
知っておきたい!収納ベッド選びの決定版
私はベッドメーカーで働き、本当にたくさんの収納ベッドを見てきました。
この記事では業界歴15年以上のベッド・マットレス専門家が収納付きベッドの選び方をご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。※おすすめ7モデルはこちら(ページ内)
著者情報
【公平性について】この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。ただし、おすすめ商品および掲載位置はメーカーの関与はなく、当サイト独自の評価方法を基に決めています。
目次
収納付きベッドの種類
収納付きベッドとは、引き出しなどの収納機能が付いたベッドフレームです。
収納付きベッドには大きく以下の4つの種類があります。
引出し | チェスト | 跳ね上げ式 | フタ式 |
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1. 引出し収納ベッド
見た目がすっきり、収納力は普通
引き出しが2~3杯付いたスタンダードな収納ベッド。見た目がすっきりしていてどんな部屋にも合わせやすく、比較的安価で買えることがメリットです。
ただし、低価格な商品は完全組立品(パーツが大量のタイプ)が多く、横揺れや移動に弱い場合があります。耐久性を求めるなら価格はやや高くなりますがBOX構造の引き出し収納ベッドがおすすめです。
こんな人におすすめ(〇) |
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こんな人には不向き(×) |
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2. チェストベッド(大型収納)
最大級の収納力
チェストベッドとは、たんす(チェスト)のように多くの引き出しが付いた大容量収納ベッドのことです。収納場所が複数に分かれているため、整理整頓しやすいことが特徴です。
押し入れレベルの収納力があるので『荷物が多いけど部屋にクローゼットがない』という人におすすめです。ただし、他のベッドに比べて床からの高さがあるので、寝相が悪い人は転落によってケガをする心配もあるので注意してくださいね。
こんな人におすすめ(〇) |
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こんな人には不向き(×) |
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3. 跳ね上げ式ベッド(大型収納)
省スペースで大容量
床板を跳ね上げて使用する収納ベッド。広大な収納スペースが特徴で、特に大きな荷物の収納に向いています。
引き出しタイプに比べると荷物が取り出しにくいため、頻繁に出し入れしないもの(衣替え用の衣服や布団、スーツケースなど)を収納するのに適しています。
また、引き出しタイプと違って「引き出すスペース」が必要ないため狭い部屋でも置きやすく、2台並べての使用もおすすめです。
こんな人におすすめ(〇) |
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こんな人には不向き(×) |
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4. フタ式収納ベッド
大容量×お手頃価格
床板下が大容量の収納スペースになっているベッド。跳ね上げ式ベッドの超簡易版とも言える構造です。収納スペースを床板でフタをして使うことから「フタ式収納ベッド」と当サイトでは呼んでいます。
シンプルな構造なので、低価格・組立が簡単・耐久性が高い(ネジを多用しないので、揺れや移動に強い)傾向があります。
デメリットは、収納物が取り出しにくいことです(取り出すときにはいちいちマットレスを下ろして、床板を外さないといけないため)。
こんな人におすすめ(〇) |
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失敗しない!収納ベッドを選ぶポイント6つ
1. 収納したい「物」や「量」を考える
収納付きベッドを選ぶ際、最も重要なのは「何を・どのくらい収納したいか?」という点です。
たとえば、細かな荷物が多いなら「引き出しタイプ」、大きな荷物が多いなら「跳ね上げタイプ」といった形で考えると良いです。
また、収納付きベッドの場合、ベッドの高さ(深さ)が収納力と直結するので、自分の収納したい荷物の量を考えて、商品を決めましょう。

収納したい物を「具体的にイメージする」ことが大切です。
2. ヘッドボードの機能性
収納力を求める人は、ヘッドボードにも注目しましょう。
ヘッドボードに物を置く(収納する)メリットは、寝ている時に手を伸ばして気軽に取れることです。
普段よく使うもの(ティッシュや目覚まし時計など)が置けるかどうかが大切なポイントです。

