの心配も少なく、安心して眠れます。

逆に、複雑な組立が必要な商品ほど横揺れに弱く耐久性は低いです。

ベッドを買う場合、組立がシンプルかどうかも確かめましょう。

椚大輔椚大輔

BOX構造は組立が簡単で、強度がある。これはとても素晴らしいポイントです。

2. 「ヘッドボード」の選び方

宮棚・コンセント付きヘッドボード

ヘッドボードは「ベッドの顔」とも言えるデザインを象徴する場所です。

デザイン性以外に、機能性も商品によって異なるで、よくチェックしましょう。

たとえば、「枕元にいろいろ小物を置きたい」という人は棚付きがおすすめです。

棚付きヘッドボード
棚付きヘッドボード

選ぶ際には自分が置きたい「具体的なもの」をイメージしてください。

たとえば「ボックステッシュを置きたい」「本やDVDを飾りたい」という人は、棚の奥行が大切です。

奥行が短いヘッドボードの例
奥行をよく考えて買わないと「置きたいものが置けない」ということも。。

また、「スマホやタブレットを充電したい」という人は、コンセントの仕様もチェックした方が良いでしょう。

2口コンセント加えてUSBポートが付いた商品
2口コンセント加えてUSBポートが付いた商品もある

「ヘッドボードに機能はいらない」「できるだけ省スペースで置きたい」という人は、ヘッドレスタイプのデザインもおすすめです。

ヘッドレスタイプのチェストベッド
ヘッドレスタイプのチェストベッド

いろいろなタイプのヘッドボードがあるので、あなたにぴったりなデザインを探してみてくださいね。

3. 「床板」の種類

チェストベッドの床板は、大きく以下の2種類があります。

パネル床すのこ床
板(パネル)すのこ

※上の画像はチェストベッドではありません

パネル床

パネル床はマットレスを支える面積が多いため、比較的耐久性が高い(要するに頑丈)です。

一方、通気性が良くないので基本的には敷布団で使用できません。また、仕様によってはマットレスがツルツルと滑りやすいというデメリットもあります。

すのこ床

すのこ床

すのこ床の最大のメリットは通気性の良さです。商品によっては敷布団でも使うことができます(すのこの仕様によって敷布団NGの場合もあるのでご注意ください)

一方、デメリットは湿気が下に伝わりやすいこと。

通気性の良さというメリットの裏返しですが、湿気が下に逃げやすいので、すのこの下がすぐに収納スペースになる商品の場合、「湿気とり」などを入れることをおすすめします。

パネルとすのこ、どっちがおすすめ?

スプリングコイルマットレス(ポケットコイルなど)を使う場合、重量が重いという点で、耐久性が高めのパネルタイプがおすすめです。

一方、蒸れを気にする人はすのこタイプの方が良いでしょう。特にウレタンマットレスや敷布団は、湿気によってカビやすいので、すのこタイプの床板がおすすめです。

椚大輔椚大輔

ただし、すのこタイプでも耐久性が高い仕様もあるので、スプリングコイルマットレスを使う場合、床板の差はあまり気にしなくても良いと思います。

4. 「耐荷重」もチェックしよう

ベッドフレームを手で押す

頑丈なベッドを選ぶには「耐荷重」もチェックしましょう。

耐荷重とは、ベッドフレームが何kgの荷重まで耐えられるかの数値です。

なお、ここでいう荷重とは「体重+マットレス+軽寝具(掛布団・まくらなど)の合算値」で、つまりベッドフレームの上にあるすべてのものの重量のことです。

特に、体重が重い人(80kg以上)や二人で使う人、重く分厚いマットレスを使いたい人などは、耐荷重は気にすべきポイントです。

一般的な厚さのマットレスの重量は20~25kgくらいが多く、軽寝具類の重量も含めると、大雑把な目安としては「自分の体重+30kg」以上の耐荷重がある商品がおすすめです。

迷ったらコレ!コスパ抜群のおすすめチェストベッド 12選

椚大輔椚大輔

コストパフォーマンスが素晴らしいおすすめのチェストベッドをご紹介します。よろしければご参考くださいね。

1. RASIK(ラシク)「棚付きスリムヘッドチェストベッド」

棚付きスリムヘッドチェストベッド

国産チェストで最高レベルのコスパ

豊富な引出しと長物収納スペースがある大容量収納チェストベッド。荷物が多い人におすすめです。国内の老舗ベッド工場で製造され、細かなディテールまで丁寧に作られています。

国産×組立設置付きで6万円台から買えるチェストベッドは他にはなかなか見つけられません。さらに薄型タイプのヘッドボードには棚・コンセントが付き使い勝手も良好。チェストベッドで悩んでいる人はまずはこの商品をご検討いただきたいです。レビュー記事はこちら

