「たくさん荷物を収納できるベッドを探している」
そうお考えのあなたに、大容量収納の「チェストベッド」をご紹介します。
- 細々した荷物を収納したい
- 引き出しがたくさんほしい
という人にチェストベッドはぴったりです。
この記事ではベッドメーカーに7年勤めていた筆者が、チェストベッドを徹底解説します。
前半ではチェストベッドの特徴や選び方をお伝えし、後半でおすすめのベッドをご紹介しています。
「早くおすすめのベッドを知りたい」という方は下記ボタンを押せばその場所にスクロールします。
この記事を書いた人

目次
- チェストベッドとは?
- チェストベッドのメリット
- チェストベッドのデメリット
- ここに注目!チェストベッドを選ぶポイント
- 【厳選】おすすめチェストベッド 13選
- 1. シンプルでおしゃれな日本製チェストベッド「STE」
- 2. ニトリ「チェストベッド ジオチェスト40T」
- 3. ネルコ「フルスライドレール&BOXタイプの鏡面チェストベッド」
- 4. 一人暮らしにおすすめ多機能チェストベッド「Wanada」
- 5. 日本製ヘッドレスベッド「Dixy」
- 6. 低価格で買えるチェストベッド「Lucille」
- 7. かわいいショート丈チェストベッド「WDB」
- 8. 敷き布団が使える!耐荷重600kgの国産チェストベッド 「Heracles」
- 9. 引き出しが特大サイズのチェストベッド
- 10. 布団が収納しやすいチェストベッド「Fu-ton」
- 11. 畳のチェストベッド「翠緑」
- 12. クイーンサイズのチェストベッド「Grandluna」
- 13. 本棚付き大容量収納チェストベッド「Every-IN」
- 【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選
- サイズの選びのコツは?
- とても大事!マットレスの選び方
チェストベッドとは?

チェストとは日本語では「箪笥(タンス)」という意味。
つまり、タンスとベッドが合体したベッドがチェストベッドです。
チェストベッドのメリット
タンス並みの収納力
チェストベッドの魅力は大量な荷物を収納できること。
通常の収納ベッドは引き出しが2杯程度ですが、チェストベッドは側面だけで4~6杯の引き出しが付いています。
床板下も収納できる
チェストベッドは床板下も収納できます。
大きな荷物やラグなどの長物も収納できるので便利です。
分けて収納ができる
チェストベッドはたくさんの引き出しがついているので、収納物を「用途別に分ける」ことができます。
例えば、下記のような収納の使い分けが可能です。
収納場所 | 収納物の例 |
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引き出し (頻繁に使うもの) | 衣類、かばん、小物、リネンなど |
床板下 (たまに使うもの) | レジャー用品、季節もの、スーツケースなど |
深型・浅型の引き出しがある
チェストベッドは深さが異なる引き出しを搭載している商品が多いです。
例えば、
「浅い引き出しにはすぐ取り出せる衣類系、深い引き出しには大きめのカバンを収納する」
といった具合にフレキシブルに収納できます。
引き出しのかたちは商品によっていろいろなパターンがあるので、ぜひあなたにぴったりな商品を見つけてください。
こんな荷物がある人おすすめ
- マンガやDVD
- 靴下や下着などの衣類
- 鞄
- ふとん(季節)
- ラグ
- スーツケース
- 扇風機
- 加湿器
- キャンプ用品
- スノーボード
チェストベッドのデメリット
高さがある
ベッド下に大容量の収納スペースがあるため、床からの高さが高くなります。
チェストベッドの高さから落ちたらケガをする心配があるので、寝相が悪い人はベッドガードなども検討した方がよいでしょう。
スタイリッシュな見た目ではない
チェストベッドは収納機能を重視しているため、スマートなデザインは少ないです。
ドーンとした印象があり、部屋に置くと圧迫感を感じやすいです。
ここに注目!チェストベッドを選ぶポイント
