
この記事では、ベッド業界歴15年以上の私が、子供におすすめのマットレス、およびベッドフレームの選び方をご紹介します。
なお、この記事の「子供用」とは、はじめて一人用で寝始めることが多い、小学生・中学生くらいを主要な対象としています。ただし、幼児~高校生くらいまでの範囲もカバーできる内容です。
子供用マットレスは、大人向けの商品をそのまま選べば良いとは限りません。
たとえば、幼児や小学生は体が軽く、汗をかきやすく、寝返りも多いため、硬さや通気性、安全性などの視点が重要です。ぜひ参考にしてくださいね。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら目次
子供用マットレス選びのコツ

子供用マットレスについて、「この硬さ・このサイズを選ぶべき」といった医学的な統一基準や公的な安全規格は、特に小学生以降では明確に定められていません。
では、子供用マットレスは、どのように選べばよいのでしょうか?
ポイントは、「子供ならではの体型・特性」を考えることです。
子供の体型・特性について
子供は大人に比べて体重が軽く、寝返りなど体の動きも活発です。また、発汗量が多いため、蒸れや湿気への配慮も必要です。
さらに、キッズ向けの寝室では、ベッドの上で飛び跳ねたり遊んだりすることも想定しておくと良いでしょう。また、安全面を考えると、落下時にけがをしにくい低めの設計が安心です。
成長後の買い替えも考え、移動しやすさや処分のしやすさまで視野に入れておくと、長く使いやすくなります。
子供に合うマットレスの条件
以上のことから、子供用マットレスは、
- 沈み込みにくい
- 体を動かしやすい
- 蒸れにくい
といった条件を備えていることが理想です。
具体的には、柔らかすぎるものより少し硬めの寝心地がおすすめです。
低反発よりも高反発タイプのほうが寝返りしやすく、小学生くらいの活発な子供にも向いています。また、通気性・吸湿性に配慮されたマットレスなら、汗による蒸れ対策にもつながります。
さらに、安全性や扱いやすさを考えると、厚すぎない・重すぎない・捨てやすいといった点も検討すると良いでしょう。
なお、子供が飛び跳ねることを考えると、スプリングコイルやファイバー系は集中的な衝撃に弱い傾向があります。そのため、子供用としては、衝撃吸収性が高いウレタンマットレスを選ぶのが無難です。
- 少し硬め(沈み込みにくい)
- 低反発よりも高反発(体が動かしやすい)
- 通気性・吸湿性への配慮(蒸れ対策)
- 厚すぎない(転落のリスク)
- 重すぎない、捨てやすい(取り扱いやすさ)
- 飛び跳ね対策には「ウレタンマットレス」
サイズ選びも重要

一般的なマットレスは、長さは約195cmで統一されていて「サイズの違い=横幅の違い」です。
子供でも一人用の場合はシングルサイズ(幅97cm)を基準に選びましょう。睡眠中の体の動きを考えると、快適さを求めるなら一人当たりセミダブル(幅120cm)がおすすめです。
| シングル | セミダブル |
|---|---|
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また、部屋の間取り的にマットレスが置きにくい場合は、セミシングル(幅80cm)という選択肢もありますが、寝返りなどを考えると快適度は大きく落ちます。
よって、個人的には「最低シングル、できればセミダブル」がおすすめのサイズです
なお、高身長(になる可能性含む)のお子様の場合は、通常丈(長さ195cm)ではなく、ロング丈(長さ205cm以上)も検討すると良いでしょう。
子供用マットレス おすすめ4つ
1. SOMRESTAマットレスPREMIUM
グッドデザイン賞受賞・抜群の耐久性と反発性
寝具業界に20年ほど精通したプロが立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。超高密度のウレタンフォームを使用し、従来の3倍(24万回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性が特長です。
高い反発性によって寝返りしやすく、カバーの衛生性も優れ、折りたたんで収納できる機能性の高さも魅力です。なお、2020年グッドデザイン賞を受賞しました。
| 厚さ | 約10cm |
|---|---|
| 芯材 | ウレタンフォーム |
| 反発性 | 高反発 |
| 衛生・安全 | 抗菌防臭・防ダニ |
| 価格 (Sサイズ) |
49,900円 |
2. マニフレックス「モデル246」

水で発泡させたウレタンフォームを使用
高反発マットレスのパイオニア「マニフレックス」の中で、多くのリピーターから長く愛され続けているロングセラーモデルです。
芯材には、水で発泡する特許素材「エリオセル®」を採用。一般的なフォーム素材とは異なり、燃焼時に有毒ガスが発生しにくい点が特徴で、安全性や環境面に配慮されています。また、通気性が高い「オープンセル構造」のため、汗をかきやすい幼児や小学生にも使いやすいです。
| 厚さ | 約16cm |
|---|---|
| 芯材 | エリオセル®(特殊ウレタンフォーム) |
| 反発性 | 高反発 |
| 衛生・安全 | エコテックス®スタンダード100認証 |
| 価格 (Sサイズ) |
50,600円 |
3. 源ベッド「咲夜ハイフィール」