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2. ニトリ「チェストベッド ジオ 40M」

チェストベッド ジオ 40M

TVCMピックアップ商品の後継

大手家具小売チェーン「ニトリ」のチェストベッド。TVCMで取り上げられた商品の後継モデルです。ニトリの中でも特に力を入れている商品で、シングルサイズで約4万円の低価格にも関わらず、BOXタイプの引き出しの一部にフルスライドレールを採用しているなど、コストパフォーマンスは相当良いと思います。安さを優先しつつ、仕様にもこだわりたいという人にぴったりでしょう。レビュー記事はこちら

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3. neruco「一人暮らしにおすすめ多機能チェストベッド Wanada」

一人暮らしにおすすめ多機能チェストベッド「Wanada」

パソコン・スマホが置きやすい

ヘッドボードにも収納スペースがあり、これでもか!と言わんばかりの収納力を追求したチェストベッド。ガジェッド好きにも嬉しいUSBポート付き。機能性を追求する人におすすめです。レビュー記事はこちら

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4. RASIK(ラシク)「日本製ヘッドレスチェストベッド」

ベストバリュースタイル「日本製ヘッドレスチェストベッド」

部屋が狭い人におすすめ

最小スペースで置けるヘッドレスタイプのチェストベッド。部屋の狭い人でも置きやすいです。歴史あるベッド工場で作られていて、細部に至るまで高品質に作られています。

価格も安く、さらに組立設置サービス付き。国産×BOX構造×ヘッドレスの中で最もおすすめの逸品です。レビュー記事はこちら

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5. neruco「低価格で買えるチェストベッド Lucille」

低価格で買えるチェストベッド

格安で探しているならコレ

シンプルなデザインのチェストベッド。価格が3万円台で買えるBOXタイプでは珍しい格安価格。サイズがシングルサイズのみですが、コストパフォーマンスに優れたベッドです。レビュー記事はこちら

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6. RASIK「ショート丈の引き出し5杯チェストベッド」 」

RASIK「ショート丈の引き出し5杯チェストベッド」

狭めの部屋・小柄な人におすすめ

縦幅180cmのショートサイズマットレスが置けるベッド。通常のマットレスの縦幅が195cmなので、ショート丈は15cmほど短いです。

身長160cm以下なら快適に寝ることができるので、小柄な人におすすめ。引き出しはBOXタイプで、ヘッドボードは薄型なので狭い部屋にも置きやすいです。レビュー記事はこちら

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7. BED STYLE「敷き布団が使える 耐荷重600kgの国産チェストベッド 」

BED STYLE「敷き布団が使える 耐荷重600kgの国産チェストベッド 」

荷重600kgの頑丈設計

頑丈なすのこを採用し、耐荷重600gという安定感抜群のチェストベッド。すのこは通気性が良く、敷き布団で寝たい人にもぴったりです。さらに引き出しも頑丈なBOX構造。価格はやや高いですが、安心して身を預けたい人におすすめです。レビュー記事はこちら

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8. BED STYLE「ワイド深型引き出し付きチェストベッド」

BED STYLE「ワイド深型引き出し付きチェストベッド」

布団を収納したい人にぴったり

布団が収納しやすいチェストベッド。布団を収納できるように計算して作られた足元の引き出しが特徴。押入れが狭くて布団が入れられない人におすすめです。レビュー記事はこちら

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9. RASIK「引出しタイプを選べる すのこ チェストベッド」

RASIK「引出しタイプを選べる すのこ チェストベッド」

奥行きが長い大きな引出しタイプ

一般的なチェストベッドよりも、引き出しの奥行きが長いベッド。通常のチェストベッドは引出し収納と床板下収納がありますが、このベッドは床板下収納がなく、全面引出し収納です。(貴重な商品です)

ラグなどの長物は収納しにくいですが、普段よく使うものを収納したい人におすすめです。レビュー記事はこちら

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10. BED STYLE「シンプルモダン畳チェストベッド」

BED STYLE「シンプルモダン畳チェストベッド」

い草の香りに癒される

床板が畳のチェストベッド。畳は湿気をコントロールしたり、断熱性・通気性が優れているという性質があります。湿気に強いので布団も敷けます。い草の香りは人をリラックスさせる効果もあります。レビュー記事はこちら

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11. BED STYLE「モダンデザイン・大型サイズチェストベッド」