特に棚の奥行きや、コンセントの有無といった点をチェックするのがおすすめですよ。
3. 引き出しのタイプ
引き出しタイプの収納ベッドの場合、引き出しが「オープンタイプ(分離型)」か、「BOXタイプ(一体型)」のどちらかです。
タイプ | オープンタイプ | BOXタイプ |
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メリット |
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デメリット |
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オープンタイプは、ベッドフレームの下に引き出しを滑り込ませて使います。

梱包サイズを小さくできるため、低価格の商品が多いですが、横揺れに弱いというデメリットがあります。
一方、BOXタイプは、引き出し部分が箱になっているので、ホコリが入りにくく、耐久性も高いです。


使用感としてはBOX構造がおすすめです。
目安としてシングルサイズで4万円以上の引き出し収納ベッドにBOX構造が採用されやすく、特にチェストベッドはBOX構造が多いです。
4. 床板の種類
収納付きベッドの床板は、大きく以下の2種類があります。
タイプ | パネルタイプ | すのこタイプ |
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メリット |
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デメリット |
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合わせるマットレスの種類で決めると良いです。
スプリングコイルマットレスなら、側面からの通気性も高いので、パネルタイプでも問題ありませんが、ウレタンマットレスは蒸れやすいので、すのこ床板を推奨されている場合が多いです。
5. 組み立ての難易度
安価な収納ベッドは、完全組立品の場合が多いです。

パーツを細かく分けることで、梱包サイズが小さくできるため「格安の収納ベッド=完全組立品」が基本です。
ただし、商品によって難易度が異なるので、組立工程はしっかりと確認しましょう。
6. 耐荷重
頑丈なベッドを選ぶには「耐荷重」もチェックしましょう。耐荷重とは、ベッドフレームが何kgの荷重まで耐えられるかの数値です。
特に、体重が重い人(80kg以上)や二人で使う人、重く分厚いマットレスを使いたい人などは、耐荷重は気にすべきポイントです。
大雑把な目安としては「自分の体重+30kg」以上の耐荷重がある商品がおすすめです。
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迷ったらコレ!おすすめの収納付きベッド 7つ

