
マットレスの厚さってどう選べば良いの?
とお考えの方に、厚さ選びのコツをご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちらマットレスの厚さの種類は?
ざっくりとした基準ですが、
- 厚さ15cm以上は「ベッドマットレス」
- 厚さ14cm以下は「薄型マットレス」
とお考えください。
| ベッドマットレス(厚さ15cm以上) | 薄型マットレス(厚さ14cm以下) |
|---|---|
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| 寝心地を重視した厚さ | 取り扱いやすさを重視した厚さ |
もちろん、商品によっては、ベッドマットレスよりも薄型マットレスの方が寝心地が良いものがありますが、ポイントは「何を重視して作ったか」というメーカー側の視点です。
次に、厚さの違いによって、寝心地の特徴が変わります。
ベッドマットレスの厚さと寝心地

まず、ベッドマットレスの厚さと寝心地の関係をまとめると次のとおりです。※あくまで傾向なので、該当しない商品もあります
| 厚さ | 寝心地 |
|---|---|
| 30cm以上 | ふんわりふかふかな雲の上のような寝心地 |
| 25cm~29cm(ここが基準) | 豊かなストロークによる奥行きのある寝心地 |
| 21~24cm | 硬さとやわらかさのバランスが優れた寝心地 |
| 15~20cm | シンプルな寝心地(少し味気ない) |
以上のとおり、基本的には厚くなるほど寝心地はやわらかくなる傾向があります。
基準にすべきは「25cm~29cm」です。このあたりは、高級ブランドのスタンダードモデルが多く該当する厚さで、非常にバランスが優れたマットレスが選べることも多いです。

日本ベッドのスタンダードモデル「シルキーポケット」※厚さ25cm
よって、ベッドマットレスの場合は「25cm~29cm」を基準にして、それよりもふんわりふかふかな寝心地が好きなら「30cm以上」、もっとしっかり硬めの寝心地が良いなら「21cm~24cm」といった感じで検討すると良いと思います。
| 21cm~24cm | 25cm~29cm | 30cm以上 |
|---|---|---|
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なお、「15~20cm」あたりのベッドマットレスは、かなりリーズナブルなことが多く、寝心地も価格に見合った「よく言えばシンプル」「悪く言えば味気ない」といった印象が多いです。
薄型マットレスの厚さと寝心地

薄型マットレスは基本的には「硬め」の寝心地です。なぜなら、薄型マットレスでやわらかい寝心地を作ろうとすると底付き感(寝ていて体が床に付く感覚)が生まれやすいからです。
薄型マットレスの厚さと寝心地の関係は次のとおりです。※あくまで傾向なので、該当しない商品もあります
| 厚さ | 寝心地 |
|---|---|
| 11~14cm | 硬さとやわらかさのバランスが良い寝心地 |
| 8~10cm | シンプルなしっかり硬めの寝心地 |
| 7cm以下 | トッパー(マットレスではない) |
いわゆる薄型マットレス(折りたたみマットレス含む)として多いのが「8~10cm」あたりで、「しっかり硬め」の寝心地が中心です。

厚さ10cmの薄型マットレス(硬めが中心)
そして、「11~14cm」くらいになると、多層構造も採用されやすく、単に硬いだけでなく適度なやわらかさと奥行きのある寝心地が感じられる商品も増えてきます。

多層構造の薄型マットレス ※厚さ12cm
一方、「7cm以下」の場合は、基本的にマットレスではなくトッパーとお考えください。トッパーとはマットレスの上に敷いて寝心地を調整するアイテムのことで、単体利用には向きません。