BED STYLE「モダンデザイン・大型サイズチェストベッド」

貴重なクイーンサイズ

おしゃれな間接照明付きのモダンデザインのチェストベッド。横幅160cmのクイーンサイズのマットレスが置けるので、二人でゆったり眠れます。チェストベッドはサイズが大きくなればなるほど床板下の収納スペースが広くなるので、荷物がたくさんあるカップルにもおすすめです。レビュー記事はこちら

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12. BED STYLE「本棚きチェストベッド」

スライド収納付き 大容量チェストベッド

読書好き、必見

ヘッドボードに本棚がついたチェストベッド。寝るときに本を読む習慣がある人に人気のベッドです。宮棚の幅が広いので「普段読んでいる本は宮棚に、そうでない本は本棚に」という使い方ができます。レビュー記事はこちら

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【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選

おすすめショップ

椚大輔椚大輔

チェストベッドを豊富に取り扱っているおすすめベッド通販サイトをご紹介します。

1. RASIK(ラシク)※旧ベストバリュースタイル


RASIK
参照:RASIK(ラシク)

大型収納のコスパがすごすぎる

RASIK(ラシク)は商材の仕入れサイト「株式会社もしも」が直営するベッド専門販売サイト。メーカー直販なので、最安値レベルの価格設定で買えることが魅力です。

ブランドコンセプトは「シンプルモダン」ということで、どんな部屋にも合いやすい長く使えるデザインが特長。

特筆すべきは、国産の大型収納(チェストベッド・跳ね上げ式ベッド)のコストパフォーマンスの高さです。商品価格だけでも業界トップレベルなのに、さらに組立設置サービスが付いたモデルは(良い意味で)とんでもない価格設定になっています。国産×大型収納ベッドを探している人はぜひ一度チェックしてみてください。

【ご紹介】お得な当サイト限定クーポン

RASIK(ラシク)×当サイト特別クーポン

運営会社の株式会社もしも様より、当サイトをご覧になった方限定の特別クーポンをいただきました。15%OFFが適用されるかなりお得な内容です。(期限の定めはありません)

クーポン利用方法

BED21

内容「全品15%OFF

※上記をカート画面で入力
※他のクーポンとの併用不可
※公式サイトのみ対象

限定クーポンで15%OFF
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2. BED STYLE(ベッドスタイル)


BED STYLE
参照:BED STYLE

ユニークな商品が魅力

商品数が3,000点以上の日本最大級のベッド専門店。収納ベッドの品ぞろえが多く、特にBOXタイプのチェストベッドと跳ね上げ式ベッドは群を抜いて良い商品が豊富です。

また、ニッチなデザインも豊富で、他ショップにない「本棚付き」や「照明付き」などのユニークな商品がある点も魅力です。

BED STYLEを見てみる

3. neruco(ネルコ)


neruco
参照:neruco

豊富な種類・抜群のコスパ

株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由

取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人にもおすすめです。

ネルコを見てみる

>>>おすすめショップランキングはこちら

サイズの選びのコツは?

サイズ一覧

ベッドはサイズ選びが大切です。

結論から言うと一人ならセミダブル二人ならダブルサイズ以上がおすすめ。

ベッドはできるだけ広いサイズのほうが快適に眠れます。理由は寝返りです。

寝返りは肩幅の2~3倍ほど動くと言われ、平均的な肩幅は40cm程度のため、一人あたりセミダブル(幅120cm)あれば快適に眠ることができます。

しかし、セミダブルは狭い部屋に置くとやや圧迫感を感じるため、他のインテリアとのバランスを優先する場合は、コンパクトなシングルサイズを選ぶと良いでしょう。

また、二人で寝る場合、セミダブルは一応「ダブル」と名前に付いていますが、一緒に寝るには窮屈すぎます。最低ダブル(幅140cm)以上は必要です。

なお、ダブルサイズの「ダブル」の名称は、人間が熟睡できる最低幅が70cmと言われていて、その2倍の大きさであることが由来しています。

各サイズの特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。

チェストベッドで使うマットレスを選ぶポイントは?

