キングサイズの特徴、おすすめベッド&マットレスをご紹介
キングサイズと言えば、ベッド(マットレス)の一般的なサイズ展開で最も大きいサイズです。高級ホテルのベッドルームなどでもキングサイズが使われることもあり、ゆったりと贅沢に眠りたい人におすすめです。
この記事の前半で、キングサイズの特徴やメリット・デメリット、選び方などをお伝えし、後半でおすすめ商品を厳選してご紹介しています。
「早くおすすめのベッド&マットレスを知りたい」という方は下記ボタンでその場所にジャンプするのでご参考くださいね。
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【公平性について】この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。ただし、おすすめ商品および掲載位置はメーカーの関与はなく、当サイト独自の評価方法を基に決めているのでご安心ください。
目次
- キングサイズとは?
- キングサイズのメリット
- キングサイズのデメリット
- その他キングサイズの注意点
- 2台のベッドを並べてキングベッドにするのもアリ
- まずは「マットレスを1枚にするか2枚にするか」
- 【キングサイズ向け】マットレスの失敗しない選び方
- 【キングサイズ向け】ベッドフレームの選び方
- 【厳選】キングサイズのおすすめベッドフレーム 10選
- 【厳選】おすすめのキングサイズマットレス 4選(1枚タイプ)
- 【厳選】2台でキングサイズを作るおすすめマットレス 3選
- 【厳選】2台ならべて使いやすいベッドフレーム おすすめ3選
- キングサイズは本当におすすめ?
- 連結・分割できる「連結ファミリーベッド」とは?
- 【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選
キングサイズとは?
キングサイズのマットレスの大きさは、横幅180cm×縦幅195cmです。
シングルサイズのマットレスの横幅はおよそ97cmなので、キングサイズはシングルサイズの約2倍の広さになります。
なお、キングサイズのマットレスを初めて作ったのはシモンズです。(1958年に初製造)
マットレスのサイズ一覧
サイズ | 横幅 | 人数 | シーン |
---|---|---|---|
セミシングル | 80cm | 1人 | 小柄な人 |
シングル | 97cm前後 | 1人 | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm | 1~2人 | 1人で余裕 |
ダブル | 140cm | 2人 | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm | 2人 | 2人で余裕 |
キング | 180cm | 2人以上 | 夫婦+子ども |
なお、キングサイズはメーカーや商品によって幅が異なる場合があります。たとえば、シングル×2台(つまり幅97cm×2=194cm)でキングサイズとしている商品もあるのでご注意ください。
キングサイズのメリット
二人で贅沢に眠れる
キングサイズのベッドはホテルのダブルルームに置いてあることが多く、優雅で贅沢に眠れる大きさです。
ベッドは広ければ広いほど快適に眠ることができますし、寝返りは肩幅の2.5~3倍動くと言われているため、思っている以上にスペースが必要なのです。
キングサイズなら二人で寝た場合でも、寝返りによってパートナーの睡眠を邪魔する心配は少ないでしょう。
家族で一緒に眠れる
キングサイズは幼児くらいまでなら親子3人で川の字で寝ることができるので、ファミリーで使いたい人にもおすすめです。
とはいえ子供が成長してくるとさすがのキングサイズもやや狭く感じてしまうので、よりゆったり眠りたい人はキングサイズ以上の広さが実現できる連結ファミリーベッドをご検討ください。
キングサイズのデメリット
基本的にはクイーンサイズの記事でお伝えした内容と似ていますが、以下ご紹介します。
フレームやシーツの種類が少ない
一般的なベッドの大きさはシングル~ダブルサイズまでが中心です。
そのためベッドフレームやシーツ・カバーなどの寝装品の品ぞろえはシングル~ダブルサイズが多く、クイーンサイズ以上になると極端に減ります。
大きいので搬入できるか注意が必要
1枚タイプのキングサイズのマットレスは非常に大きいため、搬入経路が確保できないと家に入れることもできません。
購入前に搬入経路(ドアや通路、エレベーターなどの幅)をしっかりチェックする必要があります。
最近ではロール状に圧縮梱包されてお届けされるマットレス(ベッド・イン・ボックス)も増え、搬入経路の心配がある人におすすめです。
その他キングサイズの注意点
マットレスが分割されている場合がある
商品にもよりますが、キングサイズはマットレスが1枚でなく、2つに分割されているケースがあります。
これはメリットともデメリットとも言えます。
分割マットレスのメリット
2つに分割されているメリットは振動が伝わりづらくなることです。