BOXタイプがおすすめ
BOXタイプとは、引き出し部分がタンスのようなひとつの家具として使える構造のこと。
なお、BOXタイプでないチェストベッドは、バラバラの板を組み合わせ作る場合が多く、大量のネジやビスを使うため、横揺れや衝撃に弱い傾向があります。
BOXタイプの特徴は以下の通りです。
組立が簡単
BOXタイプは引き出しがひとつひとつ完成品のため、組立が簡単です。組立が苦手な人にぴったりです。
頑丈
BOXタイプは組立がシンプルなため頑丈です。きしみや揺れの心配も少なく、安心して眠れます。
逆に、複雑な組立が必要な商品ほど横揺れに弱く耐久性は低いです。
ベッドを買う場合、組立がシンプルかどうかも確かめましょう。

BOX構造は組立が簡単で、強度がある。これはとても素晴らしいポイントです。
薄型のマットレスも検討しよう
薄型のマットレスとは厚さが10~12cm程度のマットレスのこと。
通常のマットレスは厚さが16~20cm程度ですが、チェストベッドはできるだけ高さを低く抑えるために、薄型マットレスを選べる商品もあります。
圧迫感を抑えたい人、立ち座りをしやすくしたい人は薄型マットレスも検討してみましょう。
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【厳選】おすすめチェストベッド 13選

コストパフォーマンスが素晴らしいおすすめのチェストベッドをご紹介します。よろしければご参考ください。
1. シンプルでおしゃれな日本製チェストベッド「STE」
安心の日本製&薄型ヘッドボード
圧迫感が少ない薄型ヘッドボードがついたチェストベッド。全体的にスッキリとしておしゃれな印象です。ヘッドボードには棚とコンセントが付いているところも魅力。安心の日本製で引き出しはBOXタイプです。レビュー記事はこちら
2. ニトリ「チェストベッド ジオチェスト40T」
TVCMピックアップ商品
大手家具小売チェーン「ニトリ」のチェストベッド。TVCMで取り上げられた商品としても有名です。ニトリの中でも特に力を入れている商品で、シングルサイズで約3万円の低価格にも関わらず、BOXタイプの引き出しの一部にフルスライドレールを採用しているなど、コストパフォーマンスは相当良いと思います。安さを優先しつつ、仕様にもこだわりたいという人にぴったりでしょう。レビュー記事はこちら
3. ネルコ「フルスライドレール&BOXタイプの鏡面チェストベッド」
豪華仕様で3万円台
鏡面仕上げが美しいチェストベッド。販売ページは地味で目立たない存在ですが、BOX構造×フルスライドレール引出し(すべて)で3万円台というかなりコストパフォーマンスに優れたモデルです。ヘッドボードは薄型なのであまり小物類が置けませんが、コンセントが付いているので利便性も高いです。スマートな見た目も好印象。レビュー記事はこちら
4. 一人暮らしにおすすめ多機能チェストベッド「Wanada」
パソコン・スマホが置きやすい
ヘッドボードにも収納スペースがあり、これでもか!と言わんばかりの収納力を追求したチェストベッド。ガジェッド好きにも嬉しいUSBポート付き。機能性を追求する人におすすめです。レビュー記事はこちら
5. 日本製ヘッドレスベッド「Dixy」
部屋が狭い人におすすめ
最小スペースで置けるヘッドレスタイプのチェストベッド。部屋の狭い人でも置きやすいです。セミシングルサイズからダブルサイズまで選べるので自分の部屋にぴったり合うサイズが見つかるでしょう。安心の日本製、組立も簡単で頑丈なBOX構造です。レビュー記事はこちら
6. 低価格で買えるチェストベッド「Lucille」
格安で探しているならコレ
シンプルなデザインのチェストベッド。価格が29,900円で買えるBOXタイプでは珍しい格安価格。サイズがシングルサイズのみですが、コストパフォーマンスに優れたベッドです。レビュー記事はこちら
7. かわいいショート丈チェストベッド「WDB」
狭い部屋×小柄な人におすすめ