寝心地を追求した薄型マットレス
当サイト(椚大輔のベッド選び)と、国産ベッドメーカー「源ベッド」が共同開発した薄型マットレス。
『薄型マットレスとは思えない至高の寝心地』を目指し、薄型タイプでは珍しい3層構造、表層には超高密度・高反発フォームを採用しています。
3層構造ならではの体圧分散・寝姿勢保持・荷重分散のバランスの良さと、高反発ならではの寝返りサポート性が高い寝心地が実現されていて、約4万円から買えるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
| 厚さ | 約12cm |
|---|---|
| 芯材 | ウレタンフォーム |
| 反発性 | 高反発 |
| 衛生加工 | 抗菌防臭・防ダニ(マイティトップⅡ) |
| 価格 (Sサイズ) |
41,990円 |
4. コアラマットレスプラス PLUS

寝心地と機能性を高めたNEWスタンダード
2015年にオーストラリアで創業した「コアラ®」の新しいスタンダードマットレス。「ゼロディスターバンス技術」によって振動が伝わりにくい静かな寝心地が特徴です。
硬さ調節ができるため、子供の成長や好みに合わせて寝心地を変えやすく、さらに、蒸れ対策として冷感素材「PolarBands」を選べる点も、汗をかきやすい子供には相性が良いポイントです。
| 厚さ | 約23cm |
|---|---|
| 芯材 | ウレタンフォーム |
| 反発性 | 一般(高反発寄り) |
| 衛生加工 | 抗菌 |
| 価格 (Sサイズ) |
99,900円 |
シーツやパッドを使ってメンテナンス性を高めることも重要

子供は汗をかきやすく、マットレスが不衛生な状態になりやすいため、メンテナンス性も重視しましょう。
特におすすめなのが、敷パッドやシーツを活用することです。これらを使えば、汗や汚れが付いてもこまめに洗濯しやすくなります。素材としては、吸湿性や調湿性に優れたものを選ぶと、蒸れ対策にもつながります。
また、おねしょや嘔吐などに備えるなら、防水シーツ(マットレスプロテクター)を使うと安心です。基本的にマットレスの芯材は洗えない商品が多いため、汚れや菌が内部へ浸透するのを防ぐ意味でも役立ちます。
子供用のベッドフレームはどう選ぶ?

床から30cm程度まではホコリが滞留しやすいゾーンとも言われています。
よって、衛生面を考えると、子供用マットレスはベッドフレームに乗せて使う方がおすすめです。
荷物が多い家庭なら、収納スペースを確保しやすい収納付きベッドが便利です。できるだけシンプルで低価格に抑えたい場合は、すのこベッドが選びやすいでしょう。
| 収納付きベッド | すのこベッド |
|---|---|
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兄弟・姉妹で使う場合は、二段ベッドも選択肢になりますし、部屋を広く使いたいならロフトベッドも手段もあります。
| 二段ベッド | ロフトベッド |
|---|---|
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さらに、インテリア性を重視するなら可愛いデザインのベッド、身長によって、ショートサイズやロングサイズを選ぶ方法もあります。子供の年齢や部屋の広さ、将来性まで含めて考えることが大切です。
ベッドフレームなしという選択肢

一方で、ホコリがそこまで気にならない場合は、ベッドフレームを使わない(マットレスを床に直置きする)という選択肢もあります。
除湿シートを併用し、定期的に換気や陰干しを行えば、マットレスや床にカビが発生するリスクは抑えられます。
特に、軽量なウレタンマットレスや折りたたみマットレスなら、床置きで使いやすいです。
部屋を広く使いたい場合や、将来的にレイアウト変更を考えている場合には、あえてシンプルな床置きスタイルにするのも一つの方法です。
まとめ

以上、子供用マットレス選びのコツをご紹介しました。
子供や小学生向けのマットレスを選ぶ際は、「少し硬め」で寝返りしやすく、蒸れにくい仕様を意識することが大切です。特に幼児や小学生は体が軽く、汗をかきやすいため、高反発タイプや通気性に配慮されたマットレスが良いと思います。
また、安全性や将来の使いやすさを考えて、「重すぎない」「厚すぎない」ことも重要です。加えて、防水シーツや敷パッドを活用し、衛生的に使える環境を整えることもポイントです。
ベッドフレームについては、収納付き・すのこ・二段ベッドなど、部屋や家族構成に合わせて選ぶとよいでしょう。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。