キングサイズは2人で使うことが多いと思いますが、お互いの振動が気になると落ち着いて眠れませんよね。
マットレスが分割されているキングサイズの場合、中央で分かれているため、それ以上振動が伝わらず、例えば寝返りや立ち座りするときにパートナーを起こしてしまう心配が少なくなります。
分割マットレスのデメリット
マットレスが2分割になっているデメリットはベッドの真ん中部分の寝心地が悪くなるという点です。
すきま用のベッドパッドなども販売されているのでご検討ください。
2台のベッドを並べてキングベッドにするのもアリ
実は「キングベッド」として販売されている商品の中には、単純に2台のベッドをつなげただけの商品もあったります。
考え方によっては、2台のベッドで構成されたキングベッドの方が分割して使えるため、メリットを感じる人も多いかもしれませんね。
セミシングル+シングル=ほぼキングサイズ
キングサイズは横幅がおよそ180cmの大きさです。
つまり、セミシングル(幅80cm)+シングル(幅97cm)=177cmとなるため、ほぼキングサイズと同じ大きさになります。
なお、シングル(幅97cm)×2台の場合は、幅が194cmになってしまうため、一般的なキングサイズ(幅180cm)よりも、14cmほど大きくなります。
ココがポイント
- キング=180cm
- セミシングル+シングル=177cm(ほぼキング)
- シングル×2台=194cm(キングより14cm大きい)
以上のとおり、キングサイズのベッドフレームにマットレスを2台使う場合、セミシングル+シングルの組み合わせが最も大きさが合いやすいということです。(3cmほどマットレスの方が短いですが、シーツやカバーなどでほぼ気になりません)
キングサイズは商品によって幅が異なることも
ベッドのサイズはセミシングル~ダブルサイズくらいまでは、メーカー各社でほとんど大きさが変わりません。
しかし、クイーンサイズ以上の大きいサイズの場合、メーカーや商品によって一般的な幅と差異がある場合があります。
一般的な大きさ
- クイーンサイズ:横幅160cm
- キングサイズ:横幅180cm
→ただし、メーカーや商品によって異なることもある
特にベッドフレームにおいては、単純にシングルサイズを2台つなげただけの商品もある(その場合は厳密には一般的なキングサイズより大きくなります)ので、よく販売ページをチェックしましょう。
まずは「マットレスを1枚にするか2枚にするか」
キングサイズのベッドを選ぶ際に、まずご検討いただきたいのが、マットレスを1枚ものにするか、2枚の分割にするかです。
また、分割タイプに近い考え方で、好きなマットレスを2台くっつけて使うこともできます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
1台でキング | 2台でキング | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
家族で寝るなど、ベッドの中央部分を使う必要がある場合は1枚タイプの方がおすすめです。つながっているので揺れは感じやすいですが、ポケットコイルマットレスなどを選べば揺れはそこまで気にならないでしょう。
寝心地を優先するなら分割タイプがおすすめです。さらに、好きなマットレスを2台くっつけると快適度は高まります。
好きなマットレス×2台のメリットと注意点
特に男女のカップルで使う場合、体型の違いによって合いやすい寝心地があるため、自分が寝るところには自分に合ったマットレスを選んだ方が快適に眠れます。
しかし、別々のマットレスをくっつけるには高さを揃えないと不格好になるので、ご注意ください。
横幅にも注意が必要です。上で書いたとおり、シングルサイズ×2台の場合は一般的なキングサイズよりも大きくなるので、ベッドフレームの床板の幅が2台のマットレスの合計に対応しているかも販売ページでチェックしましょう。
体型や寝姿勢の違いによる選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています。本当におすすめのマットレスを知りたい方もご参考いただけますと幸いです。
【キングサイズ向け】マットレスの失敗しない選び方
睡眠の質はマットレスによってほとんど決まります。まずはマットレスについて理解を深めましょう。
マットレスの命はクッション層です。クッションは体の荷重をふんわりと受け止め、マットレス自体の耐久性や寝姿勢保持など寝心地や使用感を決定づけます。
まず、クッション層の違いで、
- スプリングコイルマットレス
- ノンスプリング(ノンコイル)マットレス
のいずれかに分けられます。
スプリングコイルマットレスの特徴
スプリングコイルマットレスとはクッション材が硬鋼線やピアノ線のバネで作られています。荷重によるたわみが少なく、耐久性・復元性が優れていることが特長です。
スプリングコイルマットレスは大きく以下の3種類にわかれます。
スプリングコイルの種類
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- 高密度連続スプリング