マットレス

チェストベッドに合わせるマットレスを選ぶコツをご紹介します。

腰掛けやすいのは「薄型マットレス」

レギュラーと薄型のマットレス

薄型のマットレスとは厚さが10cm程度のマットレスのこと。

通常のマットレスは厚さが16~25cm程度ですが、チェストベッドはできるだけ高さを低く抑えるために、薄型マットレスを選べる商品もあります。

圧迫感を抑えたい人、立ち座りをしやすくしたい人は薄型マットレスも検討してみましょう。

薄型マットレスの選び方とおすすめ商品は以下の記事でご紹介しています。

見逃しがちな「ヘッドボードとの距離」

ヘッドボードとマットレスの距離

特に棚付きタイプのヘッドボードの場合、厚めのマットレスを置いたときに「あれ?思ったより棚の位置が低いぞ」と感じることもあります。

頭の位置が棚より高くなってしまうと、使い勝手としても見栄えとしても微妙なので、使うマットレスの厚さとヘッドボードの高さは確認しましょう。

なお、上の画像の場合、マットレスと棚までの距離(赤い矢印)は22cmほどです。このように15~20cmくらいの余裕があった方が見た目も使い勝手も良いと思います。

「ポケットコイルマットレス」が無難

チェストベッドは基本的に床面がパネル(板)仕様が中心です。

パネル床板
パネル床板

パネル床の場合は、上に敷くマットレス自体にある程度の通気性の良さが求められるため、マットレスの種類で考えると「スプリングコイルマットレス」がおすすめです。

スプリングコイルには大きく「ボンネルコイル」「ポケットコイル」「高密度連続スプリング」という種類があります。

▼ スプリングコイルマットレスの種類
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング

この中で、総合的なバランス感が優れているのがポケットコイルマットレス(真ん中)です。

ポケットコイル
ポケットコイル(おすすめ)

ポケットコイルは、コイルがひとつひとつ不織布(ポケット)に入った独立構造をしているため、荷重に応じて凹凸が変化することが特徴。

そのため、体へのフィット感や体圧分散性が高く、揺れにくいため静かな寝心地が得られ、海外ブランドでは「日本人が好きな寝心地」と評価されています。

ポケットコイルは他の2つ(ボンネル・高密度連続)と比べると、不織布にコイルが包まれているという点で通気性は劣りますが、実用上は問題ないレベルです。

それ以上に、ポケットコイルは耐久性・体圧分散性・衝撃吸収性など、マットレスとして重要な性能がバランス良く備わっているので失敗しにくいマットレスの種類と言えます。(とはいえ、激安商品には注意が必要です)。

蒸れが気になる人は「高密度連続スプリング」

高密度連続スプリング

高密度連続スプリングは、1列がつながった鋼線によって、高密度に編み込まれたスプリングのこと。

空洞が多い「オープンコイル構造」のため、通気性が抜群に良く、蒸れが特に気になる人におすすめです。

また、すべてのクッション材の中でも最も耐久性が高いことも特徴。

連続構造のため、重さがかかったときにスプリング同士が助けるような動きをします。ラグビーでいうとスクラムを組むようなイメージです。

よって、体重が重い人におすすめです。

なお、日本では権利の関係でフランスベッドでしか作れません(よって、激安モデルはありません)。

「ウレタンマットレス」ならすのこ床

ウレタンマットレスはウレタンフォーム(石油を発泡させて作られた素材)をクッション材に使ったマットレスです。

ウレタンフォームは、衝撃吸収性が高く、振動が伝わりづらい寝心地が特徴。滑らかな感触なので、スプリングコイルタイプで感じやすいバネ独特の弾力が苦手な人にもおすすめです。

しかし、ウレタンフォームはすべてのクッション材の中でも最も通気性が悪いため、蒸れやすいことがデメリット。

そのため、ウレタンマットレスを使うなら通気性が良い「すのこ床」の収納付きベッドがおすすめです。

逆に言うと床面と密着して換気ができないとカビのリスクが高まるのでウレタンマットレスの場合、パネルタイプの床板は避けた方が無難です。

椚大輔椚大輔

各クッション材の特徴や、マットレス全般の選び方については以下の記事で詳しくご紹介しているのでご参考くださいね。

セットで選ぶなら「最安値モデル」は避けよう

ベッドフレームとマットレスセット

フレームとセットでマットレスを選べる商品の場合、まずはセット購入をご検討いただくことがおすすめです。

セットのマットレスの場合、その商品で適切に使用できることを確認しているので失敗しにくく、チェストベッドの場合は、薄型のマットレスもセットで選べる場合もあります。(薄型マットレスは商品数が少ないのでセットで選べるとありがたいです)

ただし、注意したいのが最安値のマットレスセットです。

基本的に最安値のマットレスは、価格優先(要するに「○○円から!」という価格訴求目的)で作られることが多く、寝心地の良さを犠牲にされている傾向があります。

よって、寝心地の良さを求める人は、マットレスセットにいくつか選択肢がある場合、最安値モデルは避け、大雑把に言えば真ん中以上のグレードを選ぶのが無難です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

チェストベッドの特徴、選び方、おすすめ商品をご紹介させていただきました。

お気に入りのチェストベッドが見つかったならうれしいです。

大容量の収納ベッドで探しているなら跳ね上げ式ベッドもぜひご検討ください。大きい荷物が多い人に跳ね上げ式ベッドはおすすめです。

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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。