トッパー(単体利用不可) ※厚さ5cm
マットレスの厚さの選び方

厚さ選びのポイントは以下の4つです。
- 寝心地の良さ or 取り扱いやすさ
- ベッドフレームとの適合
- 硬さ
- 予算
1. 寝心地の良さ or 取り扱いやすさ
まず、考えてほしいことです。
- 寝心地を重視するなら「ベッドマットレス」
- 取り扱いやすさ(移動や持ち運び)を重視するなら「薄型マットレス」
です。
寝心地を追求したいなら「ベッドマットレスタイプの厚さ20cm以上」がおすすめで、予算に余裕がある人は「厚さ25cm以上」を目安にご検討いただくと良いでしょう。薄型タイプのマットレスでは演出できない奥行きのある寝心地が得られます。
一方、移動や収納などの利便性を重視するなら、薄型マットレスや折りたたみマットレスがおすすめです。
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2. ベッドフレームとの適合
ベッドフレームによっては、マットレスの厚さや重量の制限がある場合があります。
たとえば、二段ベッドやロフトベッドは、基本的に薄型マットレス(特に厚さ10cm以下)を推奨している場合が多いです。また、耐荷重が少ない仕様のベッドフレームはマットレスの重量に注意しなければなりません。
また、ヘッドボードの仕様(高さ)などによっても、マットレスの厚さが制限される場合もあります。
なお、ベッドフレームとマットレスのセット購入なら、適合性が確認されているので安心です。
3. 硬さ
基本的にマットレスは厚くなるほどやわらかくなる傾向があります。
硬めのマットレスを探している人は、薄型マットレスでもベッドマットレスでも選べる商品は多いですが、やわらかめのマットレスを探している人は、基本的には「厚さ20cm以上のベッドマットレス」から選ぶことになります。
マットレスの硬さ選びについては、以下の記事で詳しくまとめているので、ぜひご参考にしてくださいね。
4. 予算
マットレスの価格と厚さは、そこまで関係がありませんが、厚さ25cm以上になると安い(数千円~3万円くらいの)商品は見つかりにくいです。
ざっくりですが、予算が「シングルサイズで3万円まで」くらいなら、厚さ24cm以下のベッドマットレスから選ぶことになるでしょう。
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【迷ったあなたに】厚さごとのおすすめマットレス 6つ
厚さ「8~10cm」のおすすめ薄型マットレス「SOMRESTAマットレスPREMIUM」
グッドデザイン賞受賞・抜群の耐久性と反発性
寝具業界に20年ほど精通したプロが立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。超高密度のウレタンフォームを使用し、従来の3倍(24万回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性が特長です。
高い反発性によって寝返りしやすく、カバーの衛生性も優れ、折りたたんで収納できる機能性の高さも魅力です。なお、2020年グッドデザイン賞を受賞しました。

耐久性×反発力×薄型という条件ではズバ抜けておすすめできる逸品
| サイズ | シングル~ワイドダブル |
|---|---|
| 硬さ | 硬め |
| 価格 (Sサイズ) |
49,900円 |
この商品の特徴はこちら
厚さ「11~14cm」のおすすめ薄型マットレス「コアラフトンPLUS」

まるでベッドマットレスのような寝心地
オーストラリア発の寝具ブランド「コアラ®」の三つ折りマットレス。5ゾーン構成のウレタンフォームを芯材に使用し、トッパーの詰め物に高密度ウレタンフォームを搭載した「まるでベッドマットレスのような仕様」が最大の特徴です。

コアラフトンPLUSの芯材(5ゾーンのウレタンフォーム)
三つ折りタイプの中では価格は高めですが、寝心地にこだわりたい人はぜひチェックしてみると良いでしょう。120日のお試し期間付きです。
| サイズ | シングル~セミダブル |
|---|---|
| 硬さ | やや硬め |
| 価格 (Sサイズ) |
69,900円 ※120日トライアル付き |
この商品の特徴はこちら
厚さ「15~20cm」のおすすめベッドマットレス「バリューポケットコイル」
1万円台とは思えない豊かなクッション性
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のふんわりとした寝心地が特徴のポケットコイルマットレスです。側面はメッシュ仕様なので通気性も高いです。
このクッション性の豊かさで「シングルサイズで約1万円」は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの高さを感じました。

この価格では考えられないクッション性の豊かさが魅力
| サイズ | セミシングル~キング ※ショート・ロングあり |
|---|---|
| 硬さ | ふつう |
| 価格 (Sサイズ) |
12,990円 |
厚さ「21~24cm」のおすすめベッドマットレス「夜香ハイグレード2」
ロングセラーのスタンダードマットレス
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用し、バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。
さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝られる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず3万円台から買えるのは数あるマットレスの中でトップレベルのコストパフォーマンスと言えるでしょう。