以下で詳しくご紹介します。
ボンネルコイル
ボンネルコイルはバネ同士を鉄線で連結させた構造をしていて、構造的には耐久性が高めです。コイルの量が少なく簡単に作れるため安価な商品に多いです。
デメリットは連結しているがゆえに振動が伝わりやすいこと。要するにバインバインとした感触です。劣化するとコイル同士が擦れ、ギシギシ鳴ることも。
耐久性が高め
比較的安価
振動が伝わりやすい
きしみやすい
ポケットコイル
ポケットコイルはバネが独立している構造をしています。独立しているため振動が伝わりづらく、二人で寝るのに最もおすすめなマットレスです。
体の曲線に応じてバネの深さが変化するので、体にフィットし体圧分散性が高いです。価格帯はボンネルコイルより高めです。
振動が伝わりづらい
体圧分散が高い
部分的な耐久性が低い
やや高価
高密度連続スプリング
高密度連続スプリングは1本の硬鋼線を列の端から端までひと繋ぎで作る製法です。耐久性が非常に高いことが特徴で体格ががっしりとした人に圧倒的な人気があります。
なお、高密度連続スプリングは日本ではフランスベッドが製造ライセンスを独占しています。
耐久性が最も優れている
フィット感が高い
商品によってはとても硬い
高価
二人で寝るなら「ポケットコイル」がおすすめ
二人で寝ることを想定した場合、ポケットコイルが最もおすすめです。
寝る時間が違った時や、夜中トイレに行く時など、ぐっすり眠っているパートナーを起こしたくないですよね。
ポケットコイルはコイルが独立しているため、最も振動が伝わりづらく、二人で寝ている時にお互いの動きを感じにくいです。
以下の動画はボンネルコイルとの揺れ方の比較です。
ボンネルコイル(右)は、ちょっとした振動でも伝わり、ボトルが大きく揺れていることがわかると思います。
一方、ポケットコイル(左)は大きな衝撃でもボトルが倒れず、明らかに振動の伝わりにくさが優れています。
また、日本人はポケットコイルの寝心地が好きと言われています。そのため、海外ブランドの有名マットレスメーカーも日本市場においてはポケットコイルマットレスを主軸に展開しています。
ノンコイルマットレスの特徴
ノンコイルマットレスとは、クッション材にウレタンウォームやファイバー(樹脂)素材を用いた「スプリングコイルを使わないマットレス」のこと。
軽量かつ安価で作れることが多く、反発性や通気構造の違いなどで寝心地の幅が広いです。
ただし、キングサイズのノンコイルマットレスは数が少ないため、スプリングコイルマットレスから探した方が近道でしょう。
代表的なノンコイルマットレスの素材は以下の2種類です。
ノンコイルの種類
- ウレタンフォーム
- ファイバー(ポリエチレン/ポリエステル)
以下で詳しくご紹介します。
ウレタンフォーム
ウレタンフォームは石油を発砲させて作られた素材です。安価で軽量なため、手軽にマットレスを買いたい人におすすめです。※低反発タイプは重量が重めです
メーカーやモデルによってウレタンの品質は大きく異なります。安すぎる商品は、著しく耐久性が低い傾向があるので注意です。
比較的安価
軽量
ヘタリやすい
品質に大きな差が出やすい
ファイバー(ポリエチレン/ポリエステル)
ポリエチレンやポリエステルを網目状に固めた素材です。様々な方向に反発力が働くため、寝返りがしやすいことが特徴。
空洞が多い素材なので通気性が圧倒的に良く、蒸れにくいことが特長。商品によっては洗えるというメリットもあります。
ポリエチレンでできたファイバーは熱に弱いので、電気毛布などの使用や、天日干しはおすすめできません。耐久性も低めです。
通気性が良い
寝返りがしやすい
ヘタリやすい
熱に弱い(ポリエチレン)
低反発と高反発の違い
主にノンスプリングマットレスに多いですが、反発性(押して跳ね返る力)の違いによって、「低反発タイプ」と「高反発タイプ」があります。
低反発 | 高反発 |
---|---|
▼反発特徴▼ | |
ゆっくりと戻る | 勢いよく戻る |
▼メリット▼ | |
・体圧分散性が高い ・衝撃吸収性が高い | ・寝返りがしやすい ・蒸れにくい |
▼デメリット▼ | |
・蒸れやすい(暑い) ・寝返りが打ちづらい | ・フィット感が低い ・商品によってはかなり硬い |
▼代表商品▼ | |
テンピュール、トゥルースリーパー など | マニフレックス、エアウィーヴ、モットンなど |
▼こんな人におすすめ▼ | |
・体のラインがはっきりしている ・ボリューミーな体型 ・横向き寝 | ・寝苦しく感じる ・一般的な日本人体型 ・仰向き寝 |
低反発フォームの反発性(動画)
高反発フォームの反発性(動画)
なお、低反発・高反発の違いは「反発弾性率」によって決められ、反発弾性率が15%未満が低反発、15%以上が高反発と呼べます。
JISが定めるテスト方法を簡単に言うと「50cmの高さから鉄球を落としてその反発した高さと割る」という内容です。つまり、反発した高さが25cmだった場合、そのフォームの反発弾性率は50%(高反発)となります。