長さが短いショート丈のベッド。通常のマットレス丈は約195cmですが、このベッドのマットレスは180cmです。身長が160cm以下であれば快適に眠ることができます。引き出しもBOXタイプ。ヘッドボードが薄く、更にコンパクトな設計のため狭い部屋に置きやすいです。レビュー記事はこちら
8. 敷き布団が使える!耐荷重600kgの国産チェストベッド 「Heracles」
荷重600kgの頑丈設計
頑丈なすのこを採用し、耐荷重600gという安定感抜群のチェストベッド。
すのこは通気性が良く、敷き布団で寝たい人にもぴったりです。さらに引き出しも頑丈なBOX構造。価格はやや高いですが、安心して身を預けたい人におすすめです。レビュー記事はこちら
9. 引き出しが特大サイズのチェストベッド
特大サイズの引き出し
引き出しの奥行きが長いチェストベッド。通常のチェストベッドは引き出しの逆側(床板下)は長物収納スペースになっていて、床板やすのこを上げないと取り出せない構造になっていますが、このベッドは引き出しが奥まである収納タイプなので、手軽に開け閉めができて便利です。レビュー記事はこちら
10. 布団が収納しやすいチェストベッド「Fu-ton」
布団セットを収納したい人にぴったり
布団が収納しやすいチェストベッド。布団を収納できるように計算して作られた足元の引き出しが特徴。押入れが狭くて布団が入れられない人におすすめです。レビュー記事はこちら
11. 畳のチェストベッド「翠緑」
い草の香りに癒される
床板が畳のチェストベッド。畳は湿気をコントロールしたり、断熱性・通気性が優れているという性質があります。湿気に強いので布団も敷けます。い草の香りは人をリラックスさせる効果もあります。レビュー記事はこちら
12. クイーンサイズのチェストベッド「Grandluna」
貴重なクイーンサイズ
おしゃれな間接照明付きのモダンデザインのチェストベッド。横幅160cmのクイーンサイズのマットレスが置けるので、二人でゆったり眠れます。チェストベッドはサイズが大きくなればなるほど床板下の収納スペースが広くなるので、荷物がたくさんあるカップルにもおすすめです。レビュー記事はこちら
13. 本棚付き大容量収納チェストベッド「Every-IN」
読書好き、必見
ヘッドボードに本棚がついたチェストベッド。寝るときに本を読む習慣がある人に人気のベッドです。宮棚の幅が広いので「普段読んでいる本は宮棚に、そうでない本は本棚に」という使い方ができます。レビュー記事はこちら
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【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選

チェストベッドを豊富に取り扱っているおすすめサイトをご紹介します。
1. CCmart7
参照:CCmart7
収納付きベッドが強い
「CCmart7」はインターネット限定のインテリア総合ショップ。デザインがおしゃれでコストパフォーマンスが高いです。
収納ベッドの品ぞろえが多く、特にBOXタイプのチェストベッドと跳ね上げ式ベッドは群を抜いて良い商品が豊富です。マットレスとベッドフレームとのセット価格がコスパが良いので、両方揃えたい人に特におすすめです。
2. neruco(ネルコ)
参照:neruco
豊富な種類・抜群のコスパ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由。
取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人にもおすすめです。
3. ベルメゾン
参照:BELLE MAISON
大手で安心、一人暮らしに特におすすめ
大手総合通販会社の千趣会が運営する通販サイト。大手ならではのサポートの厚さと安心感があります。
特にすのこベッドの種類が豊富なので一人暮らしの人は必見です。プライベートブランドの「BELLE MAISON DAYS」は低価格なのにデザイン性も優れています。フレームだけ安く買いたい人にもおすすめなショップです。
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サイズの選びのコツは?