【2022年4月リニューアル】仕様・寝心地がパワーアップし、さらにおすすめできるマットレスに進化した ※右が新モデル
| サイズ | セミシングル~キング ※ショート・ロングあり |
|---|---|
| 硬さ | ソフト、レギュラー、ハード※選べる |
| 推奨の寝姿勢 | 横向き:ソフト 仰向き:レギュラー、ハード |
| 価格 (Sサイズ) |
33,990円 |
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厚さ「25~29cm」のおすすめベッドマットレス「咲夜レアル」
これ以上のコスパの高さは、たぶんない。
すぐ上でご紹介した「夜香ハイグレード2」を超えるマットレスとして開発された源ベッドのポケットコイルマットレス。高級ホテルにも採用される巻き数の多い「8.5巻き(6.7インチ)のスプリング」が搭載されました。
高級仕様にも関わらず、4万円台から買えるのはさすが源ベッドです。実際に寝た瞬間に「本当にこの価格で買えるの?」と驚きを隠せませんでした。なお、当サイトでは多くのマットレスを検証してきましたが、No.1の評価を付けているのが、この咲夜レアルです。

咲夜レアル(左)と夜香ハイグレード2(右)
| サイズ | シングル~クイーン |
|---|---|
| 硬さ | フィット(ソフト)、ジャスト(レギュラー)、キープ(ハード)※選べる |
| 推奨の寝姿勢 | 横向き:フィット、ジャスト 仰向き:ジャスト、フィット |
| 価格 (Sサイズ) |
46,990円 |
この商品の特徴はこちら
厚さ「30cm以上」のおすすめベッドマットレス「NELLマットレス スイート」

高級マットレスをリーズナブルに
NELLマットレスの高級モデル「スイート」は、老舗ブランドのハイグレードモデルのような高級マットレスの寝心地をリーズナブルかつ、トライアル付きで買えることが最大の魅力です。
ふんわりとしつつ持ち上げる力(反発力)が強めの寝心地なので、沈み込みすぎることなく、体を支えます。この厚さにしては、軽やかな寝心地で、やわらかい寝心地が苦手な人にも受け入れやすいと思います。仰向きでも横向きでも寝やすいことも魅力です。

NELLマットレス スイートの構造(超高密度コイル×マイクロコイルの2層仕様)
| サイズ | シングル~キング |
|---|---|
| クッション材 | 2層ポケットコイル |
| 価格 (Sサイズ) |
200,000円 ※120日トライアル付き |
この商品の特徴はこちら【体験レビュー】NELLマットレス スイートの寝心地と特徴を徹底解説
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まとめ

以上、マットレスの厚さ選びについてまとめました。
- 厚さ15cm以上は「ベッドマットレス」(寝心地重視)
- 厚さ14cm以下は「薄型マットレス」(取り扱いやすさ重視)
が、ざっくりとした基準です。
そして、基本的に厚くなるほど寝心地はやわらかくなる傾向があります。
寝心地を重視したい人は、厚さ25~29cmあたりのベッドマットレスから検討すると良いでしょう。
迷った場合、高級ブランドなら、日本ベッドのシルキーポケットや、フランスベッドのLT-7700 MONあたりが多くの人に合いやすい寝心地だと思います。低価格モデルでは、この記事でもご紹介した源ベッドの咲夜レアルが基準にしやすい寝心地だと思います。
また、薄型マットレスに関しては、特に厚さ10cm前後は商品数がとても多く、品質の差も幅広いので、選ぶのが難しく感じるかもしれません。
平均よりも価格は少し高くなりますが、薄型マットレスを選ぶならSOMRESTAマットレスPREMIUM、コアラフトンPLUS、咲夜ハイフィールあたりが個人的にはおすすめで、このくらいのレベルの商品を選ぶと寝心地にも満足しつつ、取り扱いやすさも実感できるのではないかと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。