ちなみに、スプリングコイルマットレスにおいては、低反発や高反発の素材を詰め物に使用して、寝心地を調整している商品も多いです。
二人で寝るなら「ウレタンマットレス」がおすすめ
二人で寝ることを想定した場合、振動の伝わりにくさは大切なポイントです。
ノンコイルマットレスにおいては、ウレタンマットレス、特に低反発フォームを用いたマットレスは衝撃吸収性が高く、揺れづらいです。
低反発マットレスのパイオニアと言えば「テンピュール®」です。
テンピュール®はNASAがロケット打ち上げの際に、宇宙飛行士にかかる重力を緩和するために作った素材の名称で、宇宙飛行士が座る椅子に使用するために開発されました。
NASAお墨付きの衝撃吸収性の高さがあり、揺れにくく静かな寝心地です。しかし、テンピュールはキングサイズの取扱いがありません。
とはいえ、高反発タイプのウレタンマットレスであっても、そこまで振動は伝わりません。(下記動画でテストしているのはエマ・マットレスという高反発タイプのウレタンマットレスです)
また、低反発フォームを用いたマットレスは、フィット感が高く、多少の暑苦しさや蒸れを感じやすいので、そうした寝苦しさへの不安がある人は高反発タイプのウレタンマットレスか、上でご紹介したポケットコイルマットレスを選ぶのがおすすめです。
コイルとノンコイルどっちが良い?
マットレスはメーカーの技術力や、クッション層以外の詰め物のグレードなどによって寝心地が変わるので、コイルとノンコイルどちらが良いとは一概には言えません。
強いて言えば、ノンコイルよりもコイルマットレスの方が耐久性は高い傾向があります。
しかし、コイルマットレスは独特なバネ感をもつ商品もあり、特にボンネルコイルは振動が伝わりやすいです。
マットレスの硬さを選ぶポイントは?
マットレスは雲のようなやわらかい寝心地から畳のような硬い寝心地まで幅広く選べます。
それでは硬さはどのように選べば失敗は少ないでしょうか?
硬いマットレスは寝姿勢が仰向き寝の人、性別でいうと男性が合いやすいです。
一方、やわらかいマットレスは寝姿勢が横向き寝の人、性別で言えば女性が合いやすいです。
- 寝姿勢が仰向き寝
- 体が平坦な男性
- 平均的な日本人体型の人
- 寝姿勢が横向き寝
- 体のラインがハッキリしている女性
- ボリューム感がある欧米人体型の人
迷ったら「ふつう~少し硬め」がおすすめ
女性と男性でキングサイズを使う場合、それぞれ合いやすい寝心地は異なる場合がありますが、迷ったら「ふつう~少し硬め」がおすすめです。
日本人は仰向き寝が多く、硬めの寝心地を好む傾向があるためです。
また、硬いマットレスはベッドパッドなどでやわらかく調整できますが、やわらかいマットレスを硬く調節することは困難です。
セットで選べるマットレスが安心
マットレスは単体で買えますが、ベッドフレームとセットで買える商品もあります。
セットで選べるマットレスはそのベッドフレームで適切に使用できるか確認済みですので安心です。
また、単品購入するよりもセット価格の方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。
【キングサイズ向け】ベッドフレームの選び方
キングベッドで寝る場合、カップルで使うことが多いため、二人分の荷重をしっかり支えられるような構造のベッドフレームを選びましょう。
安くても安定感がある「ローベッド」
安定感を求めるなら高さが低い「ローベッド」がおすすめです。
ローベッドは床からの距離が近く、横揺れに強いです。マットレスを囲うデザインのローベッドもあり、そのようなフレームはほぼ寝心地に影響しないので、安価な商品でもきしみなどは感じにくいです。
荷物が多い人は「収納付きベッド」
収納付きベッドとは、引出しなどの収納機能があるベッドのことです。
ベッドは大きい家具なので、ベッドフレーム自体に収納機能があると利便性が高まりますよね。特に荷物が多い人におすすめです。
収納ベッドが欲しい場合は引き出し部分が「BOX構造」になっている商品を選ぶと、きしみにくいです。
BOX構造は、引き出し自体が単体の収納家具として使える「タンスのような構造」をしているので、すごく頑丈です。さらに基本的に半完成品のため組立も簡単です。
ここもチェック「組立の簡単さ」
ベッドは基本的に組み立てが必要ですが、商品によって組立工数に大きな差があります。
そして、パーツが少なく組立が簡単な商品の方が、揺れや移動に強い傾向があります。
ベッドフレームの種類で言うと、すのこベッド(レッグベッド)はシンプルな構造をしている商品が多く、組立が簡単な傾向があります。
一方、組み立て工数が多いベッドは、接続部分が多く、ネジやダボを大量に使うため、揺れや移動に弱い傾向があります。
特に安価な(BOX構造でない)収納ベッドは、パーツが大量で組み立てが複雑な商品が多く、耐久性が低い傾向があります。
また、組立ミスによっても耐久性は損なわれるので、できれば業者による組立設置サービスを利用することがおすすめです。
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【厳選】キングサイズのおすすめベッドフレーム 10選