ベッドはサイズ選びが大切です。
結論から言うと一人ならセミダブル、二人ならダブルサイズ以上がおすすめ。
ベッドはできるだけ広いサイズのほうが快適に眠れます。理由は寝返りです。
寝返りは肩幅の2~3倍ほど動くと言われ、平均的な肩幅は40cm程度のため、一人あたりセミダブル(幅120cm)あれば快適に眠ることができます。
しかし、セミダブルは狭い部屋に置くとやや圧迫感を感じるため、他のインテリアとのバランスを優先する場合は、コンパクトなシングルサイズを選ぶと良いでしょう。
また、二人で寝る場合、セミダブルは一応「ダブル」と名前に付いていますが、一緒に寝るには窮屈すぎます。最低ダブル(幅140cm)以上は必要です。
なお、ダブルサイズの「ダブル」の名称は、人間が熟睡できる最低幅が70cmと言われていて、その2倍の大きさであることが由来しています。
各サイズの特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。
とても大事!マットレスの選び方
寝心地はマットレスの質に大きく左右されます。
寝心地の好みは千差万別なので「このマットレスがおすすめ!」と断言できないのですが、マットレス選びはまず硬さが大切です。
一般的にはやわらかすぎるマットレスは日本人体型に合いづらいので、ふつう~硬めの硬さを選べば失敗が少ないでしょう。
また、クッション素材(スプリングコイルやウレタンフォーム)などのによって寝心地や耐久性も変わります。
結論から言うと、迷ったら「ポケットコイルマットレス」を選ぶと失敗は少ないと思います。
マットレスの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています。
ポケットコイルマットレスの特徴

ポケットコイルマットレスはコイルがひとつひとつ独立した作りで、体を点で支えます。
体にかかる圧力を分散しやすく(体圧分散性が高く)、コイルが独立しているため振動が伝わりづらいことが良いところです。
振動が伝わりづらいので二人で眠る場合にも最適です。
ただし、安価なポケットコイルマットレスは部分的な耐久性が低い場合があるので、できるだけ高密度で寝心地がしっかりしたもの(やや硬め)を選ぶことをおすすめします。
- 体圧分散性が優れている
- 振動が伝わりづらい
- 安価商品は耐久性が低い
- 他のマットレスに比べてやや高価
「少し硬め」がおすすめの理由
自分が好きな寝心地がハッキリしている人は別ですが、よくわからなかったり迷っている場合「少し硬め」の寝心地を選ぶと失敗が少ないです。
硬いマットレスは後でパッドやトッパーなどで寝心地を柔らかくできます。
しかし、逆に柔らかいマットレスをあとから硬く調整することは困難です。
よって、後から微調整できるという点で硬めの寝心地を選ぶ方が無難なのです。
日本人はポケットコイルが好き
世界的に有名マットレスメーカーの「Serta(サータ)」は、日本市場向けの主軸マットレスをポケットコイルで作っています。
過去、サータは欧米で人気のボンネルコイルと、ポケットコイルの2つのマットレスを日本で販売してたことがありました。
しかし、圧倒的にポケットコイルを選ぶ人が多数だったのです。
その結果を受けて日本市場ではポケットコイルマットレスをメインに販売することを決めたそうです。
種類 | ポケットコイル | ボンネルコイル |
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寝心地 | 包まれるような寝心地 | 布団のような寝心地 |
メリット | ・振動が少なく、二人で寝るのおすすめ ・体圧分散性が高い | ・寝返りが打ちやすい ・比較的安価 |
デメリット | ・部分的な耐久性が低い | ・振動が伝わりやすい ・バネ感が強い ・ギシギシ鳴ることも |
おすすめのポケットコイルマットレスについては以下の記事で詳しくご紹介してます。
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いかがでしたでしょうか。
チェストベッドの特徴、選び方、おすすめ商品をご紹介させていただきました。
お気に入りのチェストベッドが見つかったならうれしいです。
大容量の収納ベッドで探しているなら跳ね上げ式ベッドもぜひご検討ください。
大きい荷物が多い人に跳ね上げ式ベッドはおすすめです。
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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。