
セットの要は「マットレス」
『ベッドを一式揃えたい。でも、寝心地で失敗したくない』
そんな人に、セット購入は便利な買い方です。フレームとマットレスを別々に探す手間を減らせます。ただ、一緒に買えるからといって、自分に合う寝心地になるとは限りません。
私なら、まずマットレスを決めます。そのマットレスとセットで選べるフレームが気に入れば一緒に買い、希望に合わなければフレームを別に探します。
この記事では、ベッドメーカーで約7年働き、ベッドを組み立て、マットレスの中身まで確かめてきた経験から、セットで選ぶときに押さえてほしいことをご紹介します。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら【結論】ベッドのおすすめセットは、まずこの3組
私が候補にしているのは、次の組み合わせです。
| ベッドセット | ①neruco「Banon+バリューポケット」 | ②源ベッド「TCB234+咲夜レアル」 | ③コアラ「ミライカスタム+コアラPLUS」 |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 条件 | 費用を抑える | 本格的な寝心地 | 自宅で試せる |
| ベッド | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
| マットレス | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
| セット価格 | 約3万円 | 約10万円 | 約15万円 |
| 販売ページ | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※価格はシングルサイズ一式の目安
費用を抑えるならneruco。個人的に一番コストパフォーマンスを感じるのは源ベッド。寝心地を自宅で確かめたいならコアラ、という選び方です。
気を付けたいのは、マットレスを「ついで」に選ばないこと

セットの要(かなめ)と言えるのが、マットレスです。フレームの見た目が気に入っても、セットに付くマットレスまで自分に合うとは限りません。また、「ポケットコイル付き」と書いてあっても、どれも同じ寝心地ではありません。
だから、セットで選べるマットレスの詳細まで見てほしいのです。フレームの説明だけで決めず、マットレスの寝心地や作りにも目を向けましょう。
なお、上で挙げたおすすめのセットは、私のおすすめのマットレスを基準に選んでいます。もし、フレームが条件と合わない場合は、まずは同じブランドで別のフレームとのセットを探してみるのもおすすめです。
マットレス自体から選びたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
セット購入のメリットは「選ぶ手間を減らせる」

セットは、販売店が一緒に使うものとして用意した組み合わせです。フレームとマットレスをそれぞれ探し、合わせて使えるかを一から調べる手間を減らせます。また、単品で揃えるより、安く買える場合もあります。
注文先や問い合わせ先をまとめられることも便利です。使い始めて不具合が出たときも、フレームとマットレスの両方を扱う販売店に、組み合わせを含めて相談できます。※なお、セットでも、配送・返品・保証が両方とも同じ条件とは限りません。
そもそも、ベッドフレームも必要なの?

結論、厚いマットレスの場合、フレームに載せるのが無難です。
マットレスは底面に湿気がたまりやすいため、カビを防ぐには、空気を通すことが大切です。
床への直置きに対応した折りたたみマットレスなどの場合、使わないときに立てかけて換気すれば、フレームなしでも使えます。(そもそも薄いマットレスに対応しないフレームもあります。)

折りたたみマットレス
一方、厚くて重いベッドマットレスには、基本的にフレームをおすすめします。
こまめに持ち上げるのが大変ですし、脚付きのすのこベッドなどで底面に空間を作れば、湿気を逃がしやすくなります。

ベッドマットレスと脚付きのすのこベッド
床のホコリから寝る場所を離せることや、立ち座りのしやすさもメリット。また、収納付きならベッド下を活用できたり、デザインによって部屋の雰囲気づくりをできることもフレームを選ぶ理由です。
フレームを別々に選ぶときは、4つの条件を確認

使いたいマットレスが見つかっても、セットで選べるフレームに満足できるとは限りません。その場合は、フレームを別に探しましょう。
『予算をマットレスに集中投下したい』という人にも、シンプルなフレームと別々に揃える方法はおすすめです。
違うメーカーでも、寸法や使用条件が合えば組み合わせられます。 見ておきたいのは、次の4つです。
| 確認すること | 見るところ |
|---|---|
| ①サイズ | フレームの「マットレスを置く部分」に収まるか |
| ②マットレスの厚さ | 腰掛けやすい高さになり、棚なども使えるか |
| ③種類の指定 | 対応する寝具の種類が指定されているか |
| ④耐荷重 | 人の体重だけでなく、マットレスや寝具を含めた条件に合うか |
まずは①サイズ。同じサイズ名でも、メーカーや商品によって寸法が違う場合があります。大切なのは、サイズ名だけで判断しないこと。 マットレスの幅・長さを、フレームの「マットレスを置く部分」の寸法と比べましょう。
②マットレスの厚さは、寝る面の高さとヘッドボードを考えます。寝る面が高すぎると腰掛けにくくなり、厚いマットレスで棚が隠れることもあります。反対に、薄すぎると前板の下に隙間が見える場合もあります。
③種類の指定も確認しましょう。スプリングマットレス専用などのフレームもありますし、マットレス側に設置条件がある場合もあります。
④耐荷重は、フレームがどれだけの重さに耐えられるかの目安。マットレスだけでなく、掛布団の重さや、自分の体重も考えることが大切です。
ただし、セットを優先したいベッドもある

マットレス最優先の私ですが、セットを優先させた方が良いベッドフレームもあります。ポイントは、動くベッドや高い場所で寝るベッド。具体的には以下のとおりです。
| ベッドの種類 | 合わせるマットレスの条件 |
|---|---|
| 電動ベッド | 床板の動きに追従できる仕様か |
| 跳ね上げ式ベッド | 開閉に対応する重量・厚さか |
| 二段ベッド・ロフトベッド | 厚さ上限や、柵から寝る面までの高さを守れるか |
こうしたベッドは、使えるマットレスの厚さや重さ、構造などに制約があります。そのため、別々に探すよりも、対応するマットレスが用意されたセットから選ぶ方が、組み合わせで迷わずに済みます。
チェストベッド(大容量引き出し収納ベッド)も、床板が高い分、マットレスを載せたときの高さに注意が必要です。収納量だけでなく、腰掛けやすさも考えて選びましょう。
まとめ

まず、使いたいマットレスを決める。そのマットレスとセットで選べるフレームが気に入れば、一緒に買う。希望に合わなければ、フレームを別に探す。私は、この考え方がおすすめです。
セットの良さは、選ぶ手間を減らせること。だからこそ、毎日の寝心地を決めるマットレスだけは、「ついで」に決めないでくださいね。



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