キングサイズのおすすめベッドをご紹介します。
重さや振動に耐えやすいタイプを中心に厳選しました。ご参考いただけますと幸いです。
1. カーサヒルズ「ZENローベッド」
ローベッドのパイオニア
「ローベッドというジャンルを作った」と言われるパイオニア的な商品。直線的なスタイリッシュなデザインが特長で、モダンなインテリアとの相性が抜群です。
床板は隙間があるため通気性も良く敷き布団でも使うことができます。天然木を使用しているのに価格もリーズナブル。完成度が高い逸品です。
2. ネルコ「天然木ステージベッド STACEY」
コスパで選ぶならコレ
天然木を使用したフレーム。ヘッドボードはちょっとした小物を置けたり、コンセントが付いているのでスマホなどを充電できる機能性もあります。
キングサイズはシングルサイズ×2台を連結する形になりますが、フラットタイプのステージベッドなので隙間なくレイアウトできます。セットのマットレスは高密度タイプのポケットコイル。この組み合わせで6万円台は破格と言っていいほどコストパフォーマンスが良いです。
3. ビーナスベッド「クルーズ(日本製)」
間仕切りとしても使える
厚さ3cmの天然木ウォールナット無垢材を使用したベッド。シンプルな1枚板(はぎ材)で、背面の仕上がりも美しく、部屋の間仕切りとしても使うことができます。塗装はオイル仕上げのため、木の呼吸を妨げることなく、自然な風合いで経年変化も楽しめるでしょう。
4. RASIK「照明&棚付きの連結ローベッド Famite ファミーテ」
連結ベッドの決定版
クイーン(セミシングル×2)が3万円台で買うことができる格安の連結ファミリーベッド。連結タイプなので、分割して2台のベッドとしても使えます。
ヘッドボードには棚・コンセントに加えLED照明が付いています。枕元にちょっとした灯が欲しいときに便利です。
セットで選べるマットレスの豊富さも魅力で、特に「2層ポケットコイル」か「国産ポケットコイル」がおすすめです。
5. ネルコ「国産檜すのこローベッド」
お子様に安心サイドガード付き
国産のひのき材を贅沢に使った連結タイプのファミリー向けローベッド。ひのきは耐久性が高く建築材としても人気な木材です。虫や菌にも強く、良い匂いを発するのでリラックス効果もあります。寝返りが多いお子様に安心のサイドガード付き(取り外し可能)も魅力。
6. カーサヒルズ「Villa」
魅惑のアジアンリゾート
非日常感が得られるアジアンリゾートテイストが素敵なローベッド。ウォールナット材を使用した豊かな質感も魅力です。
床板はすのこですが、一般的なベッドで使われているすのこよりも極厚で脚が付いています。荷重が多くかかった際にすのこ自体が床につくため、安心して体を任せることができます。アジアンテイストのインテリアが好きな人に特におすすめです。
7. BED STYLE「ウォルナット材を使った収納ベッド」
大量の荷物が収納できる
高級木材ウォールナットを使用した本格派ベッド。薄型のヘッドボードがスタイリッシュです。BOX構造の引き出し部分はフルスライドレールを採用した高級仕様。価格は高めですが、高い満足感・使用感を得られます。
8. ビーナスベッド「ヴェール[ナチュラル](日本製)」
上品でやさしい
ヘッドボードが天然木バーチ無垢材で作られたベッド。光沢がある美しい木肌が特長のバーチは、肌触りが良く、傷や水にも強いこともメリット。明るく上品な色合いのため、薄めの床との相性が良いでしょう。
サイドフレームとフットボードの一部を突板にすることで、無垢材を使ったベッドとしては低価格を実現できました。継脚仕様なので、3段階の高さ調節が可能です。※このベッドは組立サービスが無料です
9. ビーナスベッド「ウォールナット無垢材のベッド コルツ(日本製)」
一生もののベッド
天然木の無垢材を使って作られた贅沢なベッド。カラーバリエーションは素材が異なる3色で、濃い順にウォールナット・オーク・ブラックチェリーがあります。
オイル塗装によって仕上げられているので、木が持つ自然な「経年変化」が楽しめ、人と一緒に年を重ねていく風合いが魅力。まさに一生もののベッドとしてふさわしいです。価格は高めですが、高い満足感を得られる逸品。※このベッドは組立サービスが無料です
10. ドリームベッド(サータ)「ニューヨーク552」
超本格派の贅沢な寝心地
全米No1の超有名ブランド「Serta(サータ)」のキングサイズベッド。「SK(セミキング)」というサイズは横幅180cmなので、一般的なキングサイズと同じです。
サータは日本では広島県にあるドリームベッドの工場で作られています。本革を使用した最高級の質感が魅力で、贅沢な空間を演出したい人におすすめです。
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【厳選】おすすめのキングサイズマットレス 4選(1枚タイプ)
- ベッドフレームとセットで選べるマットレスに満足できない
- 1枚ものが良い