魅力的に感じる収納付きベッドを集めました。
1. neruco「USBポート付き収納ベッドZESTO」※当サイト特別モデル
「理想の低価格収納ベッド」を追求
ベッド専門店「neruco」と当サイトが共同開発したオリジナル収納ベッド。理想の収納ベッドを作ろう!という企画で、「なるべく低価格、だけど使用感にこだわる」というコンセプトで完成したベッドです。
USBポート+コンセント付きの使い勝手が良いヘッドボードが特徴で、引き出し収納ベッドの最安値レベルを目指しました。
サイズバリエーションも豊富で、クイーンやキングといった大きなサイズも低価格で購入できることもメリットです。レビュー記事はこちら
メーカー | neruco |
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タイプ | 引き出し収納ベッド |
サイズ | セミシングル~キング |
価格 (Sサイズ) |
21,990円 |
2. neruco「BOXタイプ収納ベッド Lester」
低価格なBOX構造タイプ
照明・棚・コンセント付きの充実したヘッドボードが特長の収納ベッド。2杯の引き出しと床板下の長物収納スペースがあり、スタイリッシュながら収納力も抜群です。
引き出しがBOX構造タイプなので、組み立てが簡単で耐久性が高く、頑丈設計です。安心してベッドを使いたい人におすすめの逸品。レビュー記事はこちら
メーカー | neruco |
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タイプ | 引き出し収納ベッド |
サイズ | セミシングル~キング |
価格 (Sサイズ) |
40,990円 |
3. RASIK(ラシク)「日本製 引き出し5杯大容量ベッド」
国産チェストベッドで最高レベルのコスパ
豊富な引出しと長物収納スペースがある大容量収納チェストベッド。荷物が多い人におすすめです。国内の老舗ベッド工場で製造され、細かなディテールまで丁寧に作られています。
国産×組立設置付きで6万円台から買えるチェストベッドは他にはなかなか見つかりません。さらに薄型タイプのヘッドボードには棚・コンセントが付き使い勝手も良好。チェストベッドで悩んでいる人はまずはこの商品をご検討いただきたいです。レビュー記事はこちら
メーカー | RASIK |
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タイプ | チェストベッド |
サイズ | セミシングル~ダブル ※ショートあり |
価格 (Sサイズ) |
66,980円 ※組立設置付き |
4. neruco「シェルフ付きチェストベッド Wanda(USBポート付)」
ヘッドボードにたくさん収納できる
ヘッドボードの中にも収納スペースがあり、「これでもか!」と言わんばかりの収納力を追求したチェストベッド。ガジェッド好きにも嬉しいUSBポート付きです。
奥行きがあるヘッドボードにはモバイルノートパソコンやタブレットが置けます。機能性を追求する人におすすめです。レビュー記事はこちら
メーカー | neruco |
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タイプ | チェストベッド |
サイズ | シングルのみ |
価格 (Sサイズ) |
49,990円 |
5. RASIK(ラシク)「日本製 薄型棚付き跳ね上げ式ベッド」
国産×組立設置付き9万円台
国産・棚付き・セミオーダータイプ・組立設置サービス付きという好条件にもかかわらず9万円台から買える抜群のコスパを誇る跳ね上げ式ベッド。
なるべく低予算でしっかりした跳ね上げ式ベッドを探している人はまずはこの商品からご検討ください(これ以上のお買い得モデルはなかなか見つからないと思います)。レビュー記事はこちら
メーカー | RASIK |
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タイプ | 跳ね上げ式ベッド |
サイズ | セミシングル~セミダブル ※ショートあり |
価格 (Sサイズ) |
92,980円 ※組立設置付き |
6. BED STYLE「本棚付きの跳ね上げ式ベッド」
読書好き必見!
ヘッドボードに本棚収納がある跳ね上げ式ベッド。本棚収納はDVDが約90枚入る容量です。奥行きは15cmなので、文庫~A5判くらいまでなら収納でき、一般的な漫画の単行本も入ります。ベッドで本を読みたい人におすすめです。レビュー記事はこちら
ショップ | BED STYLE |
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タイプ | 跳ね上げ式ベッド |
サイズ | セミシングル~セミダブル ※ショートあり |
価格 (Sサイズ) |
144,766円 ※組立設置付き |
7. RASIK(ラシク)「大容量640L収納ベッド」
「跳ね上げ式ベッドは高くて買えない」という人はコレ
ベッド下が全面収納庫になった大型収納ベッド。引き出しタイプではないので、荷物がやや取り出しづらいですが、その分、大容量収納ベッドが低価格で買える点は大きなメリットです。「荷物が多いけど、ベッドに予算をかけられない」という人におすすめです。レビュー記事はこちら
メーカー | RASIK |
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タイプ | フタ式 |
サイズ | シングルのみ |
価格 (Sサイズ) |
22,980円 |
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その他、収納付きベッドに関する情報や質問
1. 収納付きベッドのデメリットは?
組み立ての大変さと、重さです。たくさんのパーツを使う収納ベッドは、組み立てが大変で、総重量も重くなる傾向があります。
特に完全組立品の収納付きベッドは、移動や、分解し再組み立てを想定していないため、基本的に一度組み立てたらその場所で使い続けなければなりません。
部屋の模様替えなどで、レイアウトを変えるためにベッドを引きずったりしたら、ネジやパーツが歪み、耐久性が落ちる心配もあるので、極力動かさないようにしましょう。