そうお考えの方におすすめのキングサイズマットレス(1枚タイプ)をご紹介します。
1. エマ・スリープ「エマ・ハイブリッドV2」
世界中で600万人以上が愛用(シンプルな返金保証あり)
エマ・スリープはドイツ発の海外マットレスブランド。2015年に欧州で発売以降、数々のアワード(表彰)を獲得していて、世界的な評価を得ています。2021年よりついに日本でも販売開始されました。
本商品(エマ・ハイブリッドV2)は、高反発フォーム×ポケットコイルのハイブリッド仕様で、反発性が高いため寝返りがしやすく、ストロークの深い、高級マットレスのような寝心地がリーズナブルに味わえる点が魅力です。
100日間のお試し期間も付いています。お試し期間付きのマットレスは他のメーカーでもありますが、エマ・スリープはその中でもシンプルかつ親切な仕組み(全国規模での送料無料・梱包材が不要・運送会社の手配不要)なので、気軽に試せることも魅力です。
2. NELLマットレス
寝返りのしやすいマットレス
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業である株式会社Morghtが福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発した新しいマットレスです。シングルサイズあたり約1,200個ものコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレスで、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴。寝返りのしやすさと端の落ち込みを軽減させる工夫を凝らしています。
さらに両面仕様で、抗菌防臭や消臭の機能綿を詰め込んだ贅沢な作り。これで7万円台から買えるのはかなりコストパフォーマンスが優れていると言えます。実際に試しましたが素晴らしい寝心地だと思いました。120日間のお試し期間(返金・返品保証)があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
なお、横幅は190cmなので一般的なキングサイズより10cm大きいです。
3. 日本ベッド「シルキーポケット」
一流ホテルも認めた寝心地
日本ベッドは1926年創業のマットレスメーカーです。その日本ベッドの主力ブランドがシルキーポケットです。高品質なポケットコイルが超高密度に敷き詰められていて、バネ当たりを感じません。
シルキーポケットの「シルキー」とは「とろけるような寝心地」という意味に由来しています。星のや軽井沢や帝国ホテルなど名立たる高級ホテルへの納入実績があり、選んで間違いない傑作マットレスです。
硬さがソフト・レギュラー・ハードから選べるので、カップルで使う場合、シングルサイズ(またはスモールシングル)×2台で好きな寝心地をチョイスできます。
4. サータ「i series ノーマルBOXトップ」
全米No1に導いた超有名マットレス
サータは8年連続全米売上No1を誇る世界的な有名マットレスメーカーです。そのサータを全米No1に押し上げたと言われているのがこちらの「i series(アイシリーズ)」です。詰め物にジェルメモリーフォームという低反発素材を使っていて、優れた反発性・温度調節性が備わっています。
「ファイヤーブロッカー」という燃えにくい素材を入れていることも特徴です。防災意識がある人にもおすすめです。なお、i seriesのセミキングは横幅180cmなので、日本の一般的なキングサイズです。
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【厳選】2台でキングサイズを作るおすすめマットレス 3選
キングサイズ(1枚もの)をサイズ展開として用意していないメーカー・商品も多くあります。
以下ではキング(1枚)を探しているというだけで選択肢から省くのはもったいないと思う、セミシングル・シングルサイズが選べるおすすめマットレスをご紹介します。
- マットレスが分割しても良い
- 振動が伝わりにくいなら、むしろマットレスを分割したい
- 2台のベッドをくっつけてキングサイズを作りたい
という人はぜひご参考ください。
1. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」
高品質な日本製、なのに格安
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で最も売れ筋の人気商品です。
ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用。バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。
さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝れる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず3万円台から買えるのは驚きです。ここまでコストパフォーマンスが優れたマットレスは見つからないと思います。
寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる点もメリットです。実際にすべての硬さを体験をしましたが、特にレギュラーはこれぞスタンダードな寝心地!という印象で、幅広い人に合いやすいと思います。まさに「格安ポケットコイルマットレスの決定版」と言える商品です。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル
2. neruco「バリューポケットコイルマットレス」
とにかく低価格で選びたいならコレ
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。格安価格帯では珍しい高密度コイル(512個/S)仕様です。
しっかりとした詰め物が施されているのでバネ当たりがなく、豊かなクッション性が魅力。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群です。
実際に寝てみた感想としては、ふんわりと支えられる感じで、どちらかというとソフトな寝心地のため特に女性に合いやすいですが、男性の筆者も心地よく感じました。
この優れた寝心地でシングルサイズで1万円台は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じた逸品です。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン
3. ビーナスベッド「オリジナル国産ポケットコイルマットレス」
高級素材「ピアノ線」を使用
岡山県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用しています。
柔軟性が高い詰め物(ワタやネット)を使っているため、ポケットコイルならではの動きが出やすく、体圧分散・寝姿勢保持のレベルが素晴らしい仕上がりになっています。
側地は綿100%で吸水性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能。お届けは従来型の非圧縮梱包ですが、ビーナスベッドでは無料で開梱設置が付いているので、力の弱い人でも安心です。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・ワイドダブル・クイーン(80×2台)、キング(90×2台)
【厳選】2台ならべて使いやすいベッドフレーム おすすめ3選
2台ならべて使いやすいベッドフレームとは、サイドフレームと床板がフラットな構造をしている商品です。また、フレームの横幅がマットレス幅ぴったりであればなおさら使いやすいです。
以下では、2台のベッドフレームをつなげてキングサイズを作りたい人のために、くっつけて使いやすいタイプのベッドフレームをご紹介します。
1. 北欧風シンプルすのこベッド「Banon」
低価格で探している人はコレ
ベッド専門ショップ「ネルコ」のオリジナルすのこベッド。フレームに極太の板を補強し、強靭な耐久性があるベッドです。きしみや揺れの心配がなく、安心して眠ることができます。価格はシングルサイズで17,990円。コストパフォーマンスに優れたおすすめの逸品です。
サイズバリエーションが豊富で、ショート丈(長さ180cm)も選べるため、小柄なカップルや女性同士という使い方もしやすいです。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン
2. RASIK(ラシク)「国産ヘッドレス跳ね上げ式ベッド」
ヘッドレス×国産で選ぶならコレ
ヘッドレスタイプの国産跳ね上げベッド。ひとつ上でご紹介した商品の姉妹モデルです。ヘッドボードがないので、跳ね上げ式ベッドの中でも省スペースで置けることが魅力。組み立て設置ありで8万円台から買えるコストパフォーマンスの高さは、ヘッドレス×跳ね上げで考える最もおすすめできる商品です。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル
3. USBポート付き収納ベッド「ZESTO」(当サイト特別モデル)
使い勝手にこだわりたいならコレ
ベッド専門店「ネルコ」さんと当サイトが共同開発したオリジナル収納ベッド。理想の収納ベッドを作ろう!という企画で、今回は「なるべく低価格、だけど使用感にこだわる」というコンセプトで完成した商品です。
USBポート付きのコンセントがある使い勝手が良いヘッドボードが特徴(いろいろな物が置きやすいように寸法にもこだわりました)で、価格はセミシングルサイズで19,990円からという引出し収納付きベッドとしては最安値レベルを実現。手前味噌ですが、相当コストパフォーマンスは優れていると思います。
選択可能サイズセミシングル・シングル・セミダブル・ダブル・クイーン
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キングサイズは本当におすすめ?