BOX構造以外の収納付きベッドは、基本的に引越し時には買い替えが必要になることが多いでしょう。
2. 収納付きベッド以外のベッドの種類は?
もちろん、収納機能がないベッドフレームもあります。代表的なのは、ローベッド、すのこベッド、脚付きマットレスあたりです。
ローベッド | すのこベッド | 脚付きマットレス |
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収納機能がない分、低価格に買いやすく、見た目もスッキリしていることが特徴です。
3. 収納付きベッドの「マットレスの選び方」
収納付きベッドでは、マットレスとの相性が大切です。
特にチェストベッドや跳ね上げ式ベッドは、厚すぎたり重すぎたりするマットレスを選ぶと、使用感が悪くなったり、故障の原因にもなるので注意してください。
よって、基本的にセットで選べるマットレスを使うのが無難です。
なお、複数のグレードのマットレスを選べる場合は、最安値ではなく真ん中以上のモデルがおすすめです。なぜなら、最安値のマットレスは価格訴求が目的で、寝心地が良くないものがほとんどだからです。

マットレスの選び方については以下の記事をご参考にしてくださいね。
4. 収納付きベッドの「サイズの選び方」
サイズを間違えてしまうと快適な睡眠・住居環境を得られないので、大事なポイントです。
基本的なサイズは以下のとおりです。※寸法はマットレスが基準です
サイズ | 寸法(幅×丈) | シーン(人数) |
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セミシングル | 80cm×195cm | 小柄な人向け |
シングル | 97cm×195cm | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm×195cm | 1人でゆったり |
ダブル | 140cm×195cm | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm×195cm | 2人でゆったり |
キング | 180cm×195cm | 2人でもっとゆったり |
睡眠の質を重視したい場合は、一人ならセミダブル、二人ならクイーンサイズ以上のマットレスがおすすめです。基本的にマットレスは大きいサイズの方が快適に寝られるからです。

収納付きベッドの場合、大きさ(サイズ)が収納容量につながるので、とにかく収納力を求める人は、できるだけ大きいサイズを選ぶのもおすすめですよ。
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【収納付きベッドが強い】おすすめのベッド通販サイト 3つ
1. ネルコンシェルジュ neruco

格安×引き出し収納ベッドならココ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド通販サイト。圧倒的な種類の豊富さが人気の理由。
特に1万円台から買える格安タイプの引き出し収納ベッドは他ショップに比べてコストパフォーマンスの良さが光ります。
取り扱っているマットレスのブランドが幅広く、サータやフランスベッドなど、こだわりのマットレスを選びたい人にもおすすめです。
2. RASIK(ラシク)

大型収納のコスパが素晴らしい
RASIK(ラシク)は商材の仕入れサイト「株式会社もしも」が直営するベッド専門販売サイト。メーカー直販なので、最安値レベルの価格設定で買えることが魅力です。
特筆すべきは、国産の大型収納(チェストベッド・跳ね上げ式ベッド)のコストパフォーマンスの高さです。商品価格だけでも業界トップレベルなのに、さらに組立設置サービスが付いたモデルはコストパフォーマンスが抜群です。国産×大型収納ベッドを探している人はぜひ一度チェックしてみてください。
【ご紹介】当サイト限定クーポン
BED21
内容「全品15%OFF」
※上記をカート画面で入力
※他のクーポンとの併用不可
※公式サイトのみ対象
\限定クーポンで15%OFF/
RASIK(ラシク)はこちら
3. BED STYLE(ベッドスタイル)

ユニークな商品が魅力
商品数が3,000点以上の日本最大級のベッド専門店。収納ベッドの品ぞろえが多く、特にBOXタイプのチェストベッドと跳ね上げ式ベッドは群を抜いて良い商品が豊富です。
また、ニッチなデザインも豊富で、他ショップにない「本棚付き」や「照明付き」などのユニークな商品がある点も魅力です。
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まとめ
収納付きベッドの選び方をご紹介しました。
収納ベッドの種類は大きく分けると「引き出し収納ベッド」「チェストベッド」「跳ね上げ式ベッド」「フタ式収納ベッド」の4つです。
選ぶポイントは、ベッドに『何を・どのくらい収納したいか』が特に重要です。
よって、買う前に自分の使い方をしっかりとイメージしましょう。
もしベッド選びに迷ったらお気軽にお問い合わせください。できる限りサポートいたします。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。