ホテルのキングサイズベッドで眠ると翌日の目覚めが良いように感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
普段眠っているベッドより広いため、睡眠時間が快適に過ごせた結果だと思います。
部屋と予算とは相談ですが、ベッドは広い方が快適に眠れるので、キングサイズのベッドを置ける人をぜひ購入されると良いでしょう。
キングサイズは大人でも思いっきり大の字で眠れる広さなので、超贅沢に一人で使うのも良いかもしれませんね。
連結・分割できる「連結ファミリーベッド」とは?
例えば、「今は子供といっしょに寝ているけど、将来子ども部屋を作って寝室をわけたい」と思っているご家庭も多いのではないでしょうか。
この考え方をうまく商品に反映させたのが「連結ファミリーベッド」です。(この記事の上でも少しご紹介させていただきました)
連結ベッドはシングルサイズ以上の大きさを連結できるので、キングサイズ以上の大きさを実現できることもメリットのひとつです。
連結ベッドは以下のような特徴があります。
連結ファミリーベッドの特徴
- 連結しやすいようなフラットデザイン
- 連結してずれないように固定させるパーツ(金具など)が付いている
固定するパーツは商品によってついていなかったりします。(基本的についてる商品が多い)
別の言い方をすると、つなげて使いやすそうなデザインのベッドフレームであれば連結ベッドでなくても、くっつけて「ひとつの大きなベッド」として使うこともできるのです。
ただし、固定させるパーツがないと、衝撃を受けたときにベッドフレームがズレやすく、事故の原因にもなるので、小さいお子様がいる場合などは連結ベッドとして売られている商品の中から選ぶ方が無難でしょう。
なお、連結ベッドは基本的にマットレスも分割されているので、「一人でキングサイズを贅沢に使いたい」という人には向いていません。
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【厳選】おすすめのベッド通販サイト 3選
最後にキングサイズのベッドが買えるおすすめの通販サイトをご紹介します。
ベッドを買うならネットショップがおすすめです。
ベッドは大きな家具のため実店舗では品ぞろえが少なく、ネットショップの方が圧倒的に品ぞろえが豊富。特にキングサイズは大きいサイズのため、実店舗での取り扱いは少ないです。
しかもネットショップであれば店舗家賃などがかからないため、商品価格がその分安くなります。コストパフォーマンス良くベッドを買いたい人はぜひ参考ください。
1. CASA HILS(カーサヒルズ)
参照:CASA HILS
おしゃれなローベッドならここ
CASA HILSは基本的にローベッドに絞って商品開発をしているので、他のベッドタイプや全体的な品ぞろえが少ないですが、その分ハイクオリティな商品が厳選されています。「スタイリッシュなベッドを探している」「大きいサイズのベッドを探している」という人にぜひ見ていただきたいショップです。
2. neruco (ネルコ)
参照:neruco
豊富な種類・抜群のコスパ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由。取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人におすすめです。セールやキャンペーンも頻繁に行っているので、お得に買いたい人は必見です。
2. BED STYLE(ベッドスタイル)
参照:BED STYLE
ユニークな商品が魅力
商品数が3,000点以上の日本最大級のベッド専門店。ニッチなカテゴリーも豊富に取り扱っていて、ファミリーベッドやチェストベッド、跳ね上げ式ベッドは群を抜いています。
また、他ショップにないユニークな機能性がある商品が多い点も魅力です。
3. RASIK(ラシク)
参照:RASIK(ラシク)
シンプルデザイン×格安価格
RASIK(ラシク)は商材の仕入れサイト「株式会社もしも」が直営するベッド専門販売サイト。メーカー直販なので、最安値レベルの価格設定で買えることが魅力です。
ブランドコンセプトは「シンプルモダン」ということで、どんな部屋にも合いやすい長く使えるデザインが特長。当サイトでも特に人気のショップです。
なお、RASIKでキングサイズを選ぶとしたら連結ベッドが中心です。
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いかがでしたでしょうか?
キングサイズの特徴や選び方、おすすめ商品をご紹介させていただきました。
お気に入りのベッドが見つかったのならうれしいです。
「もっとベッドやマットレスの選び方を知りたい」
と思った方は当サイトのトップページ『専門家がおすすめのベッド選びをご提案!』をご参考いただけると